今回はこれまでに何度も扱ってきた短波放送受信用アンテナです。
いきなり完成形ですが、使っていないケース(タカチ製?)があったのを思い出し、「もう1個作ってみるか」という流れに。
全金属製(アルミ製?)の中々しっかりしたケースです。特価で300円で買ったものです。これはお得!
回路図です。
これまでに作ったものとほぼ同じ。Gawantアンテナ(ツェップアンテナ)を参考にしたものです。今回はアンテナ直結のバイパスSWと、周波数帯を変えるためのタップ切り替えSWを追加しました。
20tを選択したとき、使わない方のコイル(50t分)はアースに短絡するようにしています。
(こうした方が良いと何かの文献に書いてありました)
トロイダルコアはT68-2を使用(インダクタンスは57uH/100t)。
70回巻きで20回目にタップを設けました。ポリバリコンは2連で680pF。
実測では、1,100kHz~5,000kHz、2,900kHz~13,000kHz辺りをカバーしている感じです。
内部の様子。
基板は毎度のFCZ基板。トロイダルコアは両面テープで基板上に固定しています。
(この後手直しをしたので回路図とは配線が若干異なります)
パネル前面側の様子。
パネル後面側の様子。BNC端子はもちろん4点止めタイプを使用。重厚感が違います(笑)。
前面パネル。左上がタップ切り替えSW、左下がバイパスSW。
右はチューニングつまみです。
IC-R6でラジオNikkeiを受信している様子。感度は申し分なし。
アンテナ直結タイプは持ち運びに便利な反面、受信機がバランスを崩して転倒するリスクがありますが、このタイプはそういうリスクがなく、半固定式に使えるのがメリットでしょう。
大きさはIC-R6とほぼ同じ。ケースがしっかりしている分やや重量はありますが、持ち運びには問題ないレベルでしょう。
いずれこのアンテナを使って東京マーチスや漁業無線の受信の様子などアップしたいと思います。
~以下次号~