一生忘れない胸に刻まれた3日間:Last day(今日は長いです) | アラフォー親父のわんこ生活

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元々、愛娘と愛犬2頭の4人家族であったが、2024年1月に愛娘が22歳で急死。翌月にはさらにもう一人も・・・。
アラフォー親父が愛犬と過ごす何気ない日々の記録

 

 

4/12〜4/14までの3日間で、生前に愛娘が行きたい!観ておきたい!と話をしていた願いを叶えるため東京へ出かけてきた

もちろん、愛娘の遺影を持参で

 

その3日目!

 

3日目の目的はただひとつ、生前愛娘が「スカイツリーの一番高いところからゆっくりと景色を眺めてみたい」を実現するため

 

 

2日目の夜は、娘の推しのライブを観覧したため、できるだけ会場に近い駅のホテルに泊まろうと予約していましたが旅の直前でキャンセルし、最終日に行く予定だったスカイツリーにできるだけ近いホテルへと変更した

 

しかし、この出来事がまた偶然を引き起こした

 

3日目の朝、ホテルをチェックアウトする前にスカイツリーまでの経路を確認

ホテルから一番近い駅から乗車して乗り継ぎするか、それとも少し歩いたところから乗車して乗り継ぎなしで行くか

 

 

 

私は元々東京が大の苦手で、特に電車の乗り継ぎが・・・

〇〇線とかいうのがあまりにも多すぎて、どの電車に乗れば目的地に着くのかが、田舎者の私にとってはとても苦痛

 

一方、愛娘は以前から東京に憧れていて何度か東京へは訪れていたため、私は娘と一緒に東京へ来た際はいつも娘の後をひたすらついて行ったものだ

 

 

 

そんな苦手意識から、ホテルより少し歩いたところから乗車して乗り継ぎなしでスカイツリーまで行けるルートを選択した

 

この選択が予期せぬことを招いた・・・

 

乗車してスカイツリーのある押上駅には4駅程で着くのだが、乗車して席に座りふと掲示板を見た時に何かに気づいた

 

 

かれこれ7年前だったか・・・娘が入学を希望していた高校の説明会で東京へ来る機会があり、その際に宿泊したホテルが娘はとても気に入っていた

というより「あのホテルに泊まりたい」と言って、半強制的!?に娘が予約したのを覚えている

 

そのホテルは「ロッテシティホテル」

考えてみたら、ロッテシティホテルに泊まった際、部屋からスカイツリーを眺めたな〜

娘が「ロッテシティホテルに泊まりたい」と言ったのには理由があって、ロッテならではのサービスが魅力的だったから

限定スイーツとして「コアラのマーチパンケーキ」や「チョコなしパイの実・トッポ・コアラのマーチ」、「ガーナチョコレートファウンテン」などがあった

実際に宿泊して限定スイーツを目にした娘の喜んだ表情は今でも忘れない

 

 

話は戻るが、乗車して席に座りふと掲示板を見た時、あれ?「〇〇駅」ってロッテシティホテルがある駅だったよな・・・

たまたま選択したルート上にある駅のところに、娘が喜んだロッテシティホテルがあることに気づいたのだ

 

私はスカイツリーのある押上駅で降りることを忘れ、手前の錦糸町駅で迷わず下車

駅構内を出ると、見えた!「ロッテシティホテル」が

 

私の考えすぎなのかもしれないが、1日目、2日目と偶然のような出来事やご縁をたくさん経験してきて、またさらにこんな偶然なことが起こるなんて

 

その時確信した

「今回の東京行きは、明らかに私の想いではなく、娘が私を導いた」と

 

ロッテシティホテルを見て娘との思い出を振り返りながら、いよいよスカイツリーへ!

ロッテシティホテルからはスカイツリーが拝見できるので、それを頼りに歩いて向かった

 

徐々にスカイツリーに近づくにつれ、また涙が溢れてきた

 

そして到着

 

スカイツリーは、5階よりも上階へ行く場合にはチケットが必要なため、事前に日時指定のチケットを購入しておいた

時間が少しあったため、お世話になった方へのお土産を買いつつ、娘の大好きな「リラックマストア」があったため、せっかくなので娘の遺影を入れておけるリラックマのポーチも購入した

これで、これからはいつでも娘は大好きなリラックマとともに出かけられる

 

そして、指定された日時になり、地上から450mの最上階へ

東西南北さまざまな場所で娘の遺影を胸に、ゆっく〜りと景色を眺めた

 

「これが娘が観ておきたかった、目に焼き付けておきたかった景色なのか」と思うと、我慢していた感情が一気に溢れ出し、人目を憚らず号泣していた

 

亡くなる2週間ほど前に、どんな気持ちで娘が「スカイツリーの一番高いところからゆっくりと景色を眺めてみたい」と言ったのか・・・

 

 

最高地点では、3人組のお姉様方が写真の撮り方に苦慮していた様子であったため「私が撮りましょうか?」と声をかけつつ、「私も娘と撮っていただいていいですか」と言いながらお姉様方に撮影を依頼

 

しかし、私が娘の遺影を取り出した瞬間、お姉様方はビックリ😱

でも、「なんて可愛らしいお嬢さんなの」とお世辞を言いながら快く撮影を許可いただいた

 

お姉様方は、私が娘の遺影を斜めに持っていたため、「ダメよお父さん、娘さんを真っ直ぐ持っていてあげなきゃ!ちゃんと持ってよ」と逆にアドバイスをいただきながら、素敵な写真をパチリ

 

 

こんな感じで、夢のような3日間の東京滞在は幕を下ろした

 

 

やっぱり娘が私を見守ってくれていることに改めて気づいた3日間であり、最幸のひとときをプレゼントしてくれた娘に心から感謝です

ありがとう

 

これからもリラックマとともに楽しい旅を満喫しようね