今回は『三峯神社』へ参拝してきました。

三峯神社は埼玉県秩父市三峰に鎮座されます神社です。これまでも何度か参拝に訪れた事がありましたが、今回は初めての混雑だったので驚いてしまいました。

 

三峯神社の特徴でもある三ツ鳥居はやっぱり見事で美しいです。とても珍しい形の鳥居です。天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)高御産巣日神(たかみむすひのかみ)神産巣日神(かみむすひのかみ)を表しているそうです。

三峯神社の由緒は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりです。

先日参拝に訪れた『北口本宮冨士浅間神社』も、景行天皇(けいこうてんのう)の命を受けた日本武尊(やまとたけるのみこと)が、東国平定の帰りに『大塚丘(おおつかやま)』で富士山をご遥拝(ようはい)した事が始めりでした。

駐車場もほとんど満車状態で賑やかだったので、参道を歩く途中ずっと「今日は何の日だっけ?」と考えていました。

 

参道を進むと、とても立派で見事な随身門があります。先日参拝に訪れた『北口本宮冨士浅間神社』は随神門でしたが、三峯神社では随身門と紹介されていました。

気になって帰宅してから調べましたが、随身門と随神門の違いはないそうです。神仏混淆(しんぶつこんこう)の時代は仁王門として建立(こんりゅう)されたそうです。

 

更に参道を進むと道が二手に分かれていました。何度も訪れた事はあるに少し悩みましたが、今日は参拝者の並ぶ賑やかな列が見えたので左へ進みました。

拝殿へ上がる石段の下まで参拝者の列が並んでいました。この石段の下まで並んだのは初めてです。

 

でもここまでの混雑はたまたまだったのかもしれません。時間帯の影響だったようで、参拝を終えた帰りは並んでいませんでした。

青銅鳥居の左側には手水舎があります。しかし水は出ていないようで、長蛇の列は誰も手水舎へ向かいませんでした。コロナ対策なんですね。

 

参拝の順番を並んで待つ時間が取れたので、じっくり拝殿の彫刻を拝見する事ができましたし心を落ち着かせる事もできました。

今回も無事にお参りに来れました事の感謝の気持ちを伝えましたキラキラ御祭神は、ご由緒でもある伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉册尊(いざなみのみこと)です。


そして配祀神(はいししん)は三ツ鳥居を表す、造化三神(ぞうかさんしん)である天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)高御産巣日神(たかみむすひのかみ)神産巣日神(かみむすひのかみ)さらに天照大神(あまてらすおおかみ)です。

いつも賽銭箱の前でのお参りには気を使います。特にこの日は後ろにも参拝を待つ参拝者が並んでいましたので、早々にお参りを終え左側に退散しました。

 

拝殿のすぐ左側には、龍の姿が浮き出た石畳がありました。立札で紹介されていました。

「よく見たらそう見えなくもない」程度ではなかったです。はっきり石畳に浮き出ていて驚きました。


とっても綺麗な彩色を参拝の列から外れて、もう1度ゆっくり拝見。石畳に浮かび上がった龍は、待ち受けにするとパワーをいただけると人気なんだそうです。

並んでいた参拝の列の影響もあってそのまま左側に進んだのですが、拝殿の左側には社務所・授与所があります。ここでお守りを買ったりします。御朱印帳を手に持っている参拝者も多くいました。


社務所の先に進むと”えんむすびの木”があるのですが、今回は行けませんでした。

石段に並ぶ参拝者はそのまま拝殿へ向かいますが、参拝を終えた順路のように拝殿の手前の御神木を進んでいます。

 

御神木は左右に対であり、参拝者は手に触れてとても人気です。

御神木から右側へ進むと、神様に舞いを奉納する見事な神楽殿があります。これまで三峯神社に参拝に訪れた時には、登ってきた石段を下りるかこの神楽殿の右側へ下って帰っていました。

 

今回はこの神楽殿の左側へ進み、坂道を登ってみました。参拝者が多く、人の流れでもあったんです。

坂を上がると、もう1度拝殿のフロアになるんです。拝殿本殿の右側には、摂社末社がずらり鎮座されていました。

 

そして拝殿の右側の見事な彫刻を見る事ができ、さらに本殿も見る事ができました。

寛文元年(1661年)の建立の本殿は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉册尊(いざなみのみこと)が祀られています。

 

そして本殿から右側へ向くと、お隣には祖霊社です。

三峯神社と縁の深かった方の御霊(みたま)をお祀りしているそうです。

 

そして祖霊社の右隣は国常立神社です。国常立尊(くにのとこたち‐の‐みこと)をお祀りしています。

この国常立神社からさらに摂社末社が並んで鎮座されますが、ホームページでは摂末社として紹介されています。

 

こちらは日本武神社です。

日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りする神社です。

 

さらに右側のこちらは伊勢神宮です。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。三重県のお伊勢さんにもまた改めて参拝に行きたいです。

 

さらに摂社末社が並びます。

今回はお賽銭を用意して訪れたはずでしたが、すべての摂社末社へお賽銭をお納めできませんでした。

 

徳川家康(とくがわいえやす)をお祀りしている東照宮(とうしょうぐう)へ参拝。

そして大山祇命(おおやまつみのみこと)をお祀りしている、大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)へ参拝しました。

 

そのまま進むと最初に通った参道とは別の道を歩ける事を知りました。

随身門を右手に見ながら進むと、日本武尊(やまとたけるのみこと)の銅像へ向かいます。

 

参拝の帰り道の順番でいいのかな。

そして石段を下りて、奥宮遥拝殿への石段を登ります。

 

三峯神社には奥宮があります。奥宮までは林道を1時間弱歩くのだそうです。

本来であれば奥宮こそが本当の参拝であると思うのですが、今回は奥宮遥拝殿から参拝しました。

 

石段を登ると遥拝殿と書かれた鳥居があります。

見晴らし台でもある遥拝殿からの眺めは絶景です。

 

そして遥拝殿には賽銭箱があります。

次回こそは奥宮まで行ってみたいと思いながら、今回はこの遥拝殿から奥宮の方角へ向かって参拝しました。

 

三峯神社のホームページでは、奥宮は正面岩峰の頂にあると紹介されています。

三峯神社には三ツ鳥居や随身門には狛犬の代わりにオオカミが鎮座しています。三峯神社の特徴です。三峯神社はオオカミを神様の使いとされています。

 

畑を荒らす猪や鹿から畑を守る存在として、絶滅してしまったニホンオオカミを神様の使いとする狼信仰があるそうです。

そして三峯神社といえば『白』い『氣守』も有名でした。毎月1日に頒布されていた特別な『白』い『氣守』でしたが、とても有名になった代わりに周辺道路や近隣住民に迷惑がかかるほどの混雑となってしまったそうです。

 

平成30年(2018年)6月1日(金)から休止されてしまったそうです。手にした事がなかったので残念でした。

 

三峯神社はとても遠かったので疲れましたが、今回も無事に帰宅できてブログに記録しています。この感謝の気持ちを伝える為に、またお礼に参ります乙女のトキメキ