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【乗車:2023.8.17】
(2023.9.8更新)
JR鹿児島本線は、福岡県北九州市門司区の門司港駅を起点として、熊本県八代市の八代駅に至る路線(232.3km)と、鹿児島県薩摩川内市の川内駅から同県鹿児島市の鹿児島駅に至る路線(49.3km)の2路線から成るJR九州の幹線で、全線交流電化の路線です。
途中、東九州の玄関口である小倉、そして九州の中枢である博多、西九州の玄関口である鳥栖、そして熊本を通っています。
かつては門司港〜鹿児島間を結び、東京、大阪等の本州方面からの直通列車や、九州を縦断する列車が行き交っていましたが、九州新幹線が新八代駅から鹿児島中央駅まで開通したのに伴い、八代〜川内間が第三セクターの肥薩おれんじ鉄道に移管され、それを挟むように、門司港〜八代間と川内〜鹿児島間の2区間に分かれました。
現在は博多駅を中心に、鹿児島を除く九州各方面への特急や、小倉、博多を中心とする都市間輸送に特化しております。
今回は、起点の門司港駅から小倉駅までの紹介です。
↑九門司港駅【JA31】
【起点駅、累計0.0km】
頭端式ホーム2面4線を有する駅です。
鹿児島本線の起点駅です。
1942(昭和17)年の関門トンネル開通計画による駅名変更まで、こちらが「門司」駅を名乗っていました。
(現在の門司駅は当時「大里」駅と名乗っていました)
上の画像は駅ナンバリングが記されている上屋の柱の駅名標。
↑こちらは吊り下げ式の駅名標。
レトロ感が漂います。
門司港駅の駅名標といえばやっぱりこれ!
・・・ですが、隣駅(小森江だけ)の表示はありません・・・
↑こちらは門司港駅舎。
1891(明治24)年に開業しましたが、この駅舎は1914(大正3)年に完成したものです。
↑こちらは鹿児島本線の0キロポスト。
ここを起点として、鹿児島本線は鹿児島まで延びています。(現在は一旦八代まで)
※その他門司港駅の詳細はこちら
↑今回乗車する区間快速久留米行。
↑すべて817系の9両編成です。
マニアの間では「白缶」と呼ばれています。
↑門司港駅発車時の動画。
動画中の鹿児島本線を跨ぐ道路は国道3号線と199号線とを結んでいる清滝高架橋です。
↑門司港駅を出た動画の先。
415系が停泊しております。
手前が「銀電」で、奥が「白電」と呼ばれております。
↑しばらく行き、右手にナフコ(ホームセンター)の横を通った先に・・・
↑右手に今度は関門海峡が挑められます。
画像奥のクレーン(?)の手前の小島は船島で、別名「巌流島」といいます。
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った地で、島内に宮本武蔵・佐々木小次郎の像があります。
↑小森江駅手前右手車窓。
壁面に「アサヒグループ」や「大五郎」と書かれた白い大きい倉庫が見えます。
・・・そして・・・
↑煉瓦の倉庫らしき建物が見えてきました。
ニッカウヰスキー門司工場です。(煉瓦の建物、白い倉庫含め)
ニッカウヰスキーはアサヒビールの子会社で、門司工場では「かのか」という焼酎を製造しております。
ニッカウヰスキーの工場はここ門司以外にも、青森県弘前、栃木県さくら市、兵庫県西宮、大分の日田にもあります。
季節の花々が植えられ、煉瓦の建物との対比の綺麗さが好評です。
そして小森江駅に到着します。
↑九小森江駅【JA30】
【累計4.0km、前駅(門司港)から4.0km】
対向式ホーム2面2線の駅。
無人駅ですが、きっぷの自動券売機があり、交通系ICカードが利用できます。
特急を除く全列車が停車します。
ホームからニッカウヰスキー門司工場の煉瓦の建物が見えます。
ちなみに、ほぼ真下を山陽本線(関門トンネル)が走っております。
↑小森江駅を発車。
右手に関門海峡越しに本州(下関)を臨みます。
↑この先、線路際の建物で関門海峡は眺められません・・・
