他人に言えない恋愛篇 その18、5「メイちゃん」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 連載記事となっています。

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 ヨウコちゃん(目次参照)と同時期にコム友だった女の子の中に、女子高生のメイちゃんがいました。

 彼女はフィリピン人でした。

 

 コム友になった男性からは、早い時期に会おうと言われるらしく、ほとんどがヤリモクだったり、下ネタを連発されたりして、嫌気が指していたようです。

 彼女自身がブログで、豊富な男性遍歴を書いているのが主な原因だと思いましたが、本人は気が付いていないようでした。

 

 私はこの頃、相手の女性には単に癒しを求めていただけで、セックスが主な目的では無かったので、メイちゃんから見たら、不思議で希少なタイプだったようです。

 

 最初はやさぐれたような、馬鹿にしたような口調だったメイちゃんでしたが、徐々に心を開き、優しい口調になりました。

 彼女は惚れっぽい女の子で、この頃になると鈍感な私でも、彼女に好かれているのに気がつきました。

 

 ただ彼女はメンタル面で弱い所があり、リスカ常習者でしたから、気持ちを弄んでしまって自殺でもされたらかなわないと思っていましたから、彼女とは付かず離れずの距離を保ち、こちらから好きだと言う発言はしないように気を付けていました。

 

 

 

 彼女とは二度ほど会った事があります。

 

 一度目はラーメンを食べに行きました。

 二度目は彼女の働いている所に遊びに行って、バイトが終わるのを待って、帰りにマックでご飯を食べました。

 

 女子高生だけあって、安いご飯でも文句を言わないのが良かったです(笑)

 

 

 

「私、好きになる人と付き合う人は違うと思ってるんだ」

 と告白された事もありましたが、

 

「へー、そうなのかー」

 と適当に聞き流したりしていました。

 

 

 

 月日は流れ、メイちゃんも高校を卒業し、私は単なる相談相手という体になると、当初のぶっきらぼうな、少しやさぐれたような口調に戻っていました。

 この頃になると、私も数週間に一度か、一ヶ月に一度電話をする程度になっていました。

 

 高校生の頃から、ライブチャットなどで稼いでいたメイちゃんは、より手軽にお金を入手する為に、デリヘルを始めました。

 実は高校の頃にも、ウリをしようか相談された時があり、その時は彼女も私に少なからず好意を持っていたので、

「絶対にやめた方が良い!将来絶対に後悔するよ!」

 と言う助言に聞き従いましたが、この頃になると私では、彼女の愚かな行動を思い留める事が出来ませんでした。

 

「どうしてもやるなら、俺はもうメイちゃんとの縁を切るよ」

 そう言いましたが、彼女は、

 

「別に良いよ」

 と言いました。

 私は怒って電話を切り、彼女とはそれっきりになりました。

 

 

 

 それから一年程経ってから、私は何となくメイちゃんに電話をかけました。

 

 恐らく彼女は私のアドレスを削除していたのでしょう。

「誰?」

 と言って電話に出ました。

 

 私が、以前仲良くしていたエルという者で、一緒にラーメンを食べに行ったりした事などを説明すると、

「ああ……」

 とやっと分かってくれました。

 

「まだ、デリヘルやってんの?」

 と私が聞くと、

 

「やってるよ」

 と悪びれる様子も無く、彼女は答えました。

 

「儲かるの?」

 

「私、フィリピン人だから、日本の女の子よりかなり安いよ。嫌な客多いし、強くおっぱい握られて痛い時もあるしさ」

 

「そんな思いまでして、何でやってんの?」

 

「エグザイルのコンサートに行きたいしさ、グッズとかセットアップスーツとか買いたいから」

 と彼女は答えました。

 

 唖然としました。

 そんなくだらない物の為に、自分の体を売る。

 やはり私とは相いれない考えの女の子だなと、改めて思いました。

 

 

 

 電話を切った後、彼女には二度と電話をかける事はありませんでした。

 

 彼女がまだ高校生だった時に、きちんと付き合って、真っ当な社会人になる手助けをしてあげた方が良かったのかなと考えたりしましたが、遅かれ速かれ、彼女は手っ取り早く金になる性産業に身を投じた事と思います。

 

 今頃どうしているのでしょうか?

 時折メイちゃんの事を思い出したりします。

 

 

 

 

 

※同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。