スコットランドのフォース橋(1999年4月) | 鉄道で行く旅

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スコットランドのフォース橋に関しては、以前に簡易な記事で投稿しているのですが、今回は撮影フィルムをスキャンし直して、フォース橋(鉄道橋)を中心にした記事を作ってみました。(今回の画像は全て1999年4月の撮影です)

 

【カレドニアン・スリーパー(Caledonian Sleepers)】

ロンドン・ユーストン駅から夜行列車のカレドニアン・スリーパーの1等個室寝台を利用してエディンバラ・ウェイヴァリー駅に着きました。(この画像の下部はロンドンで撮影した同形車両です)

この列車の愛称になっているカレドニアン・スリーパー(Caledonian Sleeper)のカレドニアンはスコットランドの意味を持つ詩語です。おそらく日本で東北地方のことを「みちのく」というようなものだと思います。

イギリスの首都ロンドンと、エディンバラ、グラスゴー、インヴァネスなどのスコットランドの都市との間を走るイギリスの寝台列車群がCaledonian Sleepersです。

この画像の上部は1等個室寝台(ファーストクラス寝台)の乗客に渡されるアメニティグッズ入りのポーチです。かつての日本の寝台特急(ブルートレイン)のA個室客用のアメニティグッズ入りポーチと似ていました。

さらにポーチの説明を付け加えますと、航空会社であれば国際線ビジネスクラスのアメニティポーチと同等というところでした。

ここの写真は1999年当時のものです。2020年現在はカレドニアン・スリーパーのアメニティポーチも、この画像とは違っているようです。

 

エディンバラ・ウェイヴァリー駅で見た車両です。

 

朝のラッシュ時間にエディンバラ・ウェイヴァリー駅から普通列車に乗ること約18分、列車は警笛を鳴らしながらフォースの大鉄橋を渡ります。そこが世界の鉄道史に必ず出てくるフォース橋です。「1890年、エディンバラの北に面するフォース川の河口の大きな入江に、540mを超えるスパン3つで構成された全長2.5kmの巨大な鉄の橋が完成した」と書かれているスコットランド名物の鉄道の大鉄橋です。

 

ノースクィーンズフェリー駅から眺めたフォース橋です。

 

無人駅のノースクィーンズフェリー駅で下車しました。

 

ディーゼルカーのインターシティー125(最高時速125マイル = メートル法では最高時速200km)が通過していきました。

 

フォース橋(Forth Bridge)のノースクィーンズフェリー駅側で列車を撮影しました。

このフォース橋は、2015年にドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会において登録が認められたイギリス・スコットランドの世界文化遺産です。

 

フォース橋は、その巨大な姿から「鋼鉄の怪物」とか「鋼の恐竜(Steel dinosaur)」などと呼ばれています。

 

フォース橋の撮影を終えた後、ノースクィーンズフェリー駅からエディンバラ・ウェイヴァリー駅まで乗車した普通列車です。

朝の通勤方向のラッシュ時間だったことから列車は通勤客で満員でした。

 

スコットランドのエディンバラ・ウェイヴァリー駅です。

 

エディンバラ・ウェイヴァリー駅のプラットホームとインターシティー225です。

 

1999年当時、BR(英国の鉄道)の東海岸ルートを受け持っていたGNER(グレート・ノース・イースタン・レイルウェイ)のインターシティー225(最高時速が225km)です。(注:GNERは2007年に列車運行業務から撤退しています)

このインターシティー225でエディンバラ・ウェイヴァリー駅からロンドンのキングス・クロス駅まで帰りました。

インターシティ225

ロンドンまで帰る途中のヨークで国立鉄道博物館を見学しています。

(おわり)