テムズ河の潮汐を眺めつつ -295ページ目

これが大丈夫ならこれも平気でしょう?

日本に里帰りした時に近所のスーパーマーケットに1人ででかけてをゆっくり見て回りました。特に軽かったり日持ちしたりする、海外に送るのに適した食品の棚はじっくりと。スーパーマーケットは「気持ちだけだけど~。」っておみやげをまとめ買いするにもちょうど良いです。子供達には食玩を、日本人のお友達には乾物を選びました。
 その時に思ったんです。桜えびは密かに結構グロテスクだな~と。子供の頃から味も見かけも知っているから食べられるけど、大人になってから初めて見たとしたら食べられないかも知れません。昔は日本でもイナゴを佃煮にして食べたんですよね?桜えびが大丈夫ならイナゴも同じ節足動物だから・・・と思うけれどその飛躍は大きいな。
 節足動物と言えば私はロブスターとかカニも好きで、特にカニはあんなに気持ち悪く見えるミソまで大好きなのに自分で料理するのは恐くて出来ません。足をもぐのも嫌だな~と思ってしまいます。もいであれば中身を出して食べるのは平気なのにね。中学校の家庭科の授業でいわしを手で開くやり方を習った時も内蔵が恐かったな~。

ゴミがようやく・・・

前回『ゴミが・・・』という記事を書いてから1週間が過ぎ、いよいよ『ゴミがまだ・・・』という記事を書くはめになるかと思っていました。でも今朝、とうとう道路工事の所も通り抜けて入って来られる小さめの収集車が来て丸3週間ぶりのゴミを持って行ってくれました。やった~~~!

昨日の時点で夫は区に既に3、4回目になる電話をしていたんです。結局向こうは苦情の内容と言って来た人の連絡先と日時を記録するだけなの。あ、業者に連絡はするらしいけど何が原因で収集しなかったのか、特別収集の支持が実行されたかどうかは関知しないんだって。
 それでまたしても「2、3日経っても収集に来なかったらまたご連絡を。」とか「こちらから連絡します。」とか言うだけ。夫はいちいち担当者の名前を聞いていないけれど、「あなたは先週も同じ話をしてました。また連絡とか、そちらから連絡っていうのは守られてないですよ。」言い返し。
 夫はかなり粘り「これじゃ何の為に税金払っているんだか。区がやる気がないなら自分が直接業者に電話するから番号をください。」って頼みましたがそれもくれないの。秘密らしいですよ。家ばかりではなく下の階のこの建物の(非公式)管理人、スーさんも先週から何回も苦情の電話しているのに。
 でもスーさんはさすがです。彼女はここに長く住んでいるので他の住民から秘密の業者の番号を入手して直接話をしたらしい。そして区には電話代の請求書と公式の苦情の手紙を送ったそうです。本当に。夫も昨日仕事で疲れて帰って来た上、短い子供達との時間を犠牲にして40分も電話してたんです。
 私も夫も「こんな基本的な仕事の事でどうかと思うけど地域を代表するMPに手紙を書くしかもう道が残されていない?!」と相談していました。イギリスでは行政のサービスに不満がある時にはMember of Parliament(国会議員)に手紙を書いて動いて貰うんです。

Tate Modern周辺の散歩

Tate Modern訪問の前後に歩いたSouthwark(サザーク)周辺の写真です。いつもは河沿いの遊歩道を歩きますが、この日は少し南に入ったSouthwark StreetをLondon Bridgeに向かって歩きBrough Marketの向かいにあるパブで休憩しました。ウエストミンスターからタワー・ブリッジまでのテムズ河沿いは観光名所が多くて、休憩にちょうど良いカフェ、パブ、レストランの選択の幅も広いのでかなりお薦めです。

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関係無いですがバス停留所でバスを待つ間に撮った響の写真。親の趣味で飛行帽を被せられています。これをプロフィール写真に使おうと思ったのになぜかエラーが出てしまいます。なぜ~?

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Tate Modernの裏にある建築事務所。会社の名前は忘れましたが、ストリートレベルのウィンドーにたくさん建物の模型が飾られていて、The Tableというカフェまで付いています。

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これも同じくTate Modernの裏にあるオフィスビルディング。私は密かに「ロンドンのFlatiron Building」と呼んでいます。ニューヨークのとは比べ物にならない程小さいけれど。

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テムズ河に架かるSouthwark Bridgeへ至る道。いつも静かでご覧のように観光バスの駐車場になってます。ロンドンの外から来るドライバーはこの橋の存在を知らないらしいです。

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休憩したThe Market Porterという名前のパブ。雰囲気と接客態度と飲み物は良かったです。でもサンドイッチは安かったけれど油っこかったです。近くのThe Bramah Museumのティールームを選ぶんだった。

