1995年(第68回)アカデミー賞作品賞ノミネート作品 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

 

『アポロ13』 ★★★★★★★ (7/10)

『いつか晴れた日に』★★★★★★★ (7/10)

『イル・ポスティーノ』 ★★★★★★ (6/10) 

『ブレイブハート』 ★★★★★★ (6/10)  -受賞作-

『ベイブ』 ★★★★★ (5/10)

 

この年のノミネート作は粒ぞろい。特に、ロン・ハワード監督の『アポロ13』とアン・リー監督の『いつか晴れた日に』という全く毛色の違う二作品の優秀さが目立った。実話に基づく、宇宙からの奇蹟の帰還劇をスリリングに描いた前者と、姉妹のお互いを慈しむ愛情を軸に、女性の「理想の結婚とは」を描いた後者のどちらを優れていると取るかは、好みの問題だと思われる。

 

また、チリからイタリアの小さな島に亡命してきた詩人であり共産党員であるパブロ・ネルーダと、島の素朴な青年との交流を穏やかに描いた『イル・ポスティーノ』も素晴らしい作品。この作品を監督したイギリス人監督のマイケル・ラドフォードの作品では、ジョージ・オーウェル原作の『1984』(1984年)を第一回東京国際映画祭で観たことが心に残っている。サントラはユーリズミックスが担当し、テーマ曲として作られたのが「Sex Crime」だったが、映画で使われることはなかった。

 

個人的にはその三作に譲るものの、作品賞を受賞したメル・ギブソン監督の『ブレイブハート』も、戦闘シーンの迫力が印象深い秀作。