宇都宮ツアー最終日に訪れたのは、宇都宮にあるフレンチレストラン「Naomi OGAKI」。
実はここ、グルメな人々の間では密かに話題となっている名店で、東京をはじめ、全国からわざわざ“日帰り”で訪れる人も少なくないのだとか。
料理を手がけるのは、大垣直巳シェフ。18歳でフランスへ渡り、プロヴァンス地方とアルザス地方で11年間にわたって修行を重ねた方で、現地の郷土料理や文化、ワインとの関係性に深く影響を受けてきたそうです。
その経験を活かし、フランスで培ったエスプリと日本の四季の恵みを見事に融合させた料理を提供されています。
この日のコースは、繊細さと力強さが同居する美しいフレンチの数々。
・素材の旨味を生かした前菜の盛り合わせ
・泡ソースがふんわりと香る魚料理(皮目はパリッと、火入れはしっとり)
・絶妙な火加減で仕上げた牛肉のステーキ
・香り豊かなきのこリゾット
どれもが印象的で、シェフの確かな技術とセンスを感じる一皿ばかりでした。
お料理とともにいただいたのは、ローヌ地方の赤ワイン。果実味とスパイス感のバランスが絶妙で、食事の流れをぐっと引き立ててくれました。ワイン好きにもたまらないペアリング体験。
洗練されながらも気取らない雰囲気の中で、本場仕込みのフレンチをゆったり楽しめる…そんな特別な夜になりました。
次回は、シェフの思い入れが強いというアルザスの郷土料理をいただいてみたいな。
宇都宮にこんな素敵なレストランがあることを、もっと多くの人に知ってもらいたい。そんな気持ちになる、心に残る一食でした。
福田 弘樹さん、ご紹介ありがとうございました!