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目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

海外・日本のお酒に関する情報、主催するイベントやセミナーなどをご紹介。
国内外のおすすめのBARや、レストラン、リカーショップもアップしていきます。

宇都宮ツアー最終日に訪れたのは、宇都宮にあるフレンチレストラン「Naomi OGAKI」。
実はここ、グルメな人々の間では密かに話題となっている名店で、東京をはじめ、全国からわざわざ“日帰り”で訪れる人も少なくないのだとか。

料理を手がけるのは、大垣直巳シェフ。18歳でフランスへ渡り、プロヴァンス地方とアルザス地方で11年間にわたって修行を重ねた方で、現地の郷土料理や文化、ワインとの関係性に深く影響を受けてきたそうです。
その経験を活かし、フランスで培ったエスプリと日本の四季の恵みを見事に融合させた料理を提供されています。

この日のコースは、繊細さと力強さが同居する美しいフレンチの数々。
・素材の旨味を生かした前菜の盛り合わせ
・泡ソースがふんわりと香る魚料理(皮目はパリッと、火入れはしっとり)
・絶妙な火加減で仕上げた牛肉のステーキ
・香り豊かなきのこリゾット




どれもが印象的で、シェフの確かな技術とセンスを感じる一皿ばかりでした。

お料理とともにいただいたのは、ローヌ地方の赤ワイン。果実味とスパイス感のバランスが絶妙で、食事の流れをぐっと引き立ててくれました。ワイン好きにもたまらないペアリング体験。

洗練されながらも気取らない雰囲気の中で、本場仕込みのフレンチをゆったり楽しめる…そんな特別な夜になりました。
次回は、シェフの思い入れが強いというアルザスの郷土料理をいただいてみたいな。

宇都宮にこんな素敵なレストランがあることを、もっと多くの人に知ってもらいたい。そんな気持ちになる、心に残る一食でした。

福田 弘樹さん、ご紹介ありがとうございました!
春の訪れを感じながら開催された宇都宮でのイベントも、無事に終了しました。
たくさんの出会いと学びに感謝しつつ、せっかく宇都宮まで来たのだからと、少し足を伸ばして春の宇都宮を満喫してきました。


アテンドしてくださったのは、宇都宮統括の福田さん。
“カクテルと餃子の街”として知られる宇都宮ですが、今回はそれだけじゃない、新たな魅力に出会う旅となりました。


① 幻想の竹林アート「若竹の杜 若山農場」

最初に訪れたのは、若竹の杜 若山農場。
一歩足を踏み入れた瞬間、まるで別世界。竹林の中に差し込む春の陽射しが、美しく揺れる竹の葉を照らし、幻想的な光のアートをつくり出していました。


この農場は、映画『キングダム』や『るろうに剣心』のロケ地にもなった場所。
竹でできた大きなブランコに揺られながら、自然のリズムに身をまかせる時間は、心がふわりとほどけるようでした。

もともとはタケノコ農家からスタートした若山農場。今では日本を代表する竹の生産者として、海外からも注目される存在です。
今回は特別に、若山社長ご本人にもお会いすることができ、竹の未来への思いや、自然とともに歩む仕事の哲学について直接お話を聞くことができました。
これはもう、かけがえのない時間。

② 地下に広がる異空間「大谷資料館」

次に向かったのは、大谷石の採掘場跡を活用した大谷資料館。
そのスケールに、ただただ圧倒。



地下30メートルに広がる巨大な空間は、まるでRPGのダンジョン。無音の静寂の中に響く足音や、水の滴る音さえも神聖に感じるほど。
切り出された大谷石がつくり出す幾何学的な美しさと、そこに展示されるアート作品が絶妙に調和していて、自然と人工の境界が曖昧になるような、不思議な感覚に包まれました。


③ 春の味覚、とちおとめ&とちあいか 食べ比べ!