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パブの向かいはBrough Market。食料品のマーケットで日曜日はご覧の通り閉まっています。一番賑やかなのは土曜日。周辺にはカフェ、パブ、レストランがたくさんあります。

Tate ModernのCarsten Hollerの滑り台

先週テレビニュースで紹介されていたTate ModernのTurbine Hallの新しい展示作品を見に行きました。滑り台の形の彫刻で本当に中を滑る事ができるんです。全部で5つあって、小さいの2つは直接行列に並び、それ以外のはまず1階で無料だけれど時間指定のあるチケットを貰う必要があります。
 1階レベルからの2つの滑り台は身長90cm以上、2階レベルと3階レベルの滑り台は身長110cm以上、4階レベルと5階レベルの滑り台は身長が140cm以上無いと参加できません。我が家は私と夫が5階レベルを、香蓮は3階レベルのチケットを入手しました。時間までは4階の景色の良いカフェでお茶。

時間指定があってもまるで遊園地の乗り物みたいに並んで待たなくちゃいけなかったんですよ~、これが。私達は日曜日だというのに午前に10時前には到着していたのにまずチケットを貰う列に1時間並び、その後3階レベルの滑り台の列は大した事なかったけれど、5階レベルのは更に45分も並びました。
 でも滑り始めれば一瞬で終わり。私は滑り始めてから「しまった!止めれば良かった。こんなに加速度ついて下でちゃんとマットの上に着地出来るんだろうか。」と思っているうちに滑り台のチューブを飛び出していました。マットには着地したけど頭を少し滑り台の終わりでゴチッと打ってしまいました。
 終わったらすぐ5階に戻って響と香蓮とともに滑り口の所で待機していた夫と子守りを交代。夫は上から下まで「Ahhhhhhhhhh!」と叫びながら滑って行きました。Turbine Hallと美術館の階の間はガラスで仕切られているけれど、滑り台がチューブ式なので声が拡散せずに登って来たのです。
 このCarsten Höllerの滑り台の彫刻は2007年4月9日までだそうです。しばらくしたらここまで混雑しないようになるかもしれません。この日は午後1時半には全てのチケットが売れ切れてしまっていました。この作品のせいか子供連れのお客さんの割合がいつもより高かったような気がしました。

私達はテムズ河沿いの散歩が好きなのでこのTate Modernにもちょくちょく寄ります。寄付は募っていますが、強制の入館料は無いから気軽に入れて良いのです。でも香蓮がすぐに「飽きた~!」と言い出すので平均滞在時間は20分位。今回は珍しく香蓮が辛抱強かったので作品を見て回れました。
 現代美術はただ眺めるのが楽しいのから「これはなんでこんな・・・。」と正直思ってしまうのもあって。それはそれで「アーティストがどんな理由でこれを作品として提示したのかな。」って考えるのがクイズみたいで面白いです。作品の名札の解説を読んで「当たり~!」とか「外れ~。」ってね。

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これが滑り台のチケットを受け取る為の行列。私が響をベビーカーに乗せて一緒に並んでいる間に夫は香蓮を連れてチケットの要らない小さな滑り台に行ってきました。

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滑り台の上半分は透明なので滑っている人が見えます。滑りを良くして摩擦を防ぐ為であろう袋に足を入れて、ヘルメットや肘あてをしている人もいました。

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5階レベルと3階レベルの滑り台は絡み合っています。それを下から見上げた所です。高いレベルの滑り台は身長制限あるけど体重制限はありませんでした。

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カフェは下の方の階にもありますが、私達はこの4階のがお気に入り。外のバルコニーにも出られます。テムズ河、ミレニウム・ブリッジ、セント・ポール寺院が写っています。

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Tate Modernのロゴ入りのカフェの商品パッケージ。砂糖は茶色いのにはブラウンシュガー、白いのにはグラニュー糖が入ってました。ミュージアムショップではこのロゴ入り商品も売ってます。

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3階レベルの滑り台から香蓮が今まさに滑り降りようとしている所。これは2回目の挑戦でした。1回目は自分の番になったら怖くなって断念してしまっていたのです。

