前日の旅行記

127.備北交通(三次)
頓原経由花栗口行
広島200か34
宇遠木→赤名(840円)
7時26分~7時58分


ギリギリに停留所へ向かうと早着したバスが発車するところだった。これを逃すと午後までないので手を挙げて乗せてもらう。バスには誰も乗っていなかった。

北上するにつれて標高があがり、どんどん雪深くなっていく。一番高いところが赤名峠。そのトンネルの中が県境になっていた。島根県突入だ。そこからしばらく下ると突然集落が現れてそこが赤名だった。



赤名駅-Akana Station-(島根県飯南町)
ここはかつて国鉄の自動車駅だった。そこの幹線である国鉄雲芸線は最盛期は出雲市駅と広島駅を結んだ。さらにここ赤名駅からは大田市駅などへの支線が伸びていた。
駅の周りでふらふらしてたら窓口のおばちゃんに窓口の中に招かれて、お茶を出してくれた。おばちゃんはここで遠方からの人を見かけるとどこから来たのか聞くようにしているという。東京からだと言うと喜んでくれた。おばちゃん曰く、かつては国鉄幹線の主要駅として窓口の建物に入りきらないほどの人がバスを待っていたという。しかし現在は1日10人と満たない、JRのバスも来なくなり駅長さんも辞めしまった。最近まで経由していた広島~松江・出雲の広電の高速バスも高速松江線の新区間開業に伴い、赤名には寄らなくなってしまってコミュニティバスの1停留所になってしまったのだ。
10分の乗り継ぎ時間だがいろいろ話せてよかった。途中から一緒にいた運転手さんとともに町営バスに乗り込む。


128.飯南町
掛合の里経由たたらば壱番地行
島根200さ862
赤名駅→たたらば壱番地(400円)
8時10分→9時06分


上記の高速バスの経路変更に伴い、赤名などの旧高速バス停と一般道のバス停を集約して高速松江線沿いに誕生したたたらば壱番地バス停を結ぶために開業した路線。
地元客を一人だけ乗せてバスは発車する。その人はすぐに降りてしまった。国鉄バスの跡に沿ってバスは北上する。いくつかのバス停で高校生が待っていたが乗っては来なかった。スクールバスがあるのかな。いくつものトンネルを抜けて掛合の集落に着く。掛合の里で方向転換すると少し戻って高速松江線を目指して東の山道を進む。のぼりきると松江線が見えてきた。
松江、出雲への乗り換え地たたらば壱番地に到着だ。




たたらば壱番地-Tataraba Ichibanchi-(島根県雲南市)



ぶた丼



129.雲南市民バス
吉田大東線(三刀屋バスセンター行)
島根200は190
たたらば壱番地→三刀屋バスセンター(200円)
11時07分~11時36分


大型のワンステップバスでやってきた。すでに3人くらい乗っている。放送も運賃表示機もあるから普通の路線バスと変わらない。
バスは今度はずっと坂を下っていく。一面銀世界の車窓だがだんだん雪が少なくなっていった。家が多い平地になると細い道へ走っていく。三刀屋バスセンターはその途中だった。

 

三刀屋バスセンター-Mitoya Bus Center-(島根県雲南市)
ここもかつての自動車駅。雲南市の旧三刀屋町の中心地にある。


130.谷本ハイヤー
三刀屋出雲線(出雲市駅行)
島根200か163
三刀屋バスセンター→出雲市駅(750円)
13時15分~14時03分


 
乗せてきたのは高校生一人だけ。折り返し便も自分だけを乗せて発車する。三刀屋の市街を出ると広島から出雲大社へ向かう一畑バスの後ろにくっついて堤防の県道を走っていたが、やがて横道に入る。これがなかなか狭い道だ。たまに県道に復帰するけどまた集落へ立ち寄る。出雲市駅が近くなってようやく初の一般客の高校生が乗ってくる。一畑電車の大津町駅を過ぎるとまもなく出雲市駅だった。



131.一畑バス(出雲)
小田駅前経由小田車庫行
島根22か1855
出雲市駅→小田駅前(590円)
14時50分~15時21分


山陰本線と並行して走るが神西湖の北側の国道9号線を走るバスだ。国道の流れにのって西進する。しばらく車内の客の動きはなかったが神西湖が左側に見えてくるとようやく最初の降車があった。そして残りは多伎町での降車だった。みんなそこそこの距離を乗っていた。そして国道から狭い道に入ると小田駅前だった。


