遺伝子との対話(5) 治癒をどのように捉えるか
遺伝子の科学的説明は、 今までの章である程度行ってきた。 これからはいよいよこの遺伝子との対話により何が生まれるのかを語ることとする。 勿論必要に応じ遺伝子の科学的説明を加えるが。 「治癒をどのように捉えるか。」 各人各様の病気は存在する。 しかし、 本物の治療法は数が限られてくる。 病気の種類程、 治療法は存在しない。 あるとき、 若いとき肝炎にかかって、 自分で治癒した経験を持つ老人に出会ったことがある。 彼は元々医者である。 しかし、 西洋医学で治した訳ではない。 あることを行っていたら、 知らぬ間に肝炎の症状が消えていたという。 あることとは、 全身を巡っている気血栄衛の津液調整である。 「小周天」と「大周天」という考え方がある。 「小周天」とは、 わかりやすく言えば、 頭の天辺(百会というつぼ)から身体の正中線(中央部)に沿って、 気(専門的言えば、 気血栄衛の津液)を巡らせ、 お尻(長強というつぼ)を通って、 背中の正中線に沿って、 頭の天辺まで気を巡らせる、 また、 下へという具合に同じ事を繰り返す。 平易な表現をすれば、 血の巡り、 気の巡りを良くする。 更に、 「大周天」とは、 「小周天」に加え、 全身に気(専門的言えば、 気血栄衛の津液)を巡らせていく。 それを毎日繰り返していると、 老人の肝炎も消えてなくなったのである。 ここで重要なことは、 人間の身体の仕組みを解剖医学的捉えることと、 治療は一致しないということである。 最近持て囃されているiPS細胞(京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の研究で、 ノーベル賞の登竜門ともいわれる米国のラスカー賞を受賞)は、 再生医療としてはどんどん発展していって欲しい分野であり、 応援している一人ではあるが、 一般の方々の病は別の治療法で治癒すると考えている。
― - - つづく
中国紀行文(20)― 8月10日(月曜)最終章
北京に着いてから、 先に一度宿泊したオリンピック会場近くのホテルにタクシーで向かった。 フロントの職員とはもう顔馴染みである。 早朝なので、 ベッドメイキングの時間待ちをし、 入室した。 一休みしてから、 近くのインターネットカフェに行き、 念願のメールチェックをした。 旅行中はメールチェックのチャンスがほとんどなかった。 とても気になることがあったのである。 北京で会う予定だった人物の携帯と繋がらず、 しかも、 エベレスト行きの旅程がなくなり、 スケジュールに大幅変更が出て来たため、 会うことは絶望的になっていた。 メールチェックすると、 新しい携帯番号の連絡が入り、 8月11日には別の処に移動するが都合は如何にとのメッセージがあった。 英語にnarrow escape(危機一髪)という言葉があるが、 正にその状況だった。 今回の旅行の流れからいくと会うことになるではと思っていたが。 「来たぁ~」という感じだった。 しかし、 電話では十分話が出来たが、 実際には会えなかった。 ただ、 思いは十分通じた。 エベレスト行きと同じく、 再会は次回に持ち越すこととなった。 人生は旅、 色々な出会いがあり、 人は成長していく。 今回の中国国内移動距離は4,664キロ(日本全長の1.6倍)[日本全長(北海道から沖縄):2,843キロ)]であり、 その場所移動の中で学んだことは、 これからの私の人生に大きな影響を与えてくれるものと確信する。 実際の帰国は明日8月11日となるが、 中国紀行文は本日を以って最終章としたい。 20回に亘る紀行文の読者に対し厚く御礼申し上げます。
謝謝。
From Thackery
Hoping your happiness and success
中国紀行文(19)― 8月9日(日曜)長距離バスで → 8月10日(月曜)
これから、 吉林省延吉市から北京までの距離: 1,200キロ(大阪から北海道の北見までの距離)のバス旅行が始まる。 といっても、 寝台に横たわって車中で過ごすだけである。 バスの中央の窓側の席で、 窓は遮る物なしの全開。 出発は午後12時30分だったため、 道中の景色は存分に見ることができる。 多分この車中では最高の位置の席だろう。 元々、 寝台付きの長距離バスがあることは知らなかった。 当初は寝台列車のチケットを購入しようとしていた。 既に満席でバスに切り替えるしか方法がなかったのである。 これが幸いし、 素晴らしいバスと出会えたのである。 今回の旅行は全てがいい方向にチェインジ出来た。 私の運命の流れのようにも思える。 何が起きてもいいように捉え、 いい方向に持っていく。 そうすることによって、 人生はどんどん展開していく。 この紀行文を書いてる今も、 凄い運命の流れがやって来ている。 向こうから。 では、 紀行文に戻ることとする。 実は、 長期滞在した延吉市から見える山で、 とても気になる富士山に似た山があった。 バスの窓から、 携帯のカメラで必死になって捉えたスナップ写真があるので参照願いたい。 トウキビ畑の写真と一緒に。 タイミングよくトイレ休憩もあり、 心地よいバス旅行であった。 延辺大学に留学しているロシア人学生カップルも同乗していた。 随所で、 キス、 抱擁をしており、 刺激的ではあるが、 自然で微笑ましかった。 途中から英語で会話を交せるようになり、 名刺を渡し、 世間話をした。 後ろの席で、 中国語で私の噂をしている女性もいた。 私の隣の席まで移動してきたので、 話のきっかけを探ったが、 どうも自然体が取れず、 そのままで別れることとなった。 日本の距離で言えば、 大阪から北海道の北見までの距離となるのだが、 そんな距離を感じさせない快適な旅となった。 程よい時間、 午前8時30分頃北京に着いた。
― - - つづく


