本日のお題は「漁業無線」。
業務用無線がどんどんデジタル化で聴けなくなっている中で、昔と変わらぬ短波を使うやり取りに「昭和」を感じつつ、暇を見つけては聴取しています。
私の住居は東京の多摩地域。
自宅のベランダ(地上高約30m)にアンテナ(303WA-2)を立て、八重洲無線のFT-818NDとアイコムのIC-R30などで受信。
(FT-818NDは以前投稿しましたが、もはやBCL専用機となってます😅)
2MHz帯の漁業無線を聴いている様子。
早朝、夜間などはとても強力に受信できます。
アンテナカプラのセッティングはこんな感じ。
我が家で聴こえるのは下記の通りです。
・ちばけんぎょぎょう
・いばらきぎょぎょう
・かごしまけんぎょぎょう
・みさきぎょぎょう
・いわきぎょぎょう
・しずおかけんぎょぎょう
・むろとぎょぎょう
・あぶらつぎょぎょう
時間帯にもよりますが、「気象通報」や「定時放送」などを聴くことができます。
全て漁業関係者向けの内容で、漁業に関わりのない素人には全く役に立たない内容ばかりですが、「短波」かつ「生放送」でのやり取りが受信マニアとしては惹かれます。
◎JBO
これは、KDD(現KDDI)が遠洋航海をする船舶向けに行っていた通信サービスの海岸局のコールサイン。
今のように衛星を介した通信が無かった時代、KDDに委託された海岸局が、航海中の船舶と国内の加入電話とを接続し、船舶と船会社,乗組員と家族との直接通信が出来るようにしたサービス。確か2000年ごろにこのサービスは終了。
このQSLカードはそんな通信サービスの様子を聴いてKDDに受信報告して入手したものです。1980年代のものだったと記憶しています。
(思えばこの頃から漁業無線には興味がありましたね…。)
当時は8MHz帯の他に、4MHz辺りでもこのサービスの様子が聴こえました。
◎おきなわけんぎょぎょう
沖縄県糸満市にある漁業無線局です。
5年ほど前、沖縄を訪れた時に訪問。局舎を囲むログペリなどのアンテナが圧巻。
通信設備も見学させて頂きました。
今年の夏にはEスポで27Mhz帯の通信が東京でも聴こえました。
◎船舶時計(バス時計?)
船舶無線局の写真に必ずと言って良いほど写っている時計…。
(写真はネットからの借りものです)
この時計がずっと気になって仕方が無かったのですが、ネットで調べるとすごく人気のある時計で、メルカリなどでは船舶時計、バス時計などの名前で沢山出品されており、防塵性に優れた業務用の時計であることが判りました。
すかさず購入~(笑)
この時計を傍らに聴く漁業無線もなかなかオツなものです。
漁業無線をぜひ聴いてみて下さい。
~以下次号~