CLANNADの通常階である風子回よりも泣けて感動する作品の第4位です。
今回ご紹介するのは、Keyの第一作目にあたる「Kanon」です。泣きゲームのジャンルを確立した作品です。
テーマは「奇跡」です。
北海道を舞台にした美しい景色と、なぜか大阪の守口駅のベンチと横浜元町商店街を舞台にした物語。夏のAIRに対し冬のKanonといわれる名作です。Key3部作の1番最初の物語です。このメインヒロイン月宮あゆと風子の設定はよく似ており、Kanonから入った人は風子のファンタジーさを理解することができます。
「奇跡は起きないから奇跡というんですよ」
メインヒロインの一人がそう断言する。
そこにグランドメインヒロイン、Key作品史上最高ヒロインの月宮あゆが絡んでいきます。
彼女は主人公の祐一の幼馴染でカチューシャをつけて夕方の商店街に現れる。7年後に会う約束をしており、いつも何かを探している。
そして、彼女の願い事とは。
ほかにも、4人のヒロインがおり、特に真琴と栞の話は涙が止まらず、さすが泣きアニメのパイオニアという感じです。
Kanonはアニメが二つあり、京都アニメーション版が絶対お勧めです。これは原作者の一人である麻枝准が見直ししており、また、24話あり
わかりやすくなっています。
見終わった後、エンドロールは残念ながらあふれる涙で見ることはできないでしょう。
これ以上はネタバレ編で。
↓prime videoで白銀の序曲が第一話です
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ネタバレ編
「想定外の展開と想定内の結末による至高のハッピーエンド作品」
最終回の一発逆転劇はKey作品の中でももっともすばらしいものです。
守口市駅のベンチで座っているあゆを見たらもう涙が止まらなくなります。
24話見たかいがあります。
最終話一発逆転という意味では「小さなてのひら」すらも上回るかもしれません。
これを見ちゃうと「神様になった日」が納得いかなくなり、駄作とみられてしまいます。あっちはノー奇跡ですから。
一方、こちらは奇跡のバーゲンセールとも呼ばれる外連味ない奇跡を連発していきます。
「奇跡は起きないから奇跡というんですよ」
の言葉を伏線に起きるはずのない奇跡をわが身を犠牲にしてまで起こす月宮あゆ。一方、その思いにこたえ、月宮あゆへの奇跡を願い、行動を起こす祐一とその関係者たち。
そして最後のハッピーエンド。
想いは奇跡を起こす。
今見ても全然古臭くない良い作品です。
この作品がすばらしいゆえにゲートになっています。
この作品より泣けて感動した作品が☆5つの評価を得ており、今までのなかで3つしかありません。
次回以降いよいよ3位以上の発表です。