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長男の養育費が、先月で終了しました。
公正証書によると、20歳までとなっているのですが、就職したら養育費の支払いは行わないという念書を、元配偶者との間で取り決めたのです。
進学の相談もありませんでしたから、長男は就職するのだろうと思い、そうなると3月に卒業ですから、2月に振り込んだ3月分の養育費で終了ですので、今月は次男の養育費だけしか振り込みませんでした。
養育費は毎月、月の最初の平日に振り込む事になっており、半額になった養育費を見た前妻から、早速電話が掛かって来ました。
電話が掛かってきたのは、
3月4日(水)18時50分。
携帯の画面に、前妻の名前が表示されていたので、私は電話に出ませんでした。
前妻は、2、3分しつこくかけ続けました。
恐らく、電話を掛ける少し前に、我が社の前を車で通り、顧客が居ない事を確認してから掛けたのでしょう。なので私が手が空いているのを知っている前妻は、出るまで掛け続けようと思ったのでしょう。
前妻がいつまでも電話を切らないので、仕方なく私は通話終了ボタンを押しました。
それから又掛かって来るかなと思い、ビクビクしながら電話を握りしめていました。
「あなたの方が口も達者だし、物理的な力も強いのに、何故元配偶者さんの電話を恐れてるん?」
と現在の妻、「猫」が言いました。
「いや、自分でも分かんねえんだけど、とにかくあいつと喋るのが怖ええんだよ」
自宅に戻った私は、空きっ腹に酒を流し込むようにして飲みました。酒に酔っている状態なら、何とか前妻とやり合えると思ったからです。
「もし元配偶者さんから電話あったら、わたしが出てもええ?彼女には言いたい事がいっぱいあるんや」
と猫が言うので、私は二つ返事でOKし、猫に携帯電話を手渡しました。
携帯を手渡した後、安心した私は、普通に酒を飲み酔っぱらいました。
ふと気が付くと、私は布団で寝ていました。時計を見ると、時間は午前一時を少し回っていました。
トイレに起きたついでに携帯の着信履歴を見ましたが、前妻から電話が掛かって来た様子はありませんでした。
この時の私は、とにかく前妻が怖かったのです。
確かに妻が言うように、口も力も私の方が前妻より上です。
しかしそれでも、前妻の事が怖かったのです。断りも無く養育費を半額にした事で、彼女が又どんなヒステリーを起こすのか、どんな中傷やモラハラの言葉を私に浴びせかけるのか。そう考えただけで身がすくんでしまったのです。
もしかしたら、明日の仕事終わりに、前妻が会社に乗り込んで来るかも知れない。
そう考えた私は、目が覚めた早朝の布団の中で、ああ言われたらこう言う、こう言われたらああ言うという感じで、対前妻のイメージトレーニングを始めました。
出勤の少し前に起床し、普段よりも念入りにメークをしました。
私の読者の方はご存知かと思いますが、現在私は、仕事用の作業着の上下、靴に至るまで女性物です。加えてロン毛にメークをしています。今の私を見た、前妻の台詞は分かり切っています。
「キモっ!それ女の趣味?ほんとキモいんだけど」
どうせそう言われるのであれば、
(なお一層キモくしてやろうじゃねえか)
と私は考えました。
しかし前妻は、私に直接会いに来る事はありませんでした。
妻は言いました。
「その手の人らな、自分が相手に好かれてる時は、言いたい放題言うんやな、でも一旦相手が自分を嫌いってなったら、掌返したように態度がコロッと変わるんやで」
この妻の言葉を裏付けるように、前妻にしては阿るような態度の手紙が、電話があった翌日(つまり3月5日の早朝)、私が出勤する前に会社のポストに入っていました。
前妻の手紙の内容をまとめるとこんな感じです。
長男はまだ学校に通っている状態だ。だから養育費が3月まで発生する。だから今月分を振り込んで欲しい。加えて長男が、卒業したら就職して一人暮らしをするので、その援助と、車が欲しいと言っているのでその金も一緒に振り込んで欲しい。
とこんな感じで、金の無心が中心の内容でした。
モラハラも含まれてはいましたが、以前のように気の狂ったヒステリックな文章ではありませんでした。妻が言うように、自分に好意がある人には徹底的に攻撃するモラハラ人間。心から離婚して良かったと思いますし、人間の屑だと感じました。
ちなみに私は、ショートメールを拒否にしているのですが、一瞬だけ解除して前妻にこう送りました。
「養育費は次の月の分を払っています。ですから、三月分はすでに二月にお支払いしてあります。四月から就職なら二月で終了です。御理解頂けましたか?」
送って直ぐに再び拒否にしたので、その後前妻は何も言って来ていません。
もう前妻とはやり取りしたく無いので、このまま接触しないで欲しいと切望しています。
さて、この前妻からの手紙がかなり気持ちの悪い内容だったので、次回以降、手紙を直接引用すると共に、私の解説を加えていきたいと思います。お楽しみに。
※同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。
批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。