●岩綿吸音板とジプトーンの違いはたった1つです!
2018年9月14日追記
明和工業の遠藤です。
岩綿吸音板とジプトーン、この両者のたった1つの違い、それは素材です。
岩綿吸音板⇒ロックウール
ジプトーン⇒石膏ボード
そもそも、岩綿吸音板とジプトーン、この2つは共に天井に貼る仕上材です。
皆さんが、働いている会社の営業所やオフィスの上を見上げてみて下さい。上の画像の様な模様の天井になっているはずです。
そして、それぞれの柄はこんな感じです。
これはジプトーンです。
これが岩綿吸音板です。
上の画像は同じ条件で撮られてた物では無いので、一概には言えませんが、大体ジプトーンの方が模様が大きな(粗い)作りになっています。
よく見ると両者とも同じ様な柄です、これは「トラバーチン柄」と言います。
岩綿吸音板の原料となっているロックウールとは何でしょうか?
ロックウールとは人工鉱物繊維
岩綿吸音板とは、ロックウールという素材で作られています。そのロックウールの表面を加工して板の様な形にしているのです。
ロックウールは、岩石を高温で加熱して作る人工鉱物繊維で、多孔質な性質を持ちます。
その性質のため、柔らかく折れやすいですが、音を吸収し、また不燃という特徴が有ります。
岩綿吸音板は元々アスベストが原料に用いられて来ました。あの悪名高きアスベストです。
アスベストの繊維は肺に入る悪性中皮腫というガンを引き起こします。これはアスベストの細い繊維が肺胞に突き刺さる事で発症します。
ロックウールはアスベストの代用品として、鉱物を高温で熱する事で、繊維質をアスベストより太くする事でアスベストの問題を解消しました。
岩綿吸音板は、吉野石膏のソーラトン、大建工業のダイロートン等が有ります。
ジプトーンは石膏ボード
一方ジプトーンですが、素材は石膏ボードです。
石膏ボードにトラバーチン柄のシートを貼り付けているのがジプトーンです。
なので、岩綿吸音板の持つ吸音効果は一切有りません。
ジプトーンは主に、給湯室やトイレなどによく使われているようです。以前はオフィスが全面ジプトーンと言う現場を私は何度か経験した事が有るのですが、現在はそのようなオフィスビルは見なくなりました。
ちなみに、ジプトーンとは吉野石膏の製品名です。
このように、ジプトーンと岩綿吸音板の差は明確ですが、それぞれの商品は進化しているようで、最近のジプトーンは、軽量化が図られたり柄が増えたりして取扱いもかなり楽になり、商品の幅もだいぶ広がったようです。
また、岩綿吸音板は、吸音効果だけでなく、防カビ効果や消臭効果等が追加された物も販売される様になりました。
弊社が行っている岩綿吸音板専用の塗装工法のシーリングマジックは、天井仕上げ用の岩綿吸音板はもちろん、ジプトーンの塗装も行っています。
シーリングマジックは、岩綿吸音板の吸音効果を損なわない、EPを始めとした通常のペンキ塗装とは全く違う塗装工法です。
吹き付け塗装ですが、ペンキ特有の刺激臭がゼロなので、テナント稼働中も施行が可能、エアレスによる吹き付け塗装なので、1日最大1000㎡を施行可能です(条件によります)。
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⇒岩綿吸音板の吸音効果を下げない塗装工法シーリングマジックとは?
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