旅の始まりは、春らしくいちご狩りから。
真っ赤に熟したとちおとめと、とちあいか。どちらも甘くてジューシー、それぞれに違った魅力があり、つい何個も手が伸びてしまうほどの美味しさでした。

甘酸っぱい香りに包まれながら、春の始まりを身体中で感じられる、贅沢なひとときでした。


今回の旅では、宇都宮の“自然と文化”、そしてそこに関わる“人”の温かさにたっぷり触れることができました。
ドライブ中に見かけた桜も満開で、道すがらの風景までもが美しい、春爛漫の時間。

別日に行った夜桜散策も素敵でした💓



来年もまた、この季節に宇都宮を訪れることができますように――。

カクテルの街・宇都宮で、ラテン&カリブの祭典が初開催!
前日まで雨予報だったのに、当日朝には晴れ予報に変わり、見事に晴天☀️
途中、少しだけ雨も降りましたが、広々としたテラススペースで混雑もなく、ゆったりと楽しめる空間に。

テラスには、フードトラック雑貨が並ぶメルカド(市場)、
そして本格フードやビールを楽しめるテントも登場!
カクテル片手に、音楽とラテンの風を感じながら思い思いの時間を過ごしていただけました。


会場は大盛況!
多くの方がラテン&カリブのスピリッツとカクテルを楽しみ、笑顔あふれる最高の1日となりました。
初開催とは思えない盛り上がりに、スタッフ一同感激です!

また来年、宇都宮でお会いしましょう。


ご来場くださったお客様、出展者の皆さま、バーテンダーの皆さま、そして支えてくれたスタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。

撮影:小針慎吾
宇都宮のレジェンドに会いに。
カクテルの街・宇都宮で、ずっとお会いしてみたかった伝説のバーテンダー、小川信行さんが営む「夢酒OGAWA」へ。
日曜日に開催した、ラテン・カリビアンカクテルパーティー宇都宮にもお客様として遊びにきてくださったので、そのお礼もかねてお伺いしました。


小川さんは、クラシックな装いに、品格のある所作、そしてあたたかなお人柄。
ひとつひとつのカクテルに物語があり、その空間すべてが記憶に残る一夜となりました。


「ビギナー歓迎」の看板に偽りなし。
初めてでも心地よく、でもしっかりと本物に触れられる、そんな特別なBARです。
宇都宮に行くなら、絶対立ち寄ってほしい場所。

イベントの告知で載せていただいた、新聞掲載の切り抜きも保管してくれていて、感激😭


最後は、偶然他のお客様がいらっしゃらないタイミングだったので、光栄にもカウンター内に入らせていただき写真も撮っていただきました!
また、あの美しいシェイキングと笑顔に会いに行きます。
メキシコを中心に中南米のスピリッツ文化を追いかけてきた私ですが、今年から新たなチャレンジとして「チリピスコ」のプロモーション活動に関わらせていただくことになりました。

きっかけは、昨年の「ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ」。
ラテン諸国のお酒が一堂に会するあのイベントで、チリピスコに触れた瞬間、「あ、まだまだ知らない世界がここにもあるんだ」と心がざわついたのを覚えています。

これまで何度も訪れてきたメキシコとはまた違う文化、風土、そして味わい。
その魅力を、少しずつでも丁寧に紐解いていきたいという思いが芽生え、
今年はまず日本国内でできることからスタート。
そして、来年2026年には現地チリへ渡航するのを目標に、自分の目で、舌で、心でしっかり学びたいと考えています。

昨日は、チリピスコカクテルの第一人者であり、
「第一回 チリピスコカクテルコンペティション」のチャンピオンでもある村上雄基さんのお店「BAR CROSSING」を訪問。

入口には「マルガリータ・オブ・ザ・イヤー2025」の優勝ボードが!
その光景に、これまでの道のりや出会いが走馬灯のように浮かび、ちょっと感慨深くなってしまいました。

店内はたくさんのお客様で賑わい、チリピスコの可能性を肌で感じる時間に。
こんな素敵な空間で、未来への打合せができたこと、本当に嬉しかったです。

カクテルも美味しかった!!


今回のお仕事にお声がけくださったSudoWorkさんにも心から感謝を。
自分にできることを、一歩ずつ、誠実に取り組んでいきたいと思います。

まずは、5月開催の「第4回 ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ 2025 in 東京」からスタート!
ぜひリンクからチェックしてみてくださいね。
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もちろん、これまで大切にしてきたメキシコのことも、これからも変わらず追いかけていきます。
でもそこに「チリ」が加わることで、私の中のラテンアメリカの世界が、もっと広がっていく予感がしています。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。