次回はこちら

2014年3月27日(木)


33.福島交通(郡山)
玉川経由熱海線(熱海車庫行)
福島22か2251
郡山駅→太田熱海病院(920円)
8時45分~9時35分

郡山駅から再開だ。次のバスは磐梯熱海地区と郡山駅を結ぶ路線。市街地を抜けると国道を走り、熱海が近づくと細道を走る。熱海駅を過ぎると本数の少ない会津バスとすれ違う。磐越西線と併走するようになるとまもなく太田熱海病院に到着。


34.協和交通
本宮市営バス
本宮駅前行
福島200あ338
太田病院前→本宮駅前(500円)
10時00分~10時49分

道路上のポールは福島交通だけ。誘導員の方曰くバスは正面玄関前に着くらしい。なるほどそこへ行ってみると「通院バス待機場所につき駐車禁止」とある。ポールも時刻表もないが時間になるとマイクロバスがやってきた。通院患者を多数降ろしたバスは貸切状態で発車する。さっきのバスが来た道を戻り、熱海駅のロータリーにまで入るが客扱いはしない。本宮市に入るとバス停が現れだし、乗降もそれなりにあった。



35.協和交通
広域生活バス
岳温泉行
福島200あ337
本宮駅前→岳温泉(500円)
13時00分~13時29分

18切符が手元にあるのをいいことに昼食は郡山で食べた。東北本線が新人の運転手さんの実践乗務で「(701系)1500番台は回生ブレーキだから気をつけろ」などと指導を受けていて心配になる。乗り換え時間は5分しかないのだ。
なんとか遅れは3分で済んで乗り継ぐことができた。
上下両方の接続を受けるバスだが他に客は高校生一人だった。住宅街では狭道を走るがそこを抜けると急な上り坂になる。大玉村を抜けて、何度も一般車を退避して登りきると突然温泉街に入る。降車場所を訊かれたのでバスターミナルと答えると目の前で降ろしてくれた。


岳温泉-Dake Onsen-(福島県二本松市)
岳温泉‘駅’となっている。



36.福島交通(二本松)
原瀬経由二本松営業所行
福島200あ1472
岳温泉→二本松駅前(520円?)
14時40分~15時07分

バスはぎりぎりにやってきた。二本松市街と岳温泉を結ぶバスは2経路あり本数が多いが、少ない原瀬経由がやってきた。今度はひたすら坂を下る。かと思えば突然脇道に入る。



二本松のバスは少し厄介だ。西へ向かうバスは東端の営業所か本町を起点としているが、東へ向かうバスは西端の若宮2丁目を起点としているのだ。さらに駅前に立派なロータリーがあるのに乗り入れるのは岳温泉関連系統だけ。しかもどこへ行くバスも行先を「二本松」と表示するのだ。
二本松郵便局でお金をおろして次のバスの起点の若宮2丁目まで歩いてみた。若宮2丁目も簡易郵便局の前だった。


二本松駅前⇒(徒歩約400m)⇒若宮2丁目



37.福島交通(二本松)
針道経由東和小学校行
福島200か1322
若宮2丁目→針道(860円?)
15時40分~16時20分

次のバスからの乗り換え時間は0分。最初は経路として諦めていたが、昨日からの経験からするとどうも福島交通は始発で遅れてきて終点で早着する傾向にあるようだ。事前に接続の有無を営業所に問い合わせてみたが、多分しないであろう、という返事。しかし、乗り継ぎ失敗しても同じバスですぐに二本松へ戻れるし、そこから直通の福島行きがあるから福島までは行けそうだ。
というわけで賭けの東和小学校行を選択。これがなかなか面白い路線だった。先行する塩沢温泉行と別れると脇道に入り急な坂を登る。そして大通りに出るがすぐに曲がってJRの線路を渡る。そしてアップダウンの激しい道を走る。若宮2丁目発車時点で3分遅れていたバスもすぐに遅れを取り戻し、時間調整を繰り返しながら針道には2分の早着だった。

