リモコンを手に取り、
どうでもいいテレビを消した。
聞こえるのは虫の声だけだった。
彼女は目を閉じた。

あごに指を添え、少し上向きに
彼女の顔をあげさせた。
首に唇を押しつけ、そのまま、
胸に残った日本酒の跡も舌でなぞった。

きゃしゃな体からは想像できなかった。
唇が乳房に吸い付いているのに、
乳房が唇に吸い付くようだった。
柔らかく、甘い香りがした。

もう一つの乳房を手のひらで受けた。
彼女の両肩がむき出しになった。
下から包み、軽く持ち上げた。
固くなった乳首が親指に触れた。

あ・・・ぁッ 

ため息のように微かな声が漏れた。
胸に顔を押しつける彼女の口に
自分の杯を近づけた。
彼女が唇をつけた。

杯を傾けると、ぬるくなったお酒が
彼女の口からあふれ、あごを伝い、胸に落ちた。

「俺もなんでもできそう」
浴衣をはぎ取った。肩がむき出しになった。
乳房を伝うお酒をジュルジュルと音をたててすすった。
浴衣の中は陰になってよく見えなかった。
彼女の白い足だけがみえた。手でひざに触れた。
彼女が足を開いた。

「大胆になってる?」
「いつものことです」

彼女は細い指で徳利をつまんだ。
7杯目のお酌をしてくれた。
徳利とお猪口を両手にもって、
彼女がお膳をまわってきた。
隣にぴったりとくっついた。

彼女が体を倒しながら腕を絡ませてきた。
浴衣の陰で柔らかそうに膨らんだ少し赤い肌の胸が
胸元からのぞきみえた。