短波放送受信用アンテナ製作 その3 | ピクルス卸問屋のブログ

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その1、その2では、「Gawantアンテナ」なるものを真似て作ったネタを投稿しましたが、今回はその2の改良版です。

 

 

その2はその1よりもしっかりとしたケースに収め、周波数切り替えスイッチなどを付けましたが、今回は下記の通り改良。

 

1.その2では、カバーする周波数帯が4.5MHz~18MHz辺り。これでは最近よく聴いている2MHz帯の漁業無線は範囲外なので、トロイダルコアT-50-2の巻き数をN=31からN=87に変更した。

 

2.切り替えスイッチ側は、手元にあった0.6mHのコイルをT-50-2に直列につないでみた。

 

2は単なる実験で、何の根拠もありませんが、とりあえず改良作業遂行。

 

見た目はあまり変わっていませんが…

 

巻き数N=31からN=87は相当な変化。毎度毎度大変な作業です(笑)。

巻き数を増やすにあたり、線の太さを細くしました。

 

手元にあったコイル。確かスピーカーに付いていたものだった記憶が…。

トロイダルコアを取り外すときに付いたはんだごての跡が生々しい(左上)。

プラのケースだと必ずやってしまいますね。

 

改良が完了したところで受信実験。

使ったのはIC-R30、ケーブル(RCAケーブルにBNC変換プラグを付けた乱暴なもの)、祐徳電子さんで購入した1.4mロッドアンテナBNC PLUG付 ( ZHW-HAM-138)。

 

ベランダは寒かったので、窓のすきまからロッドアンテナを外へ出します。

1.4mの長いアンテナなので、そのままだと本体が浮いてしまうため、ゴムのブロックで支えています。

 

20:30からのいばらきぎょぎょうの定時放送を受信している様子。

フェージングはあるものの、この環境でS=4~5と非常に良く受信出来ました。

ベランダだとS=5で強力に受信できます。

 

つまみは手持ちのシンプルなものに交換。

 

この組み合わせならかさばらないので、旅行や出張(?)にも持って行けそうです。

 

なお、改良後の受信周波数ですが、切り替えスイッチをA,Bとすると、

 

A:1400~6100kHzぐらい

B:600~810kHzぐらい

 

と、Aは2MHz帯をちゃんとカバーするようになりましたが、Bがよく分からない状況に…。

こちらは実験チャンネルなので(;^_^A、引き続き改良していこうと思います。

 

                               ~以下次号~