針道-Harimichi-(福島県二本松市)
コミバスのポールも並ぶ



38.福島交通(川俣)
川俣高校行
福島22か2605
針道→川俣高校前(600円)
16時20分~16時49分

さっきのバスに乗っている時、見かけたバスが2分遅れてやってきた。現実ではナイス接続である。駅を一切経由しないのは福島交通としては今や珍しいが、廃止ラッシュの時も通学需要を理由に廃止を免れた、生き残りの路線だ。

その先は崖に沿うような道を走る。川俣の市街地に入ると道が狭くなり交通量も増す。市街地を抜けた先が川俣高校だった。


川俣高校前-Kawamata High School-(福島県川俣町)
JRバスの出張所だ。松川行の市民バスも発着する。道路上のポールは浪江方面が廃止されて以来降車用となっている。燕マークが塗りつぶされた高速車も留置されていた。



39.JRバス東北(福島)
福浪線(福島駅東口行)
福島200か1019
川俣高校前→福島駅東口(1020円)
17時10分~18時00分

今日最後のバスはJRバス東北。かつて福島と浪江を結んだ路線だ。先ほどの来た道を戻るとその先は整備された道を走る。



だが福島に近づくと風景が変わる。狭い川沿いの道を走る。


しかしそれも長くは続かず住宅街になってしまった。そしてまもなく福島駅到着。なんだか郡山より小さな街に感じた。確かに人口は郡山の方が多いけど。




さて、次回は難関の県境越えです。





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2014年3月26日(水)

さて今日は白河から北上します。東北本線が新白河で12分停車するというので新白河で下車。NORUCAを買いに福交白河営業所まで歩いたんですが、・・・遠かった。
白河駅からのアクセスをお勧めします(笑)




白河営業所



前回の旅


27.JRバス関東
白棚線(棚倉駅行)
いわき22か531
白河駅→棚倉駅
10時00分~10時55分(770円)

JR白棚線の路線だ。ここはかつて白棚線という鉄道として開通したが、国鉄水郡線の開業によって利用客が激減。戦時中に不要不急路線として廃止されたのち、線路の跡地をバス専用道として活用して国鉄自動車路線として復活したものだ。JRに引き継がれた現在でもそこそこの運行本数で生き残っている。
直前にダイヤ改正があったようで調べたのと時刻が違っていた。10分前に来たおばあさんも同じのようで怒ってタクシーで行ってしまった。
白河ではあと一人だけ乗せて発車したが、新白河からまとまった乗客があった。磐城金山から小学生が30人近く乗ってきたが、市内で全て降りてしまった。



専用道入口。





駅以外でも行き違いができるようになっている。


駅はこんな感じ。
三森かな、…自信ないですが。





28.福島交通(棚倉)
東館(東館車庫)行
福島22か1993
棚倉駅前→塙駅前(570円)
11時55分~12時15分

福島交通のポールは駅前にはなかった。県道上に発見したが片側バス停である。方向としては反対側だけど営業所から来るとしたらこっちなんだよなー。
バスが始発なのに遅れていてひやりとしたが結局反対側だった。



29.福島交通(棚倉)
鮫川(道少田)行
いわき200か426
塙厚生病院→鮫川役場(780円)
11時50分~12時13分

次も向きがよくわからない。塙駅で食事をして塙厚生病院まで歩いて戻ってきた。病院、駅の順に停まるのは東館行きと同じだけど、その後の経路を考えて東館行きとは反対側で待ってみた。すると正解。会社によっては反対側か否かバス停に書いてあるんだけど。


最初は川沿いを走るがすぐに進路を変えて山を登っていく。段々畑が見えるけどまだ育っていない。駅周辺と鮫川村中心部を除いてフリー乗降の路線だ。とりあえず役場で降りてみることにした。


