「日本※※駅」は奥羽本線の峠駅です。
福島駅から青森駅迄結ぶ奥羽本線は東北地区の背骨となる奥羽山脈沿
いに走り、太平洋側の東北本線を補う路線となっていました。
特に、福島駅から新庄駅間が標準軌道に架け替えられ、山形新幹線が開
通したことで沿線の風景も大きく変わりましたが、一部区間では普通列車の
米沢駅からは3ツ隣の峠駅は米沢市の駅ですが、周囲は山間地となって
いて、駅前には数軒の民家がある程度です。
駅舎と呼べる建物は無く、大きな木造スノーシェルターに被われた駅です。
標準軌道となる前は板坂峠の急勾配と豪雪地帯の駅として、有名なスイッ
チバック駅となっていました。 スノーシェルター内にはスイッチバックの遺
島式ホームにホーム待合室がある無人駅で、構内踏切を渡ることになり
JR東日本仕様と国鉄仕様の駅名標が見られます。
深い山の中にあり、スノーシェルターやスイッチバックの遺功が残る駅と
スノーシェルター内を山形新幹線が通過していきます。 新幹線の車内
無人駅ですが、普通列車が停車すると『力餅~。力餅~。』の売り声が
響きます。 スイッチバック駅の当時から販売された「峠の力餅」が立売
されています。 短い停車時間での販売ですが購入する乗客も多く、停
10個入りなので一人で食べるには少々多いです。
峠駅の駅前をでると「峠の茶屋 力餅」の店舗があり、飲食も可能なよう
です。
停車する列車本数が非常に少ない駅となっているので、事前にダイヤを
確認して訪問するのが良いと思えます。