2018年(第91回)アカデミー賞作品賞ノミネート作品 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

 

『アリー/スター誕生』 ★★★★★★★★ (8/10)

『ROMA/ローマ』 ★★★★★★★ (7/10) 

『ボヘミアン・ラプソディ』 ★★★★★★★ (7/10)

『バイス』 ★★★★★★ (6/10)

『ブラック・クランズマン』 ★★★★★★ (6/10)

『グリーンブック』 ★★★★★★ (6/10)  -受賞作-

『女王陛下のお気に入り』 ★★★★★ (5/10)

『ブラックパンサー』 ★★★★ (4/10)

 

2015年のアカデミー賞でスパイク・リーは名誉賞を受賞したが、2年連続主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞20人全員が白人だったことに「白すぎるアカデミー賞」と批判して、授賞式出席を拒否。以来、アカデミー賞は大きく舵取りを変えたように思えた。翌年の作品賞で、絶対視されていた『ラ・ラ・ランド』が受賞を逃し『ムーンライト』が受賞したり、今年の主演男優賞・助演女優賞受賞が黒人だったことに影響がないとはいえない。

 

しかし、今年の授賞式で『グリーンブック』が作品賞に決まった瞬間に、スパイク・リーは怒って会場を立ち去ろうとした(制止されたが)。ニューヨーク・タイムズもロサンゼルス・タイムズも「白人の優越主義から見た黒人を描いた作品。これが1980年代だったら作品賞になっても構わないが、今年のオスカーでかなりの黒人が受賞したというのに、この期に及んで再びオスカー会員の意識の退歩が露呈」と批判的だった。自分も『グリーンブック』を鑑賞し終えた時に大きな違和感を覚えたことは否めない。