他人に言えない恋愛篇 その1「きっかけ」 | 私が不倫をした理由

私が不倫をした理由

ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 連載記事となっています。

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 SNSという言葉を、まだほとんどの人が知らなかった時期に、その走りのサイトに招待されました。

 私は、物は試しにと思い、そのサイトに登録してみました。

 

 自分の書いた他愛も無い日記を、全く知らない人が読んでくれてコメントしてくれる。この今では当たり前になったシステムに、大変感銘を受けた私は、一気にSNSにのめり込んでいきました。

 

 ただこの頃は、前妻に対して感情もありましたし、疑われたくもありませんでしたから、SNSでのやり取りを前妻に全て報告していました。

 

 前妻は、私が女性と友達になっている事が気に食わないようでしたが、別にネット上の関係だし、お互い顔も住んでいる場所も分からないのだから、安心だと説明しました。

 

 

 

 仲良くなった女性の一人に、ユキナという女子大生がいました。私は彼女の事をユッキーと呼んでいました。

 ユッキーは駄菓子が大好きで、その中でも「バナヤン馬鹿味(うまかあじ)」という駄菓子を箱買いする程好きだという日記を書いていました。

 

 

 私はその駄菓子は食べた事が無かったので、大変興味を持ち、

「美味しそう。食べたいな~」

 とコメントしました。

 

 するとユッキーは、

「良かったら郵送しましょうか?」

 と言うので、

「では、関東限定のマックスコーヒーをこちらも送るので、交換しよう!」

 と書いたら、

「では交換しましょー」

 となり、お互い住所を教え合いました。

 

 

 

 困ったのが、前妻になんと説明しようかという点です。

 事情を説明して、ユッキーにお父さんの名前で送ってもらおうかとも思いましたが、別にやましい事が無いのに、こそこそするのはどうかと思い、ユッキーには何も伝えず、そのまま送ってもらう事にしました。

 私も面倒くさい事になるのは嫌だったので、正直に説明しました。

 ユキナという女子大生と、SNSを通して仲良くなったこと。

 お互い好きなお菓子を送り合う事になったことなどです。

 

 正直にきちんと説明すれば、男女の恋愛感情などお互いに無い事を分かって貰えると思ったのです。

 

 

 

 しかし前妻にはこちらの誠意は全く伝わりませんでした。

 突然怒り出し、

「やっぱりね!なんか怪しいと思ってたんだよね。私が分からないと思って、陰でコソコソ若い子と仲良くしてさ!」

 もうこの状態になったら、何をどう説明しても分かってくれるはずがありません。

 

 ただ私も、ユッキーに恋愛感情があったわけでは無いのです。単に異性の友達とお菓子の交換をすると言うだけの事です。

 私は繰り返し繰り返し誠意を持って説明しましたが、前妻はこちらの言う事に一切耳を傾けませんでした。

 最終的に、

「そのサイトやめてよ!」

 と泣きながら言いました。

 私はやめるのは嫌だと言い、その場はうやむやなまま、話は流れました。

 

 

 

 しかしそれから数日後、ユッキーから送られてきた小包の中に、彼女が気を利かせて書いた直筆の手紙が入っていた事で、前妻の怒りは頂点に達しました。

 

 

 

 再び泣きわめき、サイトをやめろと騒ぎ立てました。

 ユッキーからの手紙は、他愛のない感謝の手紙でしたから、私はそれを前妻に見せました。

 しかし前妻の怒りは収まる様子はありません。

 

 面倒くさくなった私は、前妻の目の前で退会ボタンを押しました。

「これで満足だろ!」

 私がそう吐き捨てると、前妻は泣きやめ、無表情のままただ黙っていました。

 

 

 

 この事件があってから、私は前妻に隠れてSNSをやるようになりました。

 まだこの時は不倫をしてやろうとは思っていませんでしたが、夫婦の間に決定的な溝が出来た瞬間でした。

 不倫をするきっかけと言ったら、恐らくこの件であったと思います。 

 

 

 

 

 

※同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい→ 中傷、反論する者に答える。