Cry For The Moon⑩
「こんなことされても、ちっとも嬉しくない!!」
僕はユチョンに取られれていた手を振りほどき、
自分でもびっくりするほど大きな声で叫んでいた。
「何でこんなことするんだよ…」
軽く拳骨でユチョンの胸…ちょうどタトゥーの辺り…を殴ると、乾いた音が部屋に響いた。
僕の心の中の…あぶくが…はじけちゃった…。
なんてこと口走ってしまったんだろう。
ユチョン、びっくりしてる…そうだよね…。
「やっぱり、シャワー行って頭冷やして来る」
「ジュンス…」
「変なこと、ううん、嫌なこと言ってごめんね」
僕は自分でも嫌になるくらい
嘘くさく笑って見せたつもりだけど、
笑ってるんだか泣いてるんだか、ぐちゃぐちゃだから、
早くこの場から出たかった。
僕は黙ったままのユチョンをおいて、逃げるように部屋を出て行った。
Cry For The Moon⑨
「何言ってるの」ユチョンは嫌そうに答えると、口調とは裏腹に、僕の両手を取り、爪先に優しくキスをした。
「ジュンスだけしか…好きじゃない」
不意に、僕の目から自分でもびっくりするほど大きな涙がこぼれた。
今まで、何回も体を重ねて来た。
もちろん、ユチョンのことが好きで、大好きで、後悔はなかったし、抱かれるだけで幸せだった。
でも…今日は、今この瞬間は違ってた。
「…だったら」僕は馬鹿みたいに涙を流しながら言った。
「ジュンスが好きって言って」
「ジュンスだけしか…好きじゃない」
不意に、僕の目から自分でもびっくりするほど大きな涙がこぼれた。
今まで、何回も体を重ねて来た。
もちろん、ユチョンのことが好きで、大好きで、後悔はなかったし、抱かれるだけで幸せだった。
でも…今日は、今この瞬間は違ってた。
「…だったら」僕は馬鹿みたいに涙を流しながら言った。
「ジュンスが好きって言って」
Cry For The Moon⑧
「ジュンスとユファンと、大事さが違うの、判るよね」
ユチョンは自分の胸の上…おそらく、例のタトゥーの有る上辺りに僕の右手を置いて話し始めた。
僕はユチョンの真剣な双眸にじいっと見据えられて、こっくりと頷く。
「じゃあ、あのさ…ジェジュンヒョンとも、大事さが違うのも、判るよね…」
なんでだろう。
体が動かない。
咽喉の奥がしまって声が出ない。
「ジュンス、そんなに気にするコトじゃ、無いから…」
ユチョンの声が遠い。
「…友達同士で良いや」
友達が良い…笑って言うつもりが、泣きそうになった。
ユチョンは自分の胸の上…おそらく、例のタトゥーの有る上辺りに僕の右手を置いて話し始めた。
僕はユチョンの真剣な双眸にじいっと見据えられて、こっくりと頷く。
「じゃあ、あのさ…ジェジュンヒョンとも、大事さが違うのも、判るよね…」
なんでだろう。
体が動かない。
咽喉の奥がしまって声が出ない。
「ジュンス、そんなに気にするコトじゃ、無いから…」
ユチョンの声が遠い。
「…友達同士で良いや」
友達が良い…笑って言うつもりが、泣きそうになった。