恋蛍⑦
ユノは帰宅して、急いでシャワーを浴びた。
仕事、仕事。
自分にそう言い聞かせていたが、本当はそれだけじゃない気がしないでもない。
とりあえず、ベッドに横になったものの、うたた寝程度の仮眠で、チャヨンからの電話で起こされる。
時間は7時半過ぎ。
急いで戸締まりをして出かけた。
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夜間のZ勤明けは休日。
桜は薄暗い部屋の中でまどろんでいた。
とりとめのない夢をいくつか見ていたような気もするが、
メールの受信音で目が覚めた。
他愛もない、友人からのメール。
携帯の日付を見て驚いた。
時刻は夕方の6時半過ぎ。
「20時間以上…寝てた…」
でも、寝過ごさなくて本当に良かった。夜の9時入りまでに、十分時間が有る。
「あ…」
チェックしてから、そう言えば、ユノからのメールを読まないままだったことに、気がついた。
起き上がって、見てみると…。
『みずかみ さくらさまえ
さくらが、すき。
ゆの』
恋蛍⑥
ユノは、立ち止まって携帯の画面を見る。
「なんだ…」
桜じゃ…ない。
「お疲れ様です」
電話の相手は、さっき別れたばかりのチャヨンだった。
「ユノにお願い」
「何?」
お互い、面と向かわず電話になると昔の同級生に戻ってしまう。
「今度おごるから」
「だから何」
「だって…すごい無理なこと頼むんだもん」
「何だよ」
「…怒らない?」
「早く言わないと怒る」
「ユノって、今日通常勤だよね」
「うん」
「コールセンター常駐の遅番…この後、0-9時って…やっぱきついよね」
ユノは慌てて時計を見た。時間は6時を少し過ぎている。
「…あ~、判った、判った。俺、今から一旦社宅に帰るから、晩飯おごれ」
「うんうん、恩に着ます」
「当たり前だ!仮眠する時間もないじゃないか…。社宅まで社用車で迎えに来いよ」
「うんうん」
今日の桜のシフトをユノは知らない。
でも…もしかしたら。
桜に逢えるかもしれない。
ユノは駅に向かって速足で歩き始めた。
閑話休題⑥
こんにちは。
アメ限『今夜だけきっと』結局、消さないことにしました。良かったら、見てやって下さいませ。
本当は『天使の休息』みたいなお話がばんばん書けたら良いのにな~って自分でもそう思います


…私って、根が暗いんでしょうね、きっと(笑)
コメントを下さった、
米倉ちぎりさん、
村長さん、
冴凪 真緒さん、
みぃjaeさん、
サランさん、
ありがとうございました。
特に、米倉ちぎりさん、2回も…ホントありがとうございます。
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なんだか、不穏な昨今だからこそ、
拙いお話の中だけでも救いを…と思ってしまう私はかなり厚かましい奴です。
『私に出来ること』→『妄想(幻覚)』しかありません。
もうちょっとやってみたいと思います。
良かったら、もうしばらくおつきあいくださいませm(__)m