2017年7月25日
夏休みの時期ならば「青春18きっぷ」なのですが、北陸本線があいの風とやま鉄道と
なったことで、利用しなくなった私です。
低価格のフリーきっぷでのテツ旅を考えていると、えちごトキめき鉄道としなの鉄道が
共同で販売しているフリー切符があるので、今回は日帰りでのテツ旅を実施します。
トキてつ・北しなのフリーきっぷ 2000円
えちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインと妙高はねうまラインにしなの鉄道の北しな
の線区間が2日間のフリーきっぷです。 しなの鉄道では 「長野‐日本海ひすいライン
フリーきっぷ」 として同条件で販売されています。
但し、有人駅でのみの販売なので、事前に青海駅で購入しました。
今回の日帰りでのテツ旅は、北陸新幹線開業に合わせて第三セクター化されたしなの
鉄道北しなの線の駅訪問を行う事にします。
元は信越本線だった北しなの線区間の駅には、第三セクター後には訪問していません
ので、今回全駅訪問を計画して訪問したいと思います。
市振駅

フリーきっぷの範囲が市振駅からなので、今回は市振駅近く迄は自家用車で向かい
市振駅より乗車します。
当日は少し雨が強く降っていますが、ダイヤに乱れが無い事を望み、日本海ひすいラ
インに乗車し直江津駅へと向かいます。
直江津駅

直江津駅からは妙高はねうまラインへ乗換えます。 チョット時間があるので、南口に
出てみました。 跨線橋を渡るとモニュメントがありました。
妙高高原駅行の車内は、夏休みなので通学の学生は少し少ない感じがします。
途中、久し振りに二本木駅のスイッチバックを体感しますが、列車編成が短くなった
ためか、スイッチバックの速度が速くなった感じがします。
妙高高原駅

えちごトキめき鉄道としなの鉄道の接続駅です。 駅舎などは信越本線時代とは大き
な変化は無いが、現在は島式ホームでえちごトキめき鉄道としなの鉄道の乗換えを行
っているので、妙高高原駅で乗下車する人は、跨線橋を渡る事となりました。

出札窓口はえちごトキめき鉄道で運営されているようですが、一部しなの鉄道の切符
も販売されています。 駅名標はえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン形式となって
います。
しなの鉄道の115系に乗車します。
以前はしなの鉄道しなの線区間のみで走行していた車体ですが、現在は妙高高原駅
迄乗入れしています。
信越本線時代は乗換える必要性が無かった駅での乗換えは少々不便となりました。
乗客も信越本線時代と比べると少なくなり、「青春18きっぷ」も利用出来ない路線なので、
テツの姿も少ないように思えます。
ここからは、しなの鉄道北しなの線の駅訪問となります。 信越本線時代には訪問して
いますが、既に7年程経過していますので、その後の様子がきになります。
古間駅

妙高高原駅より2ツ目の古間駅です。 片面ホームの無人駅ですが、相対式ホームの
名残のホームが残っています。 小さな待合室のみの駅舎です。
駅前には民家が集まった集落です。

信越本線時代の乗車駅証明書発券機は使用停止され。自動券売機が設置されてい
ます。 駅名標はしなの鉄道形式となっています。
以前訪問時には無かった物を見つけました。
古間駅の標高が633Mの様なので、1Mの台が設置され、東京スカイツリーと同じ高さで
記念撮影ができる様になっています。
妙高高原駅行の列車に乗車し、1駅戻ります。
黒姫駅

黒姫駅は島式と片面ホームを跨線橋で結んだ有人駅です。 信越本線時代からの
駅舎となっています。
野尻湖や黒姫高原への玄関駅となっているので、外国人などの観光客も多く見られ
る駅となっています。
JR東日本時代はみどりの窓口もあった出札窓口ですが、現在は一部のキップを販売
しています。 しなの鉄道様式の駅名標は、行先ホームにはオレンジ色の○が付いて
います。

待合室にはキオスクが入店していましたが、現在は閉店して、地元の野菜・果物・お土産品
を販売する売店となっています。
駅そば店もキオスクと同様に閉店していましたが、地元振興局が委託され営業を再開して
います。
今回の「トキてつ・北しなのフリーきっぷ」には共通クーポンが1枚付いています。
指定店舗などで割引などの特典が受けられます。 黒姫駅の駅そば店ではクーポン券で
そば大盛サービスとなっています。
月見そば(大盛) 360円
並盛料金で大盛が食せるので、月見そばを注文しました。
再び長野駅行の列車に乗車します。
豊野駅

飯山線との接続駅、豊野駅で下車します。 島式と片面ホームを跨線橋で結んだ
橋上駅となっています。

自由通路化された跨線橋に有人化された駅は、信越本線時代と大きな変化は無い
です。 しかし、待合室に掲示されていた駅紹介などは撤去されていました。
駅名標はしなの鉄道様式のみで、飯山線のJR東日本様式は見当たりませんでした。
牟礼駅

1駅戻り、牟礼駅で下車します。 相対式ホームを跨線橋で結んだ有人駅です。
駅舎は木造駅舎が昔のままとなっています。

委託駅員が出札業務を行っています。
駅スタンプは駅事務所に保管されています。
三才駅

豊野駅の隣、三才駅は相対式ホームを地下通路で結んだ駅です。

有人駅ですが、営業時間が短く、平日は朝・夕のみ窓口業務が行われています。

土・日は日中も窓口が開いているのは、「三才」の駅名から記念入場券を購入する
来訪者に対応するためのようです。
駅前には記念撮影用の駅名標が設置されていますが、JR東日本様式となっています。


出札窓口前に駅スタンプが設置されています。
長野駅へと向かいますが、乗車した列車は「リバイバル飯山色」の110形です。
飯山線に初めて乗車した30年程前の塗装車両に少し感激です。
北長野駅

北長野駅は島式と片面ホームを跨線橋で結んでいますが、貨物駅が併設している
ので、多くの側線が見られます。
駅舎は北陸新幹線の高架下にあるので、新幹線が通過するのが見られます。

有人駅ですが、日中は窓口が閉鎖している時間があります。
長野駅

しなの鉄道北しなの線の最後の駅、長野駅で下車します。 北陸新幹線開業に
合わせて改装された善光寺口へは初めてとなります。 大庇と列柱が並ぶ駅前
からは以前の駅前の雰囲気と大きく変わっていました。
駅名標はしなの鉄道を表示する形式に変えられていました。
しなの鉄道北しなの線の全駅訪問を終えましたので、長野駅より市振駅へと戻り
ます。 北しなの線の駅には大きな変化は無いですが、信越本線時代と比べると
乗客の少なさは感じられました。
「青春18きっぷ」の利用出来なくなりましたので、私も乗車する機会は少なくなるの
でしょネ。 (。>0<。)
本日の駅弁
あぶら豚の蕎麦みそ弁当 1000円
長野駅の在来線改札内の駅弁販売店で購入しました。 北陸新幹線の延長に合わ
せて駅弁の数も少し増加したようです。
野沢菜ご飯の上に信州味噌で味付けした信州産豚と蕎麦の実があしらっています。
あぶり豚は美味しかったです。