(マニラのスラム。衣服支援してるとこ。ちなみに本文とは・・・もう分かるよね)
マニラで置き引きにあったぼくです。
アジアの旅をはじめたのは、19才になりたてのときだったけど、盗難にあったことはなかった。
生まれてはじめて、置き引きされて。
カバンの中には、カメラやPCが入ってた。
もうひとつ、とっても大事なものも・・・
竹でできた、穴があいてて、音が出るやつ。
それをなくしたのには、ホント、3ヶ月くらいへこんだ。
それはいいとして、マニラのパサイの警察署。
英語のたんのうなポリスの親分が、盗難届けを、子分に後述筆記させる。
口述筆記というのは、口で文面をいって、それをタイプ係りが、一字一句もらさずかくこと。
そうしてバッチリ盗難届けが出来た。
これで、日本の保険会社に出すことができる。
とりあえずほっとした。
それで、転んでもタダでは起きないゾーと思い、
おまわりさんにインタビューした。
「フィリピンでは、どうやったら警察になれますか?」
「はい、警察学校をでなければ、ならんのです」
「どんな勉強するのですか」
「ほとんどは、体育と運動です。こういうことを、やらされました」
といって、その場でうさぎとびをはじめる、若い警察官。やったらめったら明るい。
するとポリスのボスがいう。
「フィリピンは犯罪が多い。日本でも、こういうことはあるかい?」
「ありはしますが、とても少ないです。それに、日本の警察は犯罪捜査をとても一生懸命やります」
最後の方は、ちょっと皮肉った。
さてその警察署には、拘置所、いわゆるブダ箱がついていた。
ポリスのボスがいう。
「おれたちもスリやかっぱりを、毎日つかまえるんだが、全然数が減らないんだ。警察の方の手が足りない。ほら、ここをみるといい」
と後ろの牢屋を指差した。
すると、暗い鉄格子の向こうに、年はのゆかない子どもたちが、何人もこっちを見ていた・・・
フィリピンの暗い底を見た気がした。
ほわほわできな~い。
「この子たちは、つかまえても、2-3日で釈放するしか方法がない。そしてしばらくすると、またつかまってこの牢屋にもどってくる、というわけだ」
そう。フィリピンの警察官の方も、困っているのだ。
政治の問題なんだと思う。偉そうなことを言わせてもらえれば、ネ。ネコニャンニャン。
ニャンといったついでに、偉そうなことを、もちょっといいます。政治家の方たちは、汚職するお金を、ちゃんと警察の方にまわして、仕事をしやすくするべきです。
フィリピンのマフィアなどは、警察より資金を持っているので、まったく取り締まれません。
まずは治安をよくしないことには、人々が安心して暮らせません。警察の人も給料安くて、それなのに身体をはる仕事をするので、それはやる気もなくなるってもの。
そしてスリやかっぱらいは野放しになる。
ケチなスリなんかでしか、生活費を稼げないストリート・チルドレンも、気の毒だ。
問題は複雑に絡みあっているんです、ネ。ネコミャーミャー。
警察署では、さいごに、本部の方に調書をもっていかなくてはならない、といわれた。
はじめは、自分で持っていけ、という。
その次は、係りのもの(警察アシスタントがいる。これは東南アジアではよくあること)に持っていかせる、という。
そのときの交通費が100ペソ必要だが、負担できるか、と言われた。
ちょっとした賄賂みたいなものかな、と思ったけど、すぐに払った。もう早くホテルに入って休みたかった。
警察署の仲良くなった人たちに、手をふってお別れ。
すぐにタクシーをひろい、センセイが「安全」というマハルキタ・ホテルへ。
もうこれ以上、神経を使いたくなかった。
はっきりいって、疲れはピークに達していた。
(トゥー、ビー、コンテニュー)