鮫川市街は狭隘路だ。
滝が近くにあるみたいだけど往復4kmと知って断念。次のバスの起点の湯の田温泉まで歩いてみよう。


鮫川役場⇒(徒歩700m程度)⇒湯の田温泉



こんな道でもしっかりおにぎりが立っているから国道だ。廃道? …ではないはず。



30.福島交通(石川)
宝木経由石川営業所行
いわき22か558
湯の田温泉→石川駅前(910円)
15時00分~15時37分

鮫川村から出るバスで唯一土日も運行している。市街地を出て県道を走るがすぐに脇道に入る。



坂も多く、車窓からは段々畑。やはりフリー乗降だけど乗降はなかった。石川駅までは意外に近かった。降りると無人のバスは営業所へ走っていった。



31.福島交通(小野)
磐城北線(小野駅前行)
福島200か191
石川駅前→小野駅前
16時10分~17時10分

駅にいた犬の相手をしているとバスの時間になった。次のバスは国鉄時代からある磐城北線という路線で最近JRから福島交通に任された路線だ。

川を上り、母畑ダムを見下ろす道を走る。途中で乗った客もすぐに降りてしまう。小野町に入ると道は落ち着いてきた。公式では小野駅前、行先表示には小野新町駅とあったが、アナウンスでは小野駅前とコールしていた。



先日運行を開始した川内村行の復興支援バス。船引からも出ているようなのでぜひ乗ってみたい。



32.福島交通(小野)
柳橋経由郡山駅前行
いわき200か508
小野駅前→郡山駅前(1420円)
17時40分~18時50分

最後は郡山へ向かう基幹路線。磐越東線と始終は同じだけど結構離れたところを走る路線だ。
小野の市街地を抜けるとすぐに山間部に入った。そこからはしばらくフリー乗降区間。福島交通ではフリー乗降を積極的に取り入れているようだ。暗くなる中ハンドルを忙しく切りながら進む。郡山市内に入る。とはいっても風景は変わらないが、真っ暗なバス停で2人を拾い、乗客3人の状態で最後の峠を登る。そして登りきると綺麗な郡山の夜景が見える。市街地では一人だけ乗せて郡山駅に到着。暗い中での長距離路線だったが飽きがこない路線だった。

次回はこちら



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2014年3月28日(金)
なんとか起きて烏山にやってきた。実は前日の27日に実施しようとしていた行程なのだが、寝坊をしてしまい、予定のバスに間に合わなくなってしまった。前回の旅の終点が郡山ということもあり、郡山と烏山の中間地点にある西那須野に泊まっていたのだが、出発時刻の遅い郡山からの行程なら間に合うことがわかった。そこで順序を逆にして福島までの行程を先取りした格好になった。もう同じ過ちを冒さないように昨夜の宿泊地は烏山により近い宇都宮にしたのだった。

駅舎がぴかぴかになっていたり、アキュム用の充電架線が設置されたりと、たった半年で駅は随分様変わりしている。



前回はこちら(~烏山)


20.やしお観光(那珂川町コミュニティバス)
馬頭烏山線(山村開発センター行)
那須200か89
烏山駅→北向田(500円)
7時30分~8時02分

バスは発車の10分前にやってきた。乗ると運転手さんがラジオをかけてくれる(客室にもよく聴こえるようになっている)。タクシーかよっ(笑)。
さてバスはかつてのJRバスを踏襲したルートで北上する。集落が見えてきたらそこが小川町だった。次のバスとは小川仲町から併走するが、小川仲町は乗り場が分かれているという。高田停留所からポールが並んでいることが確認できたのでその二つ先の北向田で乗り換えることにした。


