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      【乗車:2022.11.6】

         (2024.6.30更新)

幡生〜下関間の続きです。

今回は山陽本線の最後の区間、下関〜門司間の紹介です。


↑下関駅【JA53

【起点(神戸)から528.1km

島式ホーム3面6線構造の高架駅です。

下関駅はJR西日本JR九州の境界駅となっており、ここから先の山陽本線は、JR九州の管轄となります。

山陽本線で唯一のJR九州の区間です。

上の画像の駅名標はJR西日本仕様の駅名標に、JR九州の駅ナンバリング「JA53」を加えたものとなっています。

駅ナンバリングの「JA〇〇」は、博多駅の手前、吉塚駅を「JA01」として、鹿児島本線の吉塚〜門司港間に加え、山陽本線に乗り入れる小倉〜下関間にも付与されております。(小倉がJA51、門司が JA52

(※追記2024.5.14:下関駅の垂れ下がり式の駅名標は現在はなくなった、との事)


↑次の門司駅構内が交流電化されているので、115系等の直流電車が行き来できるのはここ下関駅が最後です。

ブルートレイン全盛の頃は、機関車の付け替えが行われておりました。(直流用〜交直両用)

国鉄時代はブルートレインのほか、山陰本線からの特急急行も来ていましたが、現在は観光快速列車「〇〇のはなし」や、周遊型寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」が発着する以外はありません。


↑高架下の下関駅。

駅ナカにはコンビニ(セブンイレブン)のほか、地元スーパーの「ゆめマート」が入っています。

↑こちらは下関駅東口駅舎。

2006(平成18)年に放火により焼失し、現在はこの駅舎になっています。

東口駅舎付近にショッピングモール、「シーモール」があります。

↑「シーモール」は、百貨店である大丸がキーテナントになっています。

↑下関駅の自動改札。

交通系ICカードが使えますが、来訪当時は九州方面(JR九州エリア)への行き来のみで、幡生、新山口方面への行き来では使用できませんでしたが、2023年4月1日に下関〜徳山間までエリアが拡大しました。

尚、JR九州エリアJR西日本エリアへの跨りはできません。


↑下関駅発九州方面への時刻表。

かつては小倉駅から日豊本線に入り、行橋や中津へ行く列車のほか、鹿児島本線の福間へ行く列車もありました。

2022.9.23のダイヤ改正で、ほとんどが門司または小倉との折り返しとなり、朝に1本、大分行があるのみとなりました。

(逆に、日豊本線柳ヶ浦、行橋から下関へ来る列車はあり)

また、現在は当駅始発だけですが、昔は小郡(現・新山口)駅始発の列車もありました。

↑小倉行で門司駅へ向かいます。

交直両用の415系のステンレス車です。

↑同じ415系でも、2022.9.23のダイヤ改正までは上の画像のような鋼製車(「白電」と呼ばれていました)も使われていました。

↑下関駅を発車します。

ブルートレインをはじめ、長編成の列車が発着していたこともあり、ホーム長も長くなっています。

↑発車時の車窓左手。

下関ロイヤルボウルの奥が下関港で、関門トンネル開通までは、この辺りから関門航路が出航していました。

↑車窓右手、下関総合車両所の横を行きます。

山陽本線の黄色い115系電車と山陰本線のタラコ色の気動車が休憩中です。

奥に見えるのが林兼産業で、マルハニチロの系列です。


↑こちらは反対側の左手車窓。

JR貨物の下関駅のヤードの横を行きます。

彦島の手前まで続きます。

↑下関総合車両所の先の右手車窓。

渡っているのは川ではなく、「小瀬戸」であり、渡った先は彦島という島です。

画像左の陸地は彦島で、右の陸地は本州本土です。

↑こちらは左手車窓の小瀬戸。

遠くに造船工場が見えます。

(左本州、右彦島)

造船工場の奥の山は北九州・門司の山々です。

↑彦島突入時の右手車窓。

島の中とは思えない風景です。

↑彦島に入ってしばらく行き、関門トンネル上り線の入口が見えてきました。

↑そして関門トンネルに突入!

↑トンネル内の照明が長大トンネルの証です。

関門トンネルは単線トンネル2本で構成され、全長は下りが3,614.04mで、上りが3,604.63mあります。

関門トンネルは、下り線は1942(昭和17)年に、上り線は1944(昭和19)年に開通しました。

トンネル開通までは関門連航路で本州と九州とを結んでいました。

トンネル途中でJR鹿児島本線の小森江駅の真下辺りを行きます。

↑そしてトンネルを出ます。

↑鹿児島本線では、小森江〜門司間、小森江駅付近の辺りになります。

↑トンネルを出た先、側線に415系鋼製車が停車しているのが見えます。

運用を終了して疎開されています。

↑門司駅手前の右手車窓。

団地やマンションが多く建ち並んでおります。

↑この辺りでデッドセクションを通過。

電化方式が直流から交流に変わります。


門司駅

   【JA 52/JA29

     【累計534.4km前駅(下関)から6.3km

島式ホーム3面6線の駅で、橋上駅舎を備えている駅です。

本州から見れば、「九州の玄関口」と言える駅です。

神戸駅からの山陽本線の終点駅で、ここから鹿児島本線と合流します。

門司駅も、ブルートレイン全盛の頃は下関駅と同じく、機関車の付け替えが行われておりました。(交流用→交直両用)

関門トンネル開通前までは、ここ門司駅は「大里(だいり)」駅と名乗っていて、現門司港駅が「門司」駅を名乗っていました。

↑門司駅ホームから見た下関・門司港方向。

構内奥、415系(白電)が停まっている辺りまで、直流〜交流のデッドセクションがあります。

下関方向が直流電化で、小倉方向と門司港方向がが交流電化となっています。

ホームの奥に、「直」の標識があるのがそれです。

そのため、下関駅まで来る直流電車と九州内を走る交流電車は関門トンネルを通ることができず、電車は415系のような交直両用車両しか入ることができません。
列車は門司駅から鹿児島本線に入り、小倉駅まで行きます。(一部除く)

ご覧いただき、ありがとうございました。

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