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JR日田彦山線は、福岡県北九州市小倉南区の日豊本線城野駅から、大分県日田市の夜明駅に至る、路線距離68.7kmのJR九州の地方交通線です。
全線単線非電化の路線です。
昔は急行列車も走り、遠くは山陰本線浜田駅(島根県)から久大本線天ヶ瀬駅に至る急行「あきよし」(美祢線・山陽本線経由)もありました。
かつては小倉駅からの列車が田川後藤寺駅や日田駅とを行き来していましたが、2017(平成29)年の九州北部豪雨により、添田〜夜明間は不通となった末、2023年8月28日に「ひこぼしライン」としてBRT化され、線内での鉄道車両での運行は城野〜添田間となりました。
小倉~田川後藤寺駅間に駅ナンバリングが設定されており、「JI○○」になっています。
しかし、起点駅の城野駅を除き、日田彦山線全駅はSUGOCAやSuica等の交通系ICカードには対応していませんので乗車の際には注意が必要です。
(但しBRTを除き、交通系ICカード利用可能駅同士の行き来でこちらを経由することはできます。)
今回は城野〜採銅所間の紹介です。
↑九城野駅【JF04】/【JI04】
【起点駅、累計0.0km】
日田彦山線が日豊本線から分岐する駅(起点駅)です。
日豊本線の駅ナンバリングはJF04です。
↑城野駅14:33発の田川後藤寺行。
日田彦山線で使われているキハ147系です。ワンマン対応になっております。
この列車で城野駅から採銅所駅に向かいます。
↑城野駅を発車して右カーブを描き、日豊本線から離れていきます。
↑九石田駅【JI05】
【累計3.3km、前駅(城野)から3.3km】
島式ホーム1面2線の駅で、無人駅です。
【同名駅情報】
こちらが石田(福岡県)。
他に・・・
石田(京都府)・・・京都市伏見区にある京都市営地下鉄東西線の駅
※乗換案内を使用の際は注意
↑石田駅発車。まだ周辺には住宅やアパートが目立っています。
↑志井公園駅手前右手に北九州モノレールの車庫が見えます。
↑ 九志井公園駅【JI06】
【累計5.1km、前駅(石田)から1.8km】
単式ホーム1面1線の駅です。かつてはJR九州サービスサポート(JR九州の系列)による業務委託駅でしたが、2023年3月に終日無人化(自動券売機有)されました。
北九州モノレールの終点駅、企救丘(きくがおか)駅まで約200m、徒歩5分ほどです。
駅周辺は住宅、マンション、団地等が多く存在しております。
↑志井公園駅停車時の反対側の車窓です。(帰りの列車の車中から)
駅横に志井公園があり、公園内に「アドベンチャープール」があります。
↑志井公園駅を出てから、長閑な風景に変わっていきます。
↑志井駅手前で九州自動車道とアンダークロスします。
↑九志井駅【JI07】
【累計6.8km、前駅(志井公園)から1.7km】
相対式ホーム2面2線の駅で、互いのホームは跨線橋で連絡しています。無人駅です。
城野駅と同じく、北九州モノレールにも「志井」駅がありますが、JR志井駅と直線距離で2km以上の距離があり、この駅でもモノレールとの乗り換えはオススメしません。
↑こちらが北九州モノレールの志井駅の周辺です。
JR志井駅周辺と雰囲気が全然違います・・・
↑志井駅を出た辺りから、田舎らしい風景になってきました。
↑九石原町駅【JI08】
【累計9.0km、前駅(志井)から2.2km】
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線の駅で、無人駅です。
かつては朝、この駅で小倉方面行き快速列車が同方面行き普通列車を追い抜くという光景が見られましたが、緩急接続廃止に伴い、下り用の2番線は現在使用されておらず、そういった光景は見られません。
↑駅舎は単式ホーム側にあり、島式ホームとの間に構内踏切で接続されています。
↑九呼野駅【JI09】
【累計12.3km、前駅(石原町)から3.3km】
単式ホーム1面1線のみの無人駅で、快速(1日1本、小倉行のみ)は通過します。
かつてはスイッチバック駅でした。
駅舎は1990年代に撤去され、ホームと待合所のみとなっています。
この呼野駅が北九州市内最後の駅で、次の採銅所駅から田川郡香春町になります。
近くに三菱マテリアルの東谷鉱山があります。
駅名標の向こうに旧ホームが見えます。
スイッチバック時代の遺構です。
↑三菱マテリアルの寮でしょうか?
団地のような建物が見えます。
↑この辺りで国道322号線と並走します。
徐々に山深くなってきました。
↑金辺(きべ)トンネル(1,444m)に入ります。
北九州市と香春町との境を越えます。
↑採銅所駅【JI10】
【累計18.1km、前駅(呼野)から5.8km】
田川郡香春町に入って最初の駅です。
この駅も快速は(小倉行のみ)は停車しません。
「採銅所」の由来は、かつて香春岳中腹で銅が採掘されていたことによるそうです。
単式ホーム2面2線を有しています。昔は、単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線でしたが、中線である2番線は廃止され、単式ホームとのみなりました。
採銅所駅で下車、駅を探索してみます。
↑こちらは採銅所駅舎。
↑無人駅ですが、近距離きっぷの券売機は設置されています。
↑採銅所駅から見た田川後藤寺方面。この先にトンネル(採銅所トンネル)が見えます。
次の採銅所~田川後藤寺間に続きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。