(2024.7.9更新)
【乗車:2021.11.28】
日豊本線は、福岡県北九州市小倉北区の鹿児島本線小倉駅を起点として、大分県、宮崎県を経由して鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅に至る、路線距離462.6kmのJR九州の幹線です。
小倉〜大分間は一部区間を除き、複線電化(交流)されており、大分から先は全区間単線電化(交流)です。
寝台特急『富士』や『彗星』が東京、大阪と、特急『にちりん』や数々の急行が博多と九州東部を結んでいて、東九州の重要路線の役割を担ってきました。現在では「ソニック」や「にちりんシーガイア」等の特急列車が東九州の主要都市を結んでおります。
また、途中城野駅まで、小倉発着の日田彦山線の列車も走ります。
【JF01】/【JI01】
【起点駅、累計0.0km】
日豊本線の起点駅です。
駅ナンバリングは日豊本線がJF01、途中城野駅から分岐する日田彦山線はJI01となっています。(鹿児島本線はJA28/JA51。)
島式ホーム4面8線の小倉駅在来線ホームのうち、1、2、3、4、7番線から日豊本線と城野駅から入る日田彦山線の列車が発車します。
博多〜大分方面の特急『ソニック』と、博多~宮崎方面の特急『にちりんシーガイア』はこの小倉駅でスイッチバックします。
小倉駅と次の西小倉駅は鹿児島本線と日豊本線でルートが重複しており、特急利用で博多~大分方面と乗り通す場合、西小倉〜小倉の両駅間は往復分の運賃が必要です。
小倉〜西小倉間は0.8kmしかない区間ですが、複線の日豊本線と複々線の鹿児島本線の計6線となっています。
【JF02】/【JI02】
【累計0.8km、前駅(小倉)から0.8km】
単式ホーム1面1線+島式ホーム2面4線の計3面5線を有しており、日豊本線側は島式ホーム1面2線となっております。
かつては業務委託駅で、駅員がいない時もありましたが、2023年10月より、JR九州による直営駅となりました。
鹿児島本線、日豊本線ともに快速停車駅です。日豊本線・日田彦山線の快速は、小倉または門司港行しかありません。
また、西小倉駅は両線とも特急は停車しませんので、大回り乗車で日豊本線〜鹿児島本線利用の際は注意が必要です。
↑西小倉駅を出て、この辺りで日豊本線は左カーブを描き、鹿児島本線から離れていきます。鹿児島本線はそのまま西に向かうのに対し、日豊本線は南西方向に進みます。
↑西小倉~南小倉間。
JR九州小倉総合車両センターの横を通ります。(マニアの間では「KK」と呼ばれています)
JR九州の様々な車両がここで検査等を受けます。
また、廃車となった車両はここで解体されます。
↑九南小倉駅
【JF03】/【JI03】
【累計3.5km、前駅(西小倉)から2.7km】
島式ホーム1面2線の駅です。
ホームは狭くなっており、列車通過の際は注意が必要です。
こちらも業務委託駅で、駅員がいない時もありましたが、2023年10月よりJR九州による直営駅となりました。
こちらも快速停車駅です。
駅名は「南小倉」ですが、まだ小倉北区です。
(※↑2022.10.15追加)
↑南小倉〜城野間車窓左手。
左手車窓に「ウォシュレット」で有名なTOTOの本社が見えます。
本社に隣接して、TOTOミュージアムがあります。
↑同じく南小倉〜城野間。(車窓右手)
北九州モノレールとアンダークロスします。
モノレールの下を国道322号線が走っています。
この手前辺りから小倉南区に入ります。
(但し、日豊本線を境に車窓左側が小倉北区、右側が小倉南区)
↑九城野駅
【JF04】/【JI04】
【累計6.1km、前駅(南小倉)から2.6km】
日豊本線から日田彦山線が分岐する駅で、単式ホーム1面1線+島式ホーム2面4線の計3面5線となっています。
上り下りとも、特急列車の通過待避を行うことがあります。
分岐する日田彦山線が非電化ということもあって、いちばん奥の島式ホームの5番線のみ、架線は張られていません。
日田彦山線の列車は全て小倉駅発着で、城野駅で折り返す列車はありません。
快速停車駅(小倉方面行のみ)です。
城野駅も業務委託駅で、駅員がいない時もありましたが、2023年10月より、JR九州による直営駅となりました。
この駅より小倉南区の駅です。
(但し、付近を走る国道10号線はまだ小倉北区)
↑城野駅は南北自由通路に接続する橋上駅です。
北九州モノレールにも城野駅がありますが、JR城野駅と約800m離れ、徒歩だと10分少々かかり、乗り換えには時間と体力を費します。
その上、道がわかり辛く、迷う恐れもあります。
モノレール城野とJR城野での乗り換えはオススメできません。
参考までに、小倉~城野間の運賃はJRは230円、モノレールは250円です。
城野〜行橋間に続きます。