高齢者ランナーの越えて行くハードル | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

ご訪問ありがとうございますおねがい

母が亡くなり、引き続き叔母の一人暮らしをサポートしています。

叔母も90歳になり、本人も1人暮らしのこの先に不安を感じ始めているようで. . .
これからのことをケアマネさんに相談しました。
ケアマネさんが叔母の気持ちを聞いてくれたところ、叔母ができるだけこのまま頑張りたいということで、引き続き、在宅介護で見守ることになりました。

介護サービスを受けるにも、一つ一つ越えなければならないハードルがあるなぁと思うわたしでした。
それはどういうことかというと. . .
続きです。
前回の話はこちら⬇️


叔母の場合も、最初は介護サービス自体を受けることにも抵抗があり、介護申請にこぎつけるのも気を遣った。

(その時の話はこちら⬇️)




他のお宅でも、家にヘルパーさんを入れることを嫌がって、なかなか大変だったという話しも聞く。


また、デイサービスも叔母は激しく拒否反応を示した。

お昼ごはんも食べない!お風呂だけ!と言い張っていた。

(その時の話はこちら⬇️)




それでも今では、本人の希望で、週1回だったデイサービスが週2回になっている。


お昼も、もちろん食べてくる。


最近では、最初自分がお昼は食べないとごねたせいで、他の人より少ない食事になっているから. . .などと言って、もっと食べたい様子があるほど。

もちろん、デイサービスの事務所に聞いたが、食事は普通食でみんなと変わらない😅


あんなに

デイサービスは行かない!

お昼は食べない、

お風呂だけ入りたい!


と言っていたのに。


はじめは、高齢者施設に自分が行くこと自体に、抵抗があったのかもしれない。


自分が老いてきている現実を受け入れ難いだったんだと思う。


同居している家族の方は、本人がデイサービスに行きたがらなかったり、ショートステイを嫌がったりで、やはりその時に本人ともめたり、悩んだりいろいろあると思う。


でも、行ったら案外、楽しくてすぐに馴染む人もいるし、叔母のように時間がかかる場合もある。


       "時期"

というのもある気がする。


自分の老いを受け入れるのに、少し時間が必要なのだと思う。


叔母も、介護サービスの全てに"抵抗"から始まったけど、徐々に受け入れることができるようになってきた。


介護される側も介護する側も、すったもんだしながら、介護の道のりに並ぶハードルを一つ一つ乗り越えて進んで行っている気がする。



"老い"を受け入れるのは、そんなにたやすいものじゃない。

理性でわかっていても、感情的な葛藤もあると思う。

認知症も加われば理性を求めるのもムリがある。


だからよけいに難しいんだよね😞


私だって、今は年取ったらみんなに迷惑かけないようにしたいって思ってるけど、認知症になったらどんな風になるかわからないよね。(←これ、すごくこわい😣)

認知症によっては、穏やかだったのに怒りっぽくなる時もあるし. . .


その逆ってあるのかな?めっちゃ意地悪だったのが、優しくなるとか. . .🤔

(ちょっと横にそれましたね😅)


叔母にとっても、今までいろんなサービスを自分の衰えとともに受けいれてきたから、施設についても、やっぱり最近、チラチラ頭をかすめることはあるんだと思う。


それで「入院する」なんて言葉も出たのかもしれない。

(叔母が入院しようと思うと言った話しはこちら⬇️)


今はまだ抗っているんだと思う。

「もう、1人暮らしは厳しい. . .」という思いと、「まだいける、月子ガンバレ」って自分を叱咤激励する気持ち。


苦しいと思う。


私は、ケアマネさんも言うように、今はまだ「できるだけ頑張りたい」という叔母の気持ちを大切に、力になってあげられればと思う。


「時」がくれば、叔母も今まで越えてきたハードルのように、受け入れることができるのかもしれないから。


(つづく)


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