132.出雲市
多伎町循環
島根200さ1011
小田駅前→富山(200円)
15時30分~16時02分

小学生3人と地元客3人、そして自分、車はワゴン車だから混み合っているように感じる。しばらく山陰本線に沿って海沿いを走る。現在田儀駅の山側ホームの土砂流入で山陰本線は減便をしているのだが、ホームは道路から見る限り、人の背丈より高い土砂で完全に埋まっていた。
さて小学生たちを降ろすと竹藪の中の狭い坂をゆっくりとのぼっていく。それが15分くらい続くと突然開けて集落に入った。車はそこの総合支所の駐車場へバックで到着した。


富山⇒(道向かい)⇒富山農協前


 
富山農協前-Tomiyama Agricultural Cooperative-(島根県大田市)
富山総合支所のはす向かい、富山農協の前にある。ドアが閉まり寒さをしのげ、トイレがあるという意外に豪華な造り。


133.石見交通(大田)
大田バスセンター行
島根22き1792
富山農協前→大田バスセンター(750円)
17時00分~17時22分


前のバスでのぼってきた山をひたすら下る。畑を見下ろせて気持ちの良い道だ。道路改良工事でときどき道路が極端に狭くなるが、交通量が少ないため問題ない。狭いカーブ道を下っていくとやがて国道9号線に入る。大田市駅の向かい、大田バスセンターへはさほどかからなかった。


明日は石見交通だけで島根県を横断します。

目次にジャンプ



にほんブログ村 旅行ブログ 公共交通機関の旅へ
にほんブログ村



にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村
今回はサンライズ出雲で広島入り。サンライズ出雲と木次線冬眠代行バスを乗り継いでやってきたわけですが、宍道駅で停車中に運転手さんから「来週から運転再開しますからよろしくお願いします」と言われ、はたして次はあるのだろうかと複雑な気分になり…。



前回訪問時に工事中だった三次駅前バス乗り場は三次バスセンターの機能を統合し、名実ともに三次市の交通の拠点としてスタートを切っておりまして

元のバスセンターはというと…

三次(旅館前)として現在も残存しており、三次ワインライナーの阪急運行便は発着地とし、広島行高速線も全便が経由しているようです。待合室のPASPYのチャージ機も撤去されていませんでした。駅からも距離も近く、駐車場もないバスセンター、いつまでこの場所に残ってくれるのでしょうか。

前回の旅はこちら


126.備北交通(三次)
頓原経由花栗口行
広島230あ336
三次駅前→宇遠木(300円)
17時09分~17時26分


今日はこの一本だけ。明日も乗るバスの途中まで乗るのだ。バスは学校帰りの高校生や地元客などを乗せて、2人掛けが1人ずつで全て埋まるくらい。
市街では三次小学校まで広島バスセンターから来た広電バスの後を追う。尾関山公園を越えると人家は少なくなり川沿いの道を北上する。しばらく走ったところが宇遠木だった。自分を降ろしたバスは混んだまま北へ向けて走っていった。

明日はこちら


目次にジャンプ



にほんブログ村 旅行ブログ 公共交通機関の旅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村
2016年1月13日(水)

昨日までやんでいた雪が夜中から降り始め、うっすらと積もってきている。あつみ温泉の温泉街から今日はスタートだ。


18.庄内交通(あつみ)
鶴岡・エスモール行
庄内200か52
温海温泉センター→鶴岡駅前(1190円)
7時22分~8時51分


直前に2台のバスが通過していったがスクールバスのようで停まってくれなかった。そのうち一台が温海川という行き先を出した路線車だったからちょっと不安。しかし2分遅れでエスモール行の中型のバスがやってきた。

温泉街であと一人乗せて、あつみ温泉駅を過ぎると海沿いを走る。途中小学生の集団が乗ってきたが五十川駅で全て降りてしまった。そして今度は少しずつ中学生たちが乗ってきて立ち客が出るほどになった。中学生たちは大きなリュックに、ショルダーバックをリュックの上に載せておりなぜか荷物が多い。彼らを中学最寄りの停留所で降ろすと車内は空いた。
鶴岡市内では渋滞に巻き込まれた。5、6人残した客を少しずつ降ろして20分遅れで鶴岡駅前に到着した。このバスは駅の先のエスモールまで行く。駅時点で自分も含めて3人乗っていたが降りたのは自分だけだった。
鶴岡市街はすっかり雪が積もっていた。



