新しいケアマネージャーも決まりました!
続きです。前回の話はこちら⬇️
後日、叔母のもとに新しいケアマネージャーの宝塚さんが挨拶に訪れ、その後、下のデイサービスの談話室の部屋を借りて、事業所の責任者と話し合いがもたれることになった。
ここでの話しをもとに、ケアマネさんがケアプランを作成し、それに沿って叔母の介護サービスが行われることになるという。
叔母の部屋に訪れた新ケアマネさんは、事前に神田さんや私から話しを聞いていたので、叔母の部屋の様子にも驚いた様子は微塵も見せず、にこやかに叔母と挨拶して、さりげなく飾ってある絵や写真に話題を向けたりして、叔母の警戒する気持ちを解きほぐしてくれた
前回のケアマネさんの時と違い、叔母とのやりとりもスムーズで、すんなりと契約を取り交わすことができて、私もホッと胸を撫で下ろした。
それから、叔母の前では話しにくいこともサービス提供者の方々に忌憚なく話してもらうために、新ケアマネさんと私は下のデイサービスの事務所に移動した。
ヘルパーさんの事業所、デイサービスの事業所、福祉器具の貸し出しサービスを行っている事業所の各担当者から名刺をもらい、挨拶を交わす。
まずは新ケアマネさんから現在の状況を聞かれ、最初に話してくれたのはデイサービスの責任者だった。
まず最初、叔母がデイサービスについて、きちんと理解していなくて(知らされていなかったからね😅)、銭湯だと思っていたようで...、と話し出した(やっぱり😓)
中で食事をしたり、折り紙などリクレーションもするとわかると、中にすら断固入らず困ったということ、寒くてもドアの外でお風呂の順番が来るまで待つと言って頑張っていて、風邪でもひかれては困ると思い、結局、食事なしのサービス提供という異例の形となったこと。
食事はとらないがコーヒーなら飲むと言うので(コーヒーは飲むんかーい )別室でコーヒーを飲みながら待ってもらうことにしたという話しを、責任者の男性から静かに報告され、こちらは平謝りだった😣
介護器具の担当の方からは、前のケアマネさんからの指示で、ベットの手すりと車椅子を持って行ったところ、叔母は話しを聞いていなかったらしく、ベットにそんなもの(手すり)をつけられたら邪魔で困る!と激しく抵抗されて困ったということ。
車椅子も、歩けるから必要ない、置く所がないから持って帰ってと言われたが、ケアマネさんに連絡したらお風呂場に置いてくれと言われ、何とか叔母に頼んで置かせてもらったとのこと。
手すりについては、意外と便利だったわと後からは納得して使ってもらっていますとのことだったが、こちらも頭を下げるはめに。本当に冷や汗をかいた。
他の担当者さんの話を聞きながら、まわりの担当者さんたちが「あー」と言いながら頷き合っているのも、本当に申し訳なくて😣💦
でも、デイサービスの人も介護器具の人も、別に謝ることではないですよと優しかった。
ヘルパー事務所の人は前のケアマネさんと一緒に来て会ったことがあった。
ヘルパー事務所の担当責任者の話はそれまでの担当者の話と違い、どちらかというと、前のケアマネさんと近い感じだった。
とにかく叔母はプライドが高く大変ということで、食事も自分ではとらないのに、お弁当サービスをすすめても受け入れないし、歩くことができないのに歩けると言って歩きたがったりする、と。
薬も飲めていないと思うと言い、一応、薬をもらったら日にちを薬の包みに書いて飲み忘れがないかチェックしているが、薬の確認をすると「ちゃんと飲んでるわよ!」と怒り出しで困るという話しだった。
認知症がひどく、1人暮らしはもう難しいというのが診療所の先生、前のケアマネとの共有した見解だったというのだ。だから、これから在宅介護ではなく施設入所が妥当なのではないかとまで言った。
これを受けて新ケアマネさんは少し考えてから、デイサービスの人に
「デイサービスでの歩行の様子はどうですか?入浴は介助が必要ですか?」
と聞いた。
デイサービスの人は、叔母は、話しに納得してからは自分で普通にしっかり歩いてお風呂場に行き、着替えも普通に自分で行い、危なげなく入浴を1人で行えていると見守りのスタッフから聞いていると話してくれた。
器具の人も、部屋での様子ではベットから立ち上がる時の手すりのみで、あとは部屋の中は普通に動けて生活できていると話してくれた。
デイサービスの責任者は、
「歩けないことはないですね」
とキッパリと言って静かにヘルパーさんの責任者を見た。
ヘルパーさんの事業所の責任者の人は、自分が受けている報告と違うと、しきりと首を傾げたが(通常は他のヘルパーさんが叔母の所に行っていて、責任者の人はそのメンバーの統括的立場のようで、いつも叔母を見ているわけではないようだ)、食事についても私から食べていると説明をうけた新ケアマネさんは、みんなの話しを総合して、
「まだ充分1人で生活できそうですから、自立をサポートできるようなケアプランをたてたいと思います😊」
と言ってくれて、サービス事務所の担当者の方々も頷き、お互いによろしくお願いしますと挨拶を交わして話し合いは終了した。
ただ1人ヘルパー事務所の人だけが、納得がいかないような感じではあったが...。
(つづく)