cswsてんかんの娘の成長記録です。

自閉症スペクトラム&IQ78(境界知能)&緘黙

のため支援級(小学5年生)在籍中。

2023.1月 IQ75 療育手帳B2取得

↑続きです。


全部説明が終わったあとに

中学はどのような進路を考えていますか?

と聞かれました。


私は心理士の率直な意見を聞きたかったので、

今の心境は公立の支援級をと考えていますが、敢えて私の意見は言わず、


迷っています。

心理士さんの意見を教えて頂きたい。


と聞いてみました。


心理士さんは

「一番中学の選択に悩まれるお子さんです。


健常児の枠からははみ出てしまうけれど、支援級の枠からもはみ出てしまう。」


「知的に問題はあまりないので、特性故に習得までに時間が掛かる事柄(例えば不器用故に髪を自分で結くなど)はあると思うけれど、身辺自立や生活自立に留まらず社会的にも自立できると思うので、身辺自立だけに重きを置く環境は不適切。」


「軽度以上の知的があるお子さんには身辺自立や生活に役に立つ学習をしましょう。と言うが、〇〇(娘)さんの場合は上記だけだと進路選択が狭まってしまう。」


「今後高校を選択するときにどれだけ学力があるかで選択肢が変わる。持ち合わせている認知力からは健常児と同じように勉強をさせることが頑張らせすぎだとは思わない。」


「中学の支援級は通常級と交わらない(座学の授業に出られない)支援級が多いので…(※我が家の地域では)

そういった中学に進学するのなら、合理的配慮を学校と話し合った上で通常級にする方が良いのではないか。」


「もちろん、例えば今の小学校のように支援級にいながら、座学の全てを通常級で受けられるのであれば、支援級に身を置くのはベスト。情緒の支援が必要なのは間違いない。」


「常に下位の立ち位置にいる環境が特性的に望ましくないことは事実だが、支援級だけで過ごす学校生活では不十分なのも事実。関わる人皆から色んな意見が飛び交う発達状況だと思います。」


だそうです…


心理士の言うように

今の小学校のように

支援級に在籍しながら通常級の授業を自由に受けることができ、情緒面の支援も場合に応じてしてもらえる環境がベストだと私も思います。


上記が可能な支援級なのであれば迷わず、支援級在籍を選ぶと思う。


原則通常級に行けない支援級なのであれば、娘にはその支援級の環境だけでは不十分な環境なのかもしれないけれど、正直今の段階ではどのくらい中学の学習についていけるのかはわからない。


そして通常級に在籍するのなら事前にどんな配慮が可能なのかを学校と話し合わないといけません。

合理的配慮とは学校のできる範囲での配慮になるので、特別支援に力を入れている先生がいるかどうかでも配慮のされ方は変わります。

『合理的配慮』は一方的に学校に押し付けるものではないし、自己中心的な配慮は上手くいかない事が多いので、慎重に学校のマンパワーや意見も汲み取って決めていかないといけない。


ただ通常級に在籍するだけで良いなら簡単だけれど通常級で娘が成長できるような環境に整備するのはとても難しい。


進路選択に答えは出ませんでした。



この結果はてんかんの主治医、学校、ST、娘と関わる人全てと共有します。

心理士の助言も含めて他の支援者の意見も聞きたい。


そして今年中に、

中学の支援級の学校見学に行こうと思います。

(5年生位から見学できるはずなので)