前々回ご紹介したのは20歳の自分に教えたいお金のきほん。
今回は「経済」のきほん。
少し被っているところもありますが。
今回興味深かったのは「中国」の話です。
「社会主義」なのに何故あんなに経済が発達したのかは疑問
でした。
私、昔は社会主義の方がみんなが平等でいい社会なのではな
いかと考えてました。
でもいろいろ見ていると結局社会主義だって上に立つ人間が
いてその上に立つ人間が下っ端の人間から搾取しているだけ
ではないか?と思うようになりました。
それに社会主義ではやる気が削がれるというのはあると思い
ます。
真剣に働いても働かなくても収入は同じ、生活ぶりも同じで
あれば怠けようと思うのが人間の性。
本書によると中国の最高実力者鄧小平の「社会主義市場経済」
という社会主義と資本主義を合体させるという訳のわからな
い言葉によって、中国共産党の言うことを聞いていれば自由
にお金儲けをして構わないとなったそう。
これによって中国の経済は発展したのでしょうが、果たして
本当に中国の国民は幸せになったのだろうかと思ってしまい
ます。
習近平主席が打ち出したスローガン「共同富裕」。
みんなが平等に豊かになろうという意味らしいのですが、一
党独裁という体制が続く限りこのスローガンもまやかしと思
ってしまう私です。★★★