1994年(第67回)アカデミー賞作品賞ノミネート作品 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

 

『パルプ・フィクション』 ★★★★★★★★★★ (10/10)

『ショーシャンクの空に』 ★★★★★★★ (7/10)

『フォレスト・ガンプ/一期一会』 ★★★★★ (5/10) -受賞作-

『クイズ・ショウ』 ★★★★ (4/10)

『フォー・ウェディング』 ★★★ (3/10)

 

アメリカ国内の賞であるアカデミー賞よりも、全世界からノミネート作品が集められるカンヌ国際映画祭の方がより高い水準の作品が集まることは自然(カンヌ映画祭の問題は、コンペティション作品から選ばれるパルム・ドールと次点のグランプリ=審査員特別賞以外に、多くの部門がありそれぞれから優秀作と呼ばれる優秀でない作品が選ばれること)。

 

そして、全世界からノミネートしているカンヌ国際映画祭のこの年のパルム・ドールはアメリカの作品が受賞し、同作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされて受賞を逃していることを考えると、カンヌの審査員の方がいいセンスを持っていた(少なくとも自分の好みに合っていた)と思う。その作品が『パルプ・フィクション』。

 

タランティーノを最初に観たのはデビュー作の『レザボア・ドッグス』。彼の作品のよさは、粋なセリフのやり取りがありながらもテンポのいいシーンの展開や、オタクらしいディテールのこだわり等いくつも挙げることができるが、やはり基本には脚本の面白さがある。彼の作品は、全て彼自身の脚本であることがクレジットされている。その脚本のよさが遺憾なく発揮されたのが『レザボア・ドッグス』であり、デビュー作で完全にノックアウトされた自分だが、彼の最高傑作である二作目の『パルプ・フィクション』以降、この二作を越える作品は作られていないように思う。

 

これまで10作を監督したタランティーノ。かねてから10作品を監督して映画監督を引退することを公言している彼だが、今の時点で引退が伝えられていないことから、2本立ての1本を編集して作った『デス・プルーフ in グラインドハウス』はカウントしていないと思われる。彼の公言通りならば次作が引退作品となるが、それは『スタートレック』の続編となる模様。それが現実となるならば、彼の最後の作品を最大限に楽しむために、13本ある劇場版だけでも復習しなければならないだろうと今から思っている。

 

タランティーノ監督全作品の個人的評価

第1位 『パルプ・フィクション』 (1994年) ★★★★★★★★★★ (10/10)

第2位 『レザボア・ドッグス』 (1992年) ★★★★★★★ (7/10)

第3位 『ジャンゴ 繋がれざる者』 (2012年) ★★★★★★★ (7/10)

第4位 『キル・ビル Vol.1』 (2003年) ★★★★★★★ (7/10)

第5位 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 (2019年) ★★★★★★★ (7/10)

第6位 『ジャッキー・ブラウン』 (1997年) ★★★★★★ (6/10)

第7位 『デス・プルーフ in グラインドハウス』 (2007年) ★★★★★★ (6/10)

第8位 『ヘイトフルエイト』 (2015年) ★★★★★★ (6/10)

第9位 『キル・ビル Vol.2』 (2004年) ★★★★★ (5/10)

第10位 『イングロリアス・バスターズ』 (2009年) ★★★★ (4/10)