響が生まれてから4ヵ月

近所の診療所で体重を量って貰ったら8kg弱ありました。香蓮の学校の送り迎の時に会う周りの人達にも「6ヵ月位の大きさだね。」と言われるけれどその通り。イギリスの男の子の生後6ヵ月の平均体重です。香蓮のRed Book(日本の母子手帳の様な物。)を見たら9ヵ月でようやく8kgになっていました。香蓮は生まれた時からずっと平均より背はやや高めで体重はやや少なめです。
 響は2ヵ月で日本に里帰りした頃からほぼ今位の大きさになっていたので小さくて軽い赤ちゃんの時期が殆ど無かったな~。その後はミルクも飲み過ぎてはいないし体重の伸びも緩やかになっていますがそれでもこのサイズ。その上この週末下の前歯が一挙に2本も生えて来ました。香蓮の5ヵ月でも早いとびっくりしたのに。でもイギリスでは他の人に聞いても別に珍しく無いらしいです。
 他にも香蓮はこの時期には既に髪がもっと長くてフサフサだったな、香蓮はもっとハイメインテナンスだったななどと違う所がたくさん。でも2人に共通しているのはニコニコよく微笑む赤ちゃんだという所です。あやされると知り合いでも知り合いでなくてもパッと光が射したような笑顔を見せてくれるのでかわいくてかわいくて仕方がありません。私達の所に生まれて来てくれてありがとうね。

ごく普通な英単語の意外な使い方(その4)

get up(名詞)

Where did you get the get up?
その洋服一式、どこで買ったんですか?

get upで服装とか身なりという意味です。口語表現で、イギリスでは聞くけれどアメリカではどうかなと思ったら先日『ジェシカおばさんの事件簿』(『Murder She Wrote』)で使われていました。仕事柄変装をする必要のある男性が、「I prefer the priest get up anyway.」(「いずれにしろ私は司祭の格好の方が好きなんです。」)などと言ってました。get upには本の装丁という意味もあるそうです。これは実際に使われているのを耳にした事が無いですが。

ついでにもう1つ。

get-up-and- go(名詞)

I have no get-up-and-go left in me.
もうやる気がありません。

He has got real get-up-and- go.
彼はとても覇気がある。

これも口語表現で積極性、意気込み、熱意、元気という意味です。

酸っぱいグリーンカレーソースの謎

私はタイ料理が大好きです。街中にはタイ料理専門店の他にもパブでタイ料理を出す所も多くて嬉しいです。このパブのタイ料理はどこでもタイ人のシェフが作っているみたいで、ウエィティングスタッフもタイ人の事が多いです。
 特に好きなのがグリーンカレーなのでこれまでも家で作ろうとして、スーパーで瓶入りのグリーンカレーソースを買ってきて試したのですが、これがなぜかどれもお店で食べるグリーンカレーとは似ても似つかぬ酸っぱい味付け。
 やっぱり手抜きがいけないのかと思ってグリーンカレーペーストを買って来てそれを炒めて香ばしさを出してからココナッツミルクで伸ばすというのをやってみたけどやはり酸っぱい。他のペーストも試すべきと思いつつそのままにしてます。
 その後懲りずにSharwoodsと並んでオリエンタル系料理の調味料で知られているBlue Dragonのレトルトパックのグリーンソースを試してみたらこれがお店で食べるグリーカレーと同じ味!でも喜んだのもつかの間スーパーの棚から消えてしまいました。
 最近自分の料理のレパートリーが少なさに良い加減飽き飽きして来たのでインターネットで新しいレシピを検索しています。ついでにBlue Dragonのホームページでグリーンソースの最寄りのストッキストの問い合わせもしました。返事来るかな。

ゴミが・・・

区のゴミ収集車が2週間連続で来てません。先週末までにゴミ置き場の中のゴミ箱は全部満杯になり、もう蓋が閉まらず縁から盛り上がってる状態。どこかの区が経費削減の為にゴミが溜まっても匂いにくいこの時期からこっそりと毎週だったゴミ回収を1週間置きにしたというテレビのニュースを聞いたけど、私達の区はこれとは関係無いらしいです。
 今週に入ってから夫が区の環境課に電話しているけれど担当の人が頼りなくて「下請けに出しているからなぜ収集されなかったのかは分からない。」なんて言っている始末。下請け業者の動向を管理するのも区の仕事なのに。「今週もまたゴミ収集車が来なかったら連絡してください。」と言われたけど来なかったよ!プン!
 我が家の下に住むこの建物の管理人と化しているスーは珍しく詰めが甘く今回は総合案内の番号で留守電を残して来たけれど折り返しの電話は無いと言っていました。イギリスのサービス会社や公営の団体の留守電にメッセージを残しても何の音沙汰も無いのは日常茶飯事で驚くには値しません。担当部署の人と直接話をしなくちゃ。
 原因として思い当たるのは近所でやってた道路工事です。それは今週も続いているけど、工事の資材を載せた大型トラックが入って来れているからそれより小さな収集車が通れない訳はないし。また環境課に電話して「一般の業者に頼んでゴミを処分して貰ってその手数料の請求書を区に回しますけどそれでも良いんですね?」位言うしか無い?!

