チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^


好きなジャンルはミステリー、真っ当な投資本、会計の本、
夏井いつきさんの俳句の本などです。

新書はお値段的に手頃なので好きです。

好きな作家は東野圭吾、池井戸潤、高田郁、宮部みゆきなど。


花見が好きなため春が大好き。

阪神タイガースファン。

錦織一清さんのファン。
好きな歌は少年隊。

マザーハウスの製品(バッグ、ストール、ネックレスなど)を愛用。






 

 

 

 次のNVIDIAは? 第2のTeslaは?
 10倍株、100倍株はどうすれば見つかる?
 伝説のプログラマーにして、いま最注目の投資家が明かす、 

 負けない投資術!
〈テクニカル分析〉〈ファンダメンタルズ分析〉に次ぐ、

 新たな手法〈メタトレンド分析〉とは?    

                   ーアマゾンよりー

 

 

 

 納得の行く内容でした。

 「メタトレンド」とは「メタ(高次の)」と「トレンド(流れ)」

 を組み合わせた造語。

 今後の社会構造の激変やテクノロジーの進歩などを早い段階

 でとらえて、それに則った企業に投資し、長期的な成長を狙う

 とあります。

 著者の中島さんはNVIDIAやTeslaを多くの人が目をつけていな

 い段階で選んだとのこと。

 いわゆる成長株投資なのかなとも思うのですが、成長株投資は

 先見の明がないとなかなか難しい。

 まず、どういう企業を選ぶかが難しい。

 次に買ってからもずっと持ち続けることができるかどうかとい

 うのもなかなか難しいものがあります。

 このずっと持ち続けることができるかどうかの基準として「

 推し」として長期的に応援し続けられるか」ということも書

 かれています。

 ただ時代の流れに乗りそうだからという理由だけでは何十年も

 持ち続けることができるのかということだと思います。

 「売り時」の基準もお金が必要になったとき、必要な額だけ売

 るというのも納得でした。

 そのぐらいの心持ちでいれば短期的な株価の変動に悩まされる

 こともないのではないかと思います。★★★

 

 

 

 

 

 

 

 コンサルティング会社を営む男、富澤允。彼には、650万

 円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」という裏の顔があっ

 た。ビジネスライクに「殺し」を請け負い、危なげなく仕事

 をこなす富澤だが、標的の奇妙な行動がなぜか気になり、仕

 事の度にその謎を推理してしまうー。殺し屋が解く日常の謎

 シリーズ、開幕!!           ー裏表紙よりー

 

 

 

 連作短編集。

 650万円で殺しを請け負うというのはあまりにも安く感じ

 るのは私だけ? 

 何故、650万円という料金設定なのかは本書を読んでいた

 だけばわかります。

 富澤に仕事を持ってくる友人の塚原。

 依頼人から依頼を受ける伊勢殿。

 富澤と伊勢殿は面識がなく、つまり依頼人と殺し屋の富澤は

 2人の人間を介して契約を成立させます。

 富澤は普段はきちんと仕事をしている社会人。

 それが何故殺し屋になったのかというのは説明はありません。

 漫画家の彼女もいて生活も充実していると思うのですが、何

 故殺し屋などになったのか。

 富澤と塚原は同級生で友人。

 塚原も何故こういう役割になったのかというのも言及されて

 いません。

 それに本当に人を殺しておいて捕まらないものなのだろうか

 とそのあたりも疑問としてあります。

 が、面白かったです。

 特に面白いと思ったのは「同伴者」。

 これは伊勢殿が主役。

 殺人の依頼に親子で訪れるというあり得ないシチュエーショ

 ン。

 息子が婚約詐欺に遭った女性を殺して欲しいという依頼なの

 ですが果たして‥というような話になっています。

 富澤が何故、殺し屋になったのか。

 塚原は何故、仲介屋になったのか。

 伊勢殿は何故、依頼を受けるようになったのかなどなかなか

 興味深いものがあります。

 シリーズとして4まで出ていますので読み進めたいと思いま

 す。★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 創業間もない企業ばかりでなく、業歴100年を超える企業

 まで、倒産に至るリスクは常にあります。そこに至るには

 経済環境であったり、運・不運があったり、ちょっとした

 経営判断のミスであったり、様々な要因があります。そも

 そも会社を設立した当初から「倒産」することを考える経

 営者はいません。ところがすべての企業が売り上げを伸ば

 せるわけではありません。また、業績を拡大し続けること

 も決して容易ではなく、平家物語の冒頭の一文を想起させ

 るような事例は枚挙にいとまがありません。最終的に行き

 詰まるにはそれぞれ個別の原因があります。

                   ーはじめによりー

 

 

 

 いろんな会社のいろんなパターンの倒産劇が描かれていま

 す。と、いっても本当に新聞記事のような書き方でそのと

 き経営者は何を考えていたかとかそういう記述はありませ

 ん。

 少年野球帽の老舗企業が倒産した件では、これはもう時代

 の流れとしか言いようがないと思います。 

 私の子どもの頃は大阪だったら子どもたちはほとんど阪神

 の帽子を被っていました。

 と、いうかほとんど男の子は野球帽を被っていた記憶があ

 ります。

 でも、今球場では見かけますが。普通に街を歩いていて野

 球帽を被っている子どもって見かけません。

 これは国内の野球人気が下ってきたということもあるので

 はと野球ファンの私にとっては寂しい限りですが。

 あと一般歯科、予防歯科から自由診療による矯正治療にシ

 フトした医療法人の話もあります。

 歯科とは話がズレますが、最近美容外科が大流行りですね。

 もちろん医師だってお金のために働いてはいけないという

 ことはないのですが、なんか美容外科というのは病気を治

 すというよりも‥という気がしています。

 先の自由診療による矯正治療にシフトした医療法人という

 のもそれに似た感じなのかなと思ったりします。

 儲かりはするだろうけど競争も激しいのだろうな‥そうな

 ると上手に経営しないと倒産ということになるのだなと思

 いました。

 最後に「船井電機、最期の一日」というレポートがあるの

 ですが、船井電機ってなんか前から謎の多い会社だなと思

 っていました。

 倒産に至った経緯はかなり複雑な背景があるようだとあり

 ます。

 興味ありますね。★