「きたむこだ」と読む。警察署の最寄りでコンビニの前にポールが立っていた。




21.東野交通(黒磯)
那珂川水遊園経由西那須野駅東口行
那須200か125
北向田→西那須野駅東口(400円)
8時26分~9時18分

馬頭車庫からのバスは数人乗せてやってきた。大田原経由の路線だ。だんだん増えてきた乗客も大田原市街で少しずつ降りていった。西那須野駅はそこからすぐだった。



JRの支店は駅前だ。


22.JRバス関東(西那須野)
塩原本線(塩原温泉行)
栃木22う1096
西那須野駅西口→塩原温泉(900円)
9時35分~10時18分

さて次のバスまで時間があるので塩原本線を往復してこようと思う。
最初はごく普通の道を淡々と走る。唯一の二人組の客も千本木で降りてしまう。しかし愛宕山口からがすごかった。渓谷に沿って急カーブの連続。エメラルド色に輝く渓谷を眺めていると温泉旅館が増え始め、塩原温泉バスターミナルに到着した。


かつての塩原温泉駅



往復には塩原渓谷フリーきっぷが便利。昔ながらの企画切符だ。


23.JRバス関東(西那須野)
塩原本線(那須塩原駅行)
栃木22う1096
塩原温泉→西那須野駅西口(900円)
10時35分~11時20分

帰りは多くの人の乗降があり、車内は観光客で賑わった。


旧関谷宿駅。ホームはもう使われていなかった。



24.JRバス関東
ゆ~バス(黒磯駅行)
那須200か119
西那須野駅西口→黒磯駅(200円)
12時00分~13時01分

那須塩原市のコミュニティバスを利用する。JRバスのボディにシールを貼っただけというバスがやってきた。このバスは一乗車200円と安いためか利用が多い。西那須野~黒磯は電車よりも安いがさすがに1時間かけてバスを利用する客は他にいなかった。


25.那須町営バス
黒磯追分線(追分行)
那須200さ81
黒磯駅→追分(500円)
14時37分~15時40分

かつては東北本線に沿って県境まで向かう明神行があり、そこから福島交通の白坂まで歩けたが、昨年デマンドタクシーに移行されて廃止されてしまった。これが栃木県から福島県へ行ける唯一のバスになってしまったのだ。

さて、駅からは誰も乗らず、川を渡って那須町に入る。那須町のショッピングモールで二人を拾った。たまに細道を走ったり、普通の道で方向転換したりと、リエッセの強みを生かしている。一時は無人になったが、伊王野市街でまた客を拾い、伊王野支所に乗り入れる。運転手さんは運賃箱の交換がてら朝乗せてきた人を探しにいったがいなかった様子。
そこを過ぎると道が細くなる。二人を降ろしてしまうと追分のどこまで行くか訊かれる。事情を話して折り返し場所までと頼んだ。運転手さん曰く先日の雪で道が埋まって木まで倒れて追分まですらいけなかったという。そういえば前回は太川陽介たちが歩いていったなぁ、と(笑)。




追分⇒(徒歩3km程度)⇒関の森公園


追分は栃木県最北の集落で10軒ほどの住居がある(運転手氏情報)。人家が途切れるとすぐに県境があった。
やった~、東北地方だ(拍手)。


しかし、そこからが長かった…。休耕地か耕作放棄地か、荒れた畑が続く。白河関の方に構造物が見える。天文台?
道が曲がりくねっていて見えるわりになかなか着かない。

着いた!

思いの外ぎりぎりで関を見に行くことはできなかった。うーん、これは他人には勧められない乗り継ぎだな。

26.福島交通(白河)
新白河駅行
福島200か116
関の森公園→白河駅前(640円)
16時15分~16時47分

最後は福島交通だ。平日3本、休日2本と関の森公園へのアクセスはあまり果たせていない。
関の周辺にも集落があるのは意外だ。
フリー乗降区間が終わるとJRバスと交わる。あちらは新白河経由白河行き、こちらは白河経由新白河行きだ。
終始乗降はなく、私を降ろしたバスは入れ替わりに一人だけ乗せて新白河へと走っていった。



松平定信が藩主を務めたことなどで有名な白河藩。天明の飢饉でも餓死者を出さなかったという。


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