他者のことが心配でたまらない時の本当の理由

占い師の金倉真以です。

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セッションで、クライアント様から、兄弟や姉妹、親など、自分のことではなく、他者を心配するご相談をいただく時があります。

例えば、「姉がもう結婚してもよい年なのに、結婚していない」

「両親の仲が悪いから、心配だ」など。

確かに、他者とはいえ、自分に近い存在の方を心配するお気持ちはわかります。

でも、こういったご相談をいただく時って、そもそもその他者自身は何も心配していないし、問題とも思っていないことがほとんどです。

さっきの例でいうなら、お姉さん自体は、結婚していないことを心配していないし、問題とも思っていないのです。

そして、特にいま現実的な問題が起こっていないことがほとんどです。

他者自身が心配もしていないし、何も現実には問題が起こっていない。

それなのにクライアント様は、とても心を痛めて心配しているのです。

じゃあ、なぜ、そんなに心配してしまうのか？

それは、目の前の他者の姿が自分の思う普通や当たり前と違うから。

人には、「普通は、こうでしょう」という自分にとっての普通や当たり前の考え方や行動があります。

それが侵されると、人は不安や不快を感じます。

それは、当然の反応です。

だから、不安や不快の感情が悪いのではないですよ！

大切なのは、心配という言葉でまとめてしまうのではなく、自分の当たり前や普通と違うから不快なだけなんだと気づくことです。

あくまでも自分の当たり前や普通なので、他者の当たり前や普通とは違います。