ふすまを開けた。
暗い部屋に布団が並んでいた。
蛍光灯をすべて消した。
月明かりを頼りに、枕元を目指した。
スタンドの灯をともした。
掛け布団の白いシーツにぼんやりと光が反射した。

彼女ははだけた浴衣のまま
まだ横になっていた。

あっちにいこうか

彼女は起き上がるのもつらそうに
四つんばいになった。
誘われるままに布団へ向かった。

浴衣に覆われたお尻が丸かった。
いたずらしたくなった。
テーブルの徳利を指でつまんだ。

寝室にはお香が弱く薄く残っていた。
「言えないならできない」
体を離した。

顔を両手で覆いながら横になる彼女をみながら、
杯に酒を注いだ。少し口に含んでみた。
ゆっくりと顔を近づけ、キスした。
口の中に酒を流し込んだ。
彼女ののどが動いた。

杯に半分ほどの酒が残っていた。
それを彼女のおへその下に垂らしてみた。
透明な酒が茂みの中へ落ちていくのがわかった。

「次はここですか?」
「ここ って?」

彼女がこちらをにらんだ。

「いやらしい声、だしちゃだめだよ」

「だって・・・・・・んぁッ」


わざと強めに乳房を噛んだ。

体をビクっと震わせ、彼女は眉間にしわを寄せた。


尖らせた舌の先で、焦らしながら

硬くなった乳房をもてあそぶ。


彼女の呼吸が荒くなってきた。

胸を愛撫し続ける僕を見つめる眼が潤んでいる。


「どうしたいの?」

意地悪な笑みをうかべ訊いてみた。

彼女は何も言わず、

腰に巻きつけていた手をゆっくりと下におろし、

僕の熱くなった、それに触った。


優しく這う細い指から、まだ拭い去れない

彼女の恥じらいが伝わってきた。


「それじゃわからないよ、ちゃんと、言葉で言わないと」

乳房を口に含みながら、彼女と目をあわせた。

困っている。

柔らかな耳朶と頬がほのかなピンク色に染まっていた。


「・・・恥ずかしくて、言えない」