↑そして門司駅手前右手車窓。
き電所の横を通った先・・・
↑右手に白い壁(?)に囲まれた何かが見えてきました。
関門トンネルを抜け出た山陽本線です。
↑山陽本線を囲む壁沿いに、運用を退いた415系白電が数編成が疎開されているのが見えてきました。
↑門司駅構内に入ります。
右手に見える山陽本線の直流電化と交流電化の境目、デッドセクションの横を行きます。(架線に注目)
山陽本線はここよりトンネル寄りが直流電化です。
(↑門司駅構内、山陽本線のデッドセクションの横通過時の動画)
JR九州の直流電化区間は下関〜門司間のほか、筑肥線姪浜〜唐津線西唐津間もあります。
↑門司駅到着時。
山陽本線ホームの下関側の端に「交→直」の標識があるのが見えます。
↑上の画像の拡大。
↑九門司駅【JA29/JA52】
【累計5.5km、前駅(小森江)から1.5km】
島式ホーム3面6線を有し、この駅を終点とする山陽本線との合流駅です。
ブルートレイン全盛の頃は、関門海峡を挟んで対岸の下関駅とともに、この駅でも機関車の付け替えが行われておりました。
↑こちらは山陽本線側の駅名標。
1942(昭和17)年の関門トンネル開通計画による駅名変更まで、現在の門司港駅が「門司」駅を名乗っており、現在の門司駅はその当時、「大里(だいり)」駅と名乗っていました。
↑門司駅を発車。
駅周辺に数々の高層住宅があるのが見えます。
↑ここから先、貨物ターミナルを交わすため、上下旅客線が離れていきます。
手前の線路は門司機関区、北九州貨物ターミナルに入る貨物線。
↑JR貨物の門司機関区の横を行きます。
JR貨物の九州支社内最大の運転区所で、鹿児島にも「鹿児島派出」があります。
配置車両数は41両です。
所属略号は「門」です。
↑門司機関区の隣、北九州貨物ターミナル駅の横を行きます。
JR貨物の鹿児島本線の所属で、JR貨物山陽本線の終点駅です。
正式な営業キロは門司港起点より5.5kmとなっています。
↑北九州貨物ターミナル内。
貨物コンテナが多数積まれています。
↑トラックからの積み降ろし光景も見えます。
↑広大な貨物ターミナルはここで終端、貨物線はしばらく上下旅客線に挟まれるような形で並行していきます。
↑小倉駅付近で山陽新幹線とアンダークロスし・・・
↑貨物線が旅客上り線を跨いでいます。
↑小倉駅入線時。
新幹線手前側の複線が貨物線。
↑小倉駅入線時動画です。
↑九小倉駅【JA28/JA51】
【累計11.0km、前駅(門司)から5.5km】
在来線側は島式ホーム4面8線を有するJR九州のターミナル駅で、日豊本線の起点駅であります。
駅ナンバリングは、鹿児島本線のJA28とJA51であるほか、日豊本線のJF01、小倉駅を発着駅とし、途中日豊本線城野駅から分岐する日田彦山線はJI01となっています。
また、山陽新幹線の駅(JR西日本)と併設しています。
また、北九州市の代表駅であり、駅ビルである小倉ターミナルビル(アミュプラザ小倉とJR九州ステーションホテル小倉)のほか、北九州モノレールの駅をも有しています。
ちなみに小倉駅は北九州モノレールの起点駅でもあります。
↑5・6番ホームの元ラーメン店。
営業はしていません。
↑7・8番ホームのかしわうどんの店は営業しております。
立ち食いかしわうどんの店はこのほか、連絡通路にもあります。
在来線駅と新幹線駅の間を貨物線が走っています。
【同名駅情報】
こちらが小倉(福岡県)。
他に漢字表記が同じ駅があります。
小倉(京都府)・・・京都府宇治市の近鉄京都線の駅
そちらは「おぐら」と読みます。
付近に「JR小倉(じぇいあーるおぐら)」というJR奈良線(JR西日本)の駅もあります。
※こちらの新幹線の駅と間違えのないように注意
※乗換案内を使用の際は注意
次の小倉〜折尾間に続きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。