中華バッテリー | TERUのブログ

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つれづれに

新しいコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)が欲しー! という相談を受けて、買うのに付き合ったという話を、ちょうど半年前の4月15日に書きました。

そのときの記事はこちら→「2012年の桜コレクション オマケ

で、古い方のコンデジも、電池さえ新調すれば、まだまだ使えそうな気配だったので(もったいなーい)、ぼくが引き取って使っていたのでございます。

が!

メーカー純正の電池はすでになく、俗に中華バッテリーと呼ばれる、お安い中国製の互換品を購入したんですよ。

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こちらの製品。ハッキリ覚えてないけど、たしか1,500円くらいでした。Amazonで検索して見つけたんです。Amazon自身が売ってるのじゃなくて、提携してるお店ですけど。

さて、それから約半年。

5回くらい充電しましたかねえ。1回の充電で撮影できる枚数が少ない(それはカメラの省エネ性能も大きく関係する)、連続して撮影すると発熱が大きい……という気はしてました。

で、ある日(つい先日)、まったく充電できなくなって、終了! はい、お疲れさま!

うーむ。半年(しかも充電回数は、たった5回)で壊れちゃうって、いくら安くてもコストパフォーマンス悪すぎ(苦笑)。だって、充電1回分300円ですもんね。

安物買いの銭失いとは、まさにこのことですなあ。

わたくし思うんですけど、コンデジって電源に単3電池が使える方がいいんじゃないかと。だって、高ければ数万円、安くても1万円前後するコンデジが、電池の劣化という理由だけで、使い物にならないって、もったいないじゃないですか。

その点、単3電池ならいつでもどこでも買えるし、エネループも使えるので、コストパフォーマンスも抜群です。

そう思う理由はほかにもある。

いま、コンデジって呼ばれる製品分野は、岐路に差し掛かっています。というのは、スマートフォンのカメラ性能が上げってきて、かなりの人が、それで充分と思うようになってきているから。

スマートフォンなら、撮った写真をメールしたり、ブログに上げたりも楽なわけでしょ。ネットと親和性が高いのは、そもそもネット端末なんだから当たり前。それに加えて、最近ではスマートフォンが無線で繋がるプリンタも増えてきたら、紙の写真にするのだって、コンデジより手間がない。

似たような芸当ができるコンデジは、ほんの数機種ですよ(無線LAN内蔵タイプ)。しかも、3万円も4万円もする高いヤツ。そんな値段なら、よほど写りもいいかというと、じつはそうでもない。

あ、写りが悪いって意味じゃないですよ。ふつうに撮れるし、失敗も少ないけど、それがスマートフォンより格段にいいかというと悩ましいところで、逆に一眼レフやミラーレスと比べたら、明確に負けちゃってる。

なのに、3万も4万も出しますか? というお話です。

つまり、上には一眼レフ(ミラーレス含め)があって、下にはスマートフォン。これらは、明確に差別化が出来てるけど、コンデジはどっちつかず。そーいう状況が続いていくと、いつかコンデジという製品分野はなくなるんじゃないかと思ってしまうわけです。

そこで、単3仕様のコンデジがいいんじゃないかと思うのですよ。ますます使用頻度が下がるコンデジに、何万円も出すのではなくて、手軽で、電池の心配をすることなく使えるカメラ。

1年に1度くらい、たとえば旅行に行くときくらい、スマホだけじゃなくてカメラらしきモノを持ってくか。なーんて気になるかもしれないじゃないですか。そんなとき、単3電池なら充電の必要もないし、もちろん古い充電池の劣化も心配なし。

と言うふうに訴求(宣伝)すれば、単3電池仕様のコンデジって、根強い需要がありそうな気がするんですけどねえ。

いま現在のところ、単3電池が使えるタイプのコンデジって、ほとんどないんですよ。

現行品では、キヤノンの「PowerShot A810」と、ニコンの「COOLPIX L26」の2機種だけじゃないかなあ(いま、各社のホームページをざっと見たところでは)。

この2機種は、どちらも最廉価機種ですから、GPSや無線LANなど、最新の機能はまったく搭載されていません。その分値段が安いので、まったく問題がないというか、むしろ、すがすがしい。いままで話してきたとおり、そういう機能は、もうスマホに譲りましょう。

ただ一点だけ注文を付けるなら、光学式の手ぶれ補正は付けて欲しいかな。光学式手ぶれ補正は、スマホにない機能なので、カメラらしきモノの存在価値として必要じゃないかと。(単3電池では、手ぶれ補正を動かす電力が足りないというなら、省エネ技術でなんとかしてちょーだい)

ま、なんにしろ、単3電池仕様のコンデジが、もうちょい進化するとうれしいなと、思う今日この頃なぼくでした。