一兵卒のブログ -28ページ目
ホモサピエンスの著者、
ハラリによる
サピエンスの未来。
響いた言葉は次の通り。
・幸福の天井は二本の柱で
支えられている。
1本は心理的なもの
1本は生物学的なもの。
心理的レベルでは
幸福は客観的境遇より
期待に掛かっている。
劇的な境遇の改善は
満足でなく期待の増大に
繋がり、どれほど成果を
あげても、不満は解消されない。
生物学的レベルでは
生化学的なもので決まる。
快感を経験して
不快感がないときに幸福。
・相対性理論に腹を立てる人が
少ないのは
この理論が私たちの大事な
信念のどれとも合致しないから。
空間、時間が絶対的なものか
相対的なものか、
ほとんどの人は気に掛けない。
・世界の大きさ・パイは
原材料とエネルギーという
二種類の資源しかない前提から
三種類、知識を加えるべき。
・人間至上主義がもたらす戒律。
「意味の無い世界に
意味を生みだすこと」
・大量の無用な人間と
少数のアップグレードされた
超人エリート層に分断されるか、
人間から権限が知能の高い
アルゴリズムに移管されたなら
自由主義は崩壊。
・人間至上主義から
テクノ人間至上主義、
そしてデータ至上主義へ。
・最後のところで著者は
我々に問いかける。
①生物は本当にアルゴリズムにすぎないのか
生命はデータ処理にすぎないのか
②知能と意識のどちらに
価値があるのか
③意識を持たない
高度な知能を備えた
アルゴリズムが
私たち自分よりも
よく私たちのことを
知るようになったとき
社会や政治、日常生活は
どうなるのか
この本は、前半が辛いが
第7章から一気に
面白くなりました。
悲観するべからず、
自分と子どもたちの未来は
変えられます。
★★★
義和団事件を描く歴史小説。
清朝末期、日清戦争に勝利し
列強の仲間入りした日本。
清では、社会的混乱に乗じて
キリスト教は布教を強化。
それに反感を持つ義和団は
民信を得て勢力を拡大。
活動は天津、北京に及び
祖界先、公使館を巻き込み
動乱に発展。
英米欧州列強と日本は
義和団と
それに同調した清軍と
北京の
東交民巷(とうこうみんこう)
で2ヶ月に亘り交戦。
その戦いを描く。
主人公は櫻井隆一、
そして
その上官である柴五郎中佐の
活躍を描く。
初代駐日英公使・大使である
サー・クロード・
マックスウェル・マクドナルドは
この戦いにおける日本軍、
柴中佐を激賞。
その後、
日英同盟にも結びついたという。
歴史小説でありますが
少しエンターテイメント性が
強すぎかな‥。
でも面白かった。
★★
久しぶりに森見さんの本。
手紙により物語が進む
書簡体小説。
京都で学生生活をおくっていた
主人公の大学院生、守田一郎。
教授から社会人としての
素養を磨くべく
能登半島の研究所への勤務を
命ぜられる。
能登へ向かう列車の中で
守田はある光景を目にして
文筆武者修行を志す。
友人、
家庭教師をしていた小学生、
恐るべき先輩女史、
妹、
そして著書の森見氏へと
手紙を書いて書いて書きまくる。
能登にあるのは
強面の先輩、
森、山、海、
社会との繋がりが希薄になった
守田は書いて書いて書きまくる。
しかし一人だけ
思いを寄せる女性にだけは
手紙を書くものの
出せない‥。
手紙により物語は進み
登場する人たちが絡み合い
繋がっていく。
コミカルで
シニカルで
ウィットに富んだ展開、
青春であり
恋愛であり
人生であり
物語にひきこまれていきます。
守田は最後に
何故、思いを寄せる人に
手紙を出せないのか、
自分が何故、手紙を書くのか
何を手紙に書くべきか
について見出だします。
能登へ向かう列車で見た光景、
能登で見た光景、
赤い風船。
面白かった❗
★★★
写真部の引っ込み思案の
中学三年生。
仲が良く
とかく目立っていた
友達が転校。
自分は目立たない存在に。
掛かるなか、
中学の卒業イベントとして
世界でいちばん長い写真を
撮ることに。
青年は実行委員になり
少しずつ自分に自信を
持っていくことに。
★★
ミステリー小説。
本屋で絶賛されていたので購入。
3年前の薬物中毒者による
交通事故。
一般人を
巻き込む大事故となる。
その事件の真相究明を
進める主人公。
それがきっかけとなり、
ある刑事は仲間たる警察に
裏切られ
職と家族を失うことに。
家族と離れ一人暮らす
主人公の娘が誘拐されて‥。
誰が犯人なのか
目的は何なのか
ミステリーは
スピード感をもって進みます。
★★

