そういえば、9か月になった頃に
ママからパパへ質問がありました
『フォローアップミルクっているかなあ』
息子は母乳がメインで、ときどき育児用粉ミルク
(普通の粉ミルクのこと)を使っていました。
離乳食は家ではムラがありましたが、
保育園では、こんなに食べるのというぐらい食欲旺盛でした
このときの僕の答えは
『あっ、いらないよ』だったような気がします。
フォローアップミルクは、僕らでいう牛乳と同じポジションです
牛乳は食生活の中で、カルシウムやタンパク質を
【補う】のに役立ちます
(フォローアップミルクもカルシウムやタンパク質が
多いです。牛乳にない特徴は鉄分やビタミンがあることです。
でも育児用粉ミルクにも鉄分やビタミンは入ってますよ。)
でも、他から補給できれば絶対に牛乳じゃなくてもよいし、
ごはんやおかずを食べずに牛乳のみで生活っていうのも
ないと思います。あくまで【補う】というのがポイントです
そのため、母乳や育児用粉ミルクが主食である、
離乳食の始まってない赤ちゃんに
牛乳やフォローアップミルクを使うのはまちがいです。
また、この頃は消化機能が不十分なので、
タンパク質が多いと、赤ちゃんのお腹に負担になります。
まあ、この時期で迷うことは少ないかな。
次は離乳食前期~中期(1日1-2食)は、
消化機能は以前より発達していると思います。
ただ、タンパク質が多いと、とりすぎになる可能性が
あります。
また、銅や亜鉛などは、僕ら大人でも食事から摂取しないと
いけない微量成分です。これらは、
母乳や育児用粉ミルクには入っていますが、
フォローアップミルクには入っていません。
だから、離乳が進んで、1日3回食べる頃なら、
タンパク質の1日必要量も増えて、とりすぎの心配も少なく、
離乳食から銅や亜鉛も摂取できます
だったら、牛乳でもいいのではと思うかもしれませんが、
ここで大事な、牛乳とフォローアップミルクの違いとして、
牛乳では鉄分が少ないことがポイントです
お母さんのお腹にいたときにもらった赤血球は、
生後どんどん消費されて、体も大きくなるので、
足りなくなります。
さらに離乳食前期は鉄分が少ないため、離乳食後期である
生後9か月頃に鉄欠乏性貧血になることがあります。
よって、離乳食後期以降に、
赤身の魚や肉、レバーなどを使用したり、
鉄の吸収を促進するビタミンCを果物から補給するなどして、
材料である鉄分を、食事からしっかり補給する必要があります。
このとき、離乳食がうまく進まないときや、
食事量が少ないと鉄分が足りず、貧血になります
そこで、離乳食後期の9か月以降に、
鉄分が足りてない心配があるときに、
鉄分を補うのにフォローアップミルクを使う
ときもあるという流れです
こんな時期に鉄分の少ない牛乳を、
母乳や育児用ミルクの代わりに使うのは、
鉄をますます少なくさせ、貧血になる手助けをするようなものです
そのため、牛乳は、このような鉄が少なくなりやすい時期が過ぎた、
1歳過ぎ頃からといわれていると思います。
僕が『あっ、いらない。』て答えた理由は、
離乳食の種類や量をある程度食べているから、
わざわざ、でている母乳を止めたり、育児用ミルクを
フォローアップミルクに変える必要はないと考えたからです。
ここまででも分かるように、
フォローアップミルクは離乳食完了した後の牛乳のかわりなので、
【補う】必要がなければ使わなくてもよいということです
ちなみに、ここまで丁寧にママには説明しなかったので、
明日以降に、このブログをみるように伝えようと思います
まとめるのが下手で、また長文になってスイマセン。
よければ、クリックして下さい。
↓
応援ありがとうございます。
ブログ更新の元気がでそうです。