地獄のような結婚生活編 その21「国保滞納70万円」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 連載記事となっています。

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 レッツ・クリック目次

 

 

 

 

 

 

 私は特殊な国家資格を持つ職人ですから、結婚当初から月40万円以上稼いでいました。(結婚当時勤めていた会社は歩合給が付いたので)

 

 しかし貯金は貯まるどころか減る一方でした。結婚後数年が経過する頃には、結婚前に貯めた300万円もすっからかんになっていました。

 恐らく前妻は、自分のモラハラ親父に送金していたのだと思います。(詳しくはこちら→「消えた金の行方」

 

 そんな調子で、金を稼いでも稼いでも貯金は出来ない。それどころか毎月月末になると、

「●万足りない」

 と言い出す始末。

 私はその度に、消費者金融から借り入れをしていました。

 

 実に21年間の結婚生活の6割から7割は、借金生活を強いられていたのです。

 

 

 

 ある日ポストに、市役所から送られて来た「督促状」が入っていました。

 内容は以下のものです。

 

 滞納にご注意ください。

 納期限内に納付が無い場合は、督促状が発送されます。督促状が発送された日から10日を経過した日までに完納されない場合は、本人の同意を得ることなく差押等の滞納処分を行います(地方税法第728条)

 

 読んだ瞬間に、寒気がしました。

 急いで前妻の所に行き、状況を問いただしました。

 

「ああ、それ前から来ていたよ」

 とあっけらかんと答える前妻。

「いやいやいやいや、差し押さえするって書いてあるじゃん。放っておいたら駄目でしょ」

 

「だって、同じ月に前半と後半みたいに、二回払わないといけない月とかあってさ、その時に払いきれないのがあるんだよ」

 

「で、幾らくらい国保を滞納してんのよ」

 

「んー、10万ちょいくらいかな」

 

「ああ、そんなもんか。それならまあ仕方ないよ。じゃあ、俺次の休みの日に行って払ってくるよ」

 10万円ちょっとと聞いて、私は内心ほっとしました。

 とりあえず強制執行とかされたら嫌なので、直ぐに市役所に電話をして、次の休みの日に訪問する為のアポを取り付けました。

 

 

 

 当日。

 市役所の方に案内され、つい立で囲まれたパイプ椅子に座った私の元へ、50代くらいの初老の男性が来ました。

 

「えっと、督促状が来たんですね」

 

「そうなんですよ。なんか妻の話だと、10万円ちょっと滞納してしまったらしく、今日お支払いしようと持参したんですけど」

 

「少々お待ち下さい。今調べてみますね」

 そう言って男性は、パソコンを使って我が家の国保の納付状況を調べ始めました。

 暫く後、男性はぼそりとこう言いました。

 

「国保の滞納は70万ですね」

 ハンマーで頭を殴られたような衝撃がありました。

 

「え?妻は10万ちょっとだって言ったのですが……」

 

「うーん、でも確かに70万滞納してますよ」

 パソコンの画面も見せて貰いましたが、確かに70万円の滞納がそこには記されていました。

 

 70万の滞納。

 それはひと月やふた月のうっかりの滞納では無く、一年以上滞納している事を表している数字でした。

 私は何が起きたのか直ぐには理解する事が出来ず、呆然とした状態でとりあえず自宅に戻る事にしました。

 

 

 

 自宅に戻り、前妻を捕まえて問いただしました。

 

「お前、国保の滞納10万ちょいって言ったよな!でも実際は70万も滞納してんじゃねえかよ!嘘つくんじゃねえよ!」

 私が怒りに任せてそう言うと、前妻はいつものように、困った時は黙り込む戦法に出ました。

 

「いや、こんな金どうすんのよ?会社の金庫にももう金ねえよ。消費者金融で借りるにしてもさ、上限超えちゃうから無理だしさ。そもそもお前の金の管理がずさんだから、こんな結果になるんだろうよ!普通のサラリーマン以上に金取ってるのに、なんでうちには金がねえんだよ!くだらねえ花とか無駄にお菓子とか買わないでさ、もっと金を貯める努力をしろよ!」

 私がそう言うと、今までだんまり戦法を取っていた前妻は、怒りのチャージが溜まったのでしょう。急に反論し始めました。

 

「私のたった一つ趣味の花ですら買っちゃいけないっての!だいたいあんただって、アマゾンとかでくだらない物をいつも買ってんじゃん!あれ買わなきゃ国保くらい払えるんだよ」

 

 前妻の得意な、問題のすり替えというやつです。

 自分が国保を滞納していた事を反省するわけでは無く、私がアマゾンで買い物をしていなければ国保はきちんと払えていたと主張しました。

 ちなみに私がアマゾンで買い物をする額は、月平均3万円前後。確かにその買い物分を全て国保につぎ込めば払えるのかも知れませんが、それ以外に小遣いを私は貰っているわけでも無く、この頃は会社の付き合いで酒を外で飲む事も控えていました。

 

「まあさ、俺もアマゾンで買うのを我慢するから、お前も花とかお菓子とか我慢しろよ」

 

「……」

 

(肝心な所では黙りこくりやがって……)

 

「で、金どうすんだよ」

 

「うーん、私は〇〇(次男)が生まれたばっかだからさ、働けないよ」

 

「託児所とかに預けられないの?」

 

「〇〇は私から離れると、大泣きして無理なんだよ。それに今ニュースで問題になってるけど、託児所で赤ちゃんが話せないのを良い事に、虐待するケースも増えてるみたいだし」

 

「しょうがねえな、じゃあ俺がなんか深夜のバイトでも探すよ」

 

「えー、それは無理じゃない?私が内職でもしようか?」

 しばし考えました。

 しかし前妻の性格からすると、もしも内職の仕事を始めたのならば、こなせなかったノルマを私や長男に押し付ける事は容易に想像出来ましたし、沢山の納品の山に部屋が占領される事、また内職の仕事が片付かなくて、家事が出来ない事で苛立ちキレまくるのは目に見えていました。

 

「いや、良いよ。内職なんて大した金にならないしさ、期限に間に合わないとかで手伝わされるのは嫌だから、俺がバイトした方が早い」

 

「大丈夫なの?」

 

「……まあ、なんとかするよ」

 

 こうして問題の解決を何もしないまま、借金を返す為には節約では無く、更に収入を増やすという愚行を選択してしまいました。

 前妻はこの後も、これまでと何ら変わらない生活を続けました。

 何かを節約するわけでも無く、そして恐らく実家への10万以上の仕送りもそのまま行ったに違いありません。くだらない切り花や大量のお菓子も変わらずに買い続けました。

 

 今は学童に子供を預けて仕事をしている前妻。

 次男は自分と離れると、悲しくて泣いてしまう心の優しい子だから、他人に預けるのは無理という前妻の言い訳でしたが、離婚後、楽しそうに託児所で友達と遊んでいる次男を何度か見かけました。次男が云々という話しは、全て前妻の働きたくない言い訳だったのは、今更になって気が付きました。

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。