Sure Start

近所の図書館で始まったSure Startの集まりに行ってきました。週1回1時間の無料のプレイグループのようなもので、運営費の出所はイギリス政府です。Sure Startの目的は「To help disadvantaged children under the age of four to develop physically, intellectually, and socially」(恵まれない4才以下の子供達が肉体的、精神的、社交的に発達するのを助ける。)です。
 Disadvantagedって婉曲に言えば恵まれない、不利な条件下に置かれたという事ですけど、要するに貧しかったり差別を受けているという事です。私の住んでいる東ロンドンには第二のシティーと言われているカナリー・ウォーフやテムズ河沿いの億ション群もあれば、殆どスラムのように見える高層の公営住宅が連なる所もあるからSure Startが運営されているんだと思います。

第1回は響の予防注射の予約時間と重なり、第2回は私が病気で、第3回は満員で参加できず、第4回の今回は開始時間より30分も早く行ってようやく参加出来ました。定員は30人の子供とその保護者達で、見た所1組だけ両親揃って来ていたのを除いては全員子供の母親が付き添って来ていたようでした。人種的にはWhiteが殆どで、Black、Asian(インド亜大陸系)が1組づつ、Orientalが4組。
 ベビーカー30台はかなり幅を取りますが子供用図書室の本棚の間になんとか全部開いたままで駐車できていました。床はカーペット敷きで大小のカラフルなクッションやマットが置かれていて赤ちゃんに優しい環境でした。前半はフリータイムでテーマ別にまとめて用意されていたおもちゃで遊んだり、テーブルの上では工作やお絵描きをしたりできるようになっていました。
 来場者は登録書類に自分と子供の名前、子供の年齢を書くのですが、私が記入した時点ではそれまでに記入された子供達の年齢はどれも数ヶ月以上でした。響よりずっと小さいのに床にポッテリとかわいく座って遊んでいた子は恐らく月齢は響より上なんだろうな。響は4ヶ月でまだ腰が据わっていないのでクッションの上にBeached Whale(浜に打ち上げられたクジラ)のようにドォ~ンと転がっていました。
 後半はスタッフの2人の周りに集まって座りまずは絵本の読み聞かせ、その後振り付きでマザーグースの歌を合唱。これが~、私は仕事でマザーグースの歌の本のデザインをしたので歌の存在はほぼ全部知っていても歌詞やメロディーがあやふやなのがあって。教会の結婚式で賛美歌を歌えない時みたいに自分が外国人だと感じる瞬間。イギリスに生まれ育ってたら子供が居なくても信者じゃなくても知っていたはず。

「新しいお友達作り!」という目標は全然達成されなかたけれど図書館に登録してカードを作って貰いさっそく私に1冊と香蓮に2冊借りて帰って来ました。図書館の規模があまりに小さいのと通勤路から外れているというせいでこれまで一度も立ち寄った事が無かったけれど、子供図書室だけはかなり充実しているのが分かったのが今回の収穫でした。さそってくれたリーさん(香蓮の同級生のママ。)に感謝です。

ごく普通な英単語の意外な使い方(その3)

school (名詞)

A school of fish swam past.
魚の群れが泳ぎ過ぎていきました。

schoolというと学校とか大学の学部という意味がまず浮かんで来るけれど、「(魚やクジラなどの)群れ」という意味もあるんです。初めて聞いた時は「魚の学校?!」と思ってしまいました。この表現は旅行番組の体験ダイビングのシーンで最初に耳にしました。

群れという意味ではa groupが何にでも使えて便利ですが、a schoolのように後から来る物を限定する群れという意味の言葉の例を並べてみます。これって日本語で何かを数える時に、数える対象によって人、個、棹、本、羽、匹などと使い分けるのとちょっと似てますね。

a crowd 人の群れ
a mob 暴徒の群れ
a herd 牛や馬などの群れ
a flock 羊や鳥などの群れ
a pack オオカミや猟犬などの群れ
a bevy 小鳥などの群れ
a swarm 虫の群れ
a cluster 無生物の群れ

どれも普通に使われているのを聞くけれど、a bevyだけは例外です。私は誰かが実際に使っているのを聞いた事が無いです。ところで植物の群れ、群生している様子は何て言うんだっけと思って調べたらgrow in coloniesでした。なるほど。

最後にちょっと脱線するけれど私が子供の頃読んで大好きだった絵本を「魚の群れ」にちなんで紹介したいと思います。一匹だと小さくて弱い魚でも、群れとして一致協力すれば思いがけない事を達成できるというお話です。水彩の絵も素敵です。



スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし