他人に言えない恋愛篇 その22「マユ①」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

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 国保を70万も滞納していた事が発覚してから、私のストレスはピークに達しました。(その記事はこちら→「国保滞納70万円」

 その行き場の無いストレスの解消方法は、女性と電話で話す事だけでした。

 当時は、ユミさんのように、彼女未満友達以上のような関係の人はおらず、相手の都合に合わせて、日替わりで電話するコム友が数人いる程度でした。

 

 

 コム友とは……携帯の通話プランに無料通話が無かった時代に、ウィルコム(PHS)同士は通話無料というシステムを利用した電話友達の事である。

 

 

 その数人の電話友の中に、マユはいました。

 マユは、SNSのゲームを通して知り合いました。それは当時ハマって遊んでいたゲームで、私が村長をやっている村は、ゲーム内で一番大きな村でした。

 マユは私の村の住人の一人でした。

 ゲームの中には、村民だけが参加出来る村チャットと、ログインしている全体の人が参加出来る全体チャットがありました。

 マユは関西弁の、ちょっとおとぼけな感じの女性でした。

 面白い人だなとは思っていましたが、特に女性として意識はしていませんでした。

 

 しかしある時、2ちゃんの掲示板にこんな書き込みがありました。

「村長さん好きです。マユ」

 

 私は2ちゃんを見ていませんでしたから、他の村の村長さんからナイショ(全体チャットで他人に見られず個人間でチャット出来る機能の事)でその事を伝え聞きました。

 彼はHN「モナス」と言いました。

 

 

モナス「エルさん、2ちゃん見ました?」

 

エル「え?何かあったんですか?」

 

モナス「マユいるじゃないですか?あいつどうやらエルさんの事好きみたいですよ」

 

エル「え!?何で?」

 

モナス「2ちゃんに、村長さん好きです。とか書いてましたよ」

 

エル「それ、いたずらじゃ無いの?」

 

モナス「そうかも知れませんけどね」

 

エル「後で本人に確認してみるよ」

 と、このようなナイショのやり取りが交わされました。

 

 実は私は大変惚れっぽいのです。特にこの頃は、悪魔のような女と暮らしていましたから、異性からの愛に飢えていました。

 マユが自分の事を好きかも知れない。

 たったのこれだけの事で、急速にマユの事が気になり始めました。

 

 

 

 後程、村にマユが立ち寄った時に、ナイショで聞いてみました。

 

エル「たぶんいたずらだと思うんだけど、村長さん好きです。マユ。とか2ちゃんに書いてあったらしいよ」

 

マユ「それ私やないで」

 

エル「だろうね。何か迷惑かけちゃったね」

 

マユ「エルさんが悪いわけちゃうやろ」

 

エル「そりゃそうだけどさ……あ、マユさ」

 

マユ「何?」

 

エル「今度、良かったら電話で話さない?」

 

マユ「え?それって、私の事を好きとかじゃ無いよね?」

 

エル「ああ、違う違う!そんなんじゃなくて、何となく電話で話してみたいなって思ってさ。どうかな」

 

マユ「うん、ええけど、夜はちょっとまずいんだよね。電話出来る時にこっちから連絡する」

 

エル「了解。じゃあメール頂戴」

 

 

 

 2ちゃんの書き込みは誰かのいたずらでした。

 しかし、マユの事が急速に気になりだした私は、マユと話したいと思い、電話をする約束をこの時交わすのです。

 これが後に、3年も付き合う恋人同士になるとは、この時はお互い思ってもみなかったのです。

 

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。