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一兵卒のブログ

呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

幸福とは何か。

突き詰めると何か無味無臭な

空虚な言葉になるようです。


処世哲学の原則

アリストテレスが言った

「賢者は快楽を求めず、

苦痛なきを求める」

幸福に生きるとは、

あまり不幸でなく、

我慢出来る程度に生きること。

もとより人生は楽しむべきものでなく

克服し、始末をつけるべきもの。


自己の生涯の全貌を知るには、

ソクラテスの言葉、

「汝自身を知れ」を心得る。

未来も過去も全体としてみれば

大したことでは無い。

いつも朗らかに現在を迎え入れる。

自己に満足し

自己にとって自己が全て、

と言えれば

最も好ましい性質。

幸福とは自己に満足する人のものである。


ドライに考えればご尤もです。

★★

広島のトリセツ。

広島の蘊蓄本です。

広島の観光本を買いましたが、

行きたいと思うところは残念ながら

二回目の広島勤務の

私にはありませんでした。

然しこの本はなかなか普段では

知ることの出来ない情報がありました。

週末の小旅行が楽しみです。

★★★


服部氏は、47年に復員後、

日本銀行入行。

終戦後20年、65年に

ルワンダへ。
その時、氏は47歳、

ルワンダ中央銀行総裁として赴任。


氏は、ルワンダの人のため、

国のため、

発展の礎を築くべく

関係する利害関係者に対し

知見をもって説得、懐柔、

時に戦う。


凄い人が居たものだ。


響いたのは次の言葉。


外国人職員がルワンダ職員を

教育することに侮蔑的だと主張された際、

氏は両方の職員に対し、

「一人前の職員、大人として扱う。

中央銀行職員として取り扱う。

外国人職員は自国の職員と同様に

黒人だから、

途上国の人だからといって

甘やかすことなく

ルワンダ職員を教育するよう命じる。

ルワンダ職員は大人であり、

それに堪えられるはず。

それが出来ないなら辞めてもらう。」

この話以降、苦情は無くなったとのこと。

氏は言う。

甘えと甘やかすことほど

世を毒するものは無い。

人間的という美名で甘え、甘やかしが

横行し、

人間生活に必要な規律と義務が軽視され、

社会が乱れる。

組織における人の和は

必要な規律があり、

厳格に守られることにより

確保されるという当たり前の

原則を確立すること、

それが中央銀行職員を

人間集団として統一する第一歩だった。


子供への教育について。


教育に関する親の責任は

成人してからの人生で

どんな困難に遭遇しても

正面から取り組み、

打ち克つ人間的強さを

あらゆる機会をもって子供に

付けさせることにある。


氏のルワンダにおける経済再建の矜持。

戦に勝つのは「兵」の強さ。

戦に負けるのは「将」の弱さ。

どんなに役人が非能率でも

外国人顧問が無能でも

国民に働きさえがあれば

必ず発展できる。

その前提でルワンダ人の自発的努力を

動員することを中心に経済再建計画を立て、

これを実行。


★★☆



夏目漱石 後期3部作、

最後は「こころ」。


先生という人。

先生を慕う人。

先生の妻。

Kという先生の友人。

先生が学生時代、下宿していたのは

未亡人とその娘が住む家。


先生は信頼する人間に

裏切られた過去があるが、

自分自身が信頼する人を裏切ることに。


その罪悪感、宿痾に悩み

自分を責める…


人間とは

人間性とは

生きるとは

人のこころとは…。


悩み深き小説でした。

★★



平和公園内に平和祈念像あり


子供を抱く母親、

子供はラッパを吹いている


平和の音を吹き鳴らす


草野心平さんの詩があります


天心の三日月の上に
幻でない母と子の像
これこそ永遠の平和の
象徴
童子よ母の愛につつまれて
金のトランペット吹き鳴らせ
天にも地にも透明な
平和之調べを吹きおくれ
どんな未来がこようとも
頬っぺいっぱいふくらまし
no more Hiroshimaの
金のトランペット吹き鳴らせ

1978年8月 草野心平



平和な時代に育った私たちが

今一度、平和の意味を考えるときだと

改めて思いました。


響きます。