エスモール-S-MALL-(山形県鶴岡市)

鶴岡の路線バスのハブで、駅を経由しない高速バスは東京行を除いてここから発着する。ショッピングセンターを併設していて駅からも近い。



19.庄内交通(酒田)
日本海病院経由酒田・ゆたか町行
庄内200か145
鶴岡駅前→庄交バスターミナル(820円)
9時39分~10時53分

庄内の2大都市鶴岡と酒田を結ぶ路線。南センターから来たバスのお客さんはエスモールから乗った人を含めて10人程度。ラッシュアワーも過ぎて道は空いている。幹線道路をまっすぐ北上。イオンモール三川、イオンモール酒田南というショッピングセンターを通るが酒田南店でみんな降りてしまった。そして日本海総合病院で通院客を乗せて酒田市街へ。バスは駅のロータリーには入らず、路上バス停を通過して長距離バスも発着する庄交ターミナルに到着した。




庄交ターミナル-Syoko Terminal-(山形県酒田市)
地域路線だけでなく東京や仙台、山形などへの路線も発着する酒田市の交通の要所だ。



20.羽後交通(本荘)
(高速)本荘仙台線本荘営業所行
秋田200か1043
庄交バスターミナル→象潟駅前(950円)
11時40分~12時26分


かつては鳥海山を登るバスがあり、その中腹の鉾立というところで酒田からの庄内交通と象潟からの象潟タクシーのバスを乗り継ぐことができた。しかし庄内交通の酒田側が廃止されてしまい乗り継ぎができなくなった。そこで今回は高速バスの一般道区間に乗る。この路線は仙台と酒田・本荘を結ぶ路線で羽後交通の便は本荘まで直通する。庄内~本荘地区は仙台からのお客さんの空いた席に乗ることができるので利用することにした。
乗客は酒田で全員降りてしまい自分だけ。この区間だけの利用は珍しいのか乗車券を見せると運転手さんに驚かれた。
さてバスは国道を羽越線に沿ってひた走る。ところどころ海が見える。遊佐町では集落から離れたところを走るので停留所はない。秋田県に入って三崎公園を過ぎると旧道を進む羽後交通の一般バスをバイパスから抜かす。そしてまもなく象潟駅だった。バスはロータリーの中まで入ってくれた。


駅すぐのラーメン鷹島で昼食。日本海側の魚介風味のラーメンもまもなく食べ納め。


21.羽後交通(本荘)
芹田経由本荘営業所行
秋田22い922
象潟駅前→本荘駅前角(670円)
13時00分~13時54分


バスは駅を出ると象潟地区の小道に入る。なかなか狭くていい感じだ。工業団地などさまざまなところに寄り道しながら走る。またしばらく国道を走るがこのバスは芹田経由。仁賀保の芹田でまた狭隘な道に突入。そこを過ぎるとTDLの工場を横に見ながら北上。このバスは羽後本荘駅には入らず直接本荘営業所まで行く。営業所だと乗り継ぎがギリギリなので駅前角で乗り継ぐ。
 
前が象潟、後が芹田


この先は旅行計画変更となり、青森方面の行程に含まないことになりました。続きは本荘営業所から本庄駅前角経由のバスで再開しています。



22.羽後交通(本荘)
秋田駅経由県立体育館前行
秋田200か497
本荘駅前角→秋田駅(870円)
14時05分~15時20分


今回最後のバスは秋田市まで走る急行バス。車両は一般車と同じだ。古参車が多い羽後交通だがとても古い車両に当たらなかったのは少し残念だ。時間があったら本荘営業所を少し眺めたかったけど。
バスは急行らしくほとんど国道を速い速度で北上する。区間客も意外と多い。区間によってはあまり人の住んでいない地域もあってそこでは長い間隔でバス停が設置されていた。秋田市内に入ると秋田中央バスにポールがあるのに羽後交通にはないところがいくつかあって文字通り急行運転だ。道が広くなって市街地に入るとまもなく秋田駅だった。


最終日は明るいうちに終了。予定では五城目方面まで行ってフローラ号で帰る予定だったのだが、土曜日に期末試験が入ってしまったので急遽新幹線で帰ります。

三国越えとこの先は雪が溶けて暖かくなってからやります。


目次にジャンプ






にほんブログ村 旅行ブログ 公共交通機関の旅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村