2.上京パチンコ編(5)
【最初から読む】
https://ameblo.jp/tencyou7777/entry-12396112976.html
立川駅からJRA場外馬券場周辺のホールにも足を運んだ。
店舗名はもはや一店舗も思い出せず、
打った機種名の記憶をおぼろげだがハネモノはスーパーブラザーズ(西陣)
参照youtube
https://www.youtube.com/watch?v=zN9crNMHpNg
キャラの雰囲気も、音楽もアレでしかない。
昔のパチンコ台にはどうみてもスターウォーズのキャラだったり、こうしたパクリもんが多く存在した。
数年後に登場するニューモンロー(西陣)もすごかった。
おっぱい丸出し。丸出しなのである!(ラウンド継続時にポロンと)
参照youtube
https://www.youtube.com/watch?v=68BvS5ZAQ7o
企業がこんなことをしても許されるような時代だったんだなあと。
単に幼稚で下品だったのか、それとも精神的に豊かな時代だったのか。
他にはセブン機であのドンスペシャルB(豊丸)も少し打った。
単発回し攻略法があるという噂を聞いたが、アホだったのでスルーして特に調べもしなかった。
また、職場の新聞専売所の面々との面白い話は他にもあるが、内容がやべえものばかりなので書けなくて申し訳ない。
皆でテレクラに行こうとなった時に、イダテンターボ好きの四国出身の先輩が白いエナメルの靴を履いてきてそのファッションセンスに戦慄したり、
配達用のスーパーカブで多摩川のモトクロスサーッキットに侵入したり、
カブのマフラーを掃除しようとしたら間違えてカブを全焼させて生まれて初めての辞表を書こうとしたり、
色々あるが深入りして記述できないのでやめておこう。
こうして18歳からの約1年間、私は立川ギャンブルシティでひどい英才教育を受けた。
新聞配達の仕事は朝2時くらいから始まる。6時までに朝刊を配り終え、一旦仮眠して夕刊を配る。
そして朝2時起きに備えて夜10時までには寝る。
集金がある時期はこのすき間時間を使って集金業務をするのだ。
自分の担当エリアが決まっているので、簡単に休んだりはできない。
ある時、高熱が1週間ほど続いた。
職場にそれを伝えても休むことは許してもらえなかった。
バカヤロウ!熱くらいで休ませられるかと怒鳴られた。
まずい、このままでは殺される。逃げないと。逃げなきゃ殺される。
わずかな荷物を抱え、朦朧としながら街から逃げだした。
2.上京パチンコ編(4)
パチンコ回想録を書き始めて7記事目となりますが、未だに平成元年、私が18歳の時の話ですw
他に遊んだパチンコはセブン機。
駅前から競輪場方面に少し出た大きな交差点にあるホールではドリームセブンXを打った。
参考youtube
https://www.youtube.com/watch?v=z6TSL4x5EL4
大当り確率1/225の台で、確変?ナイナイ。連荘?ナイナイ。
だって単なるノーマル機。地元でよく遊んだニュービックセブンもドノーマルなんですよ。
ぼけーっと打って当りを待つ。至ってシンプル。それだけで楽しかったんですよね。
その後、ついに保留玉連荘セブン機が登場し夢中になることになります。
それがフィーバレクサスV(三共)
参考youtube
https://www.youtube.com/watch?v=CgYwXK0TjuY
大当り確率1/205で、大当り終了後1回転目に連荘が発生し易い。連荘率は不明。
ちなみに朝一単発回し攻略法などの存在は全く知らなかった。
そんなある日のこと。閉店間際まで粘って奇跡の4連荘をして大逆転だと沸き立ったその時、
閉店ですよと電源OFFにされて逆転ならずで非常に残念だったことがあり、未だに根に持っている。
残念だったといえば北海道からやってきた職場の先輩。
とても面倒見の良い方で、社員寮にクーラーをつけたいと相談したら取り付けまで全部やってくれた。
ある日先輩が立川にやってきた理由を話してくれました。
人生に疲れ、北海道のとある名所で自殺を図ろうとしたそうです。
その時同じように自殺をしようとした女性に出会い、互の身の上話をして再起を図ることを決意したと。
なんて壮絶な人生なんだ。先輩すごい。
そんな過去を持ちながら人に優しい先輩を、前記事に登場した三浦くんと私は慕っていました。
が、ある日事件が起きた。
朝刊の配達を終えて部屋に戻ると荒らされており、全財産である現金4万円が消えていた。
同様に隣の三浦くんの部屋も荒らされており、私と合わせて8万円程の現金が盗難にあったのです。
田舎者の私たちは外出時でも部屋に鍵をかける習慣がなかった。
鍵をかけないことを知っていて、朝刊の配達時にいないことが分かっている人物の犯行。
それがあの優しい先輩の仕業でした。
彼は北海道から仕事をしに来ていたのではなく、北海道で詐欺を働き指名手配されており
ついに逮捕となって全てが発覚した。
自殺しようとしたが留まったという美談も全て嘘。単なる詐欺師だったのです。
盗まれたお金は戻ってきませんでした。
この時誓いました。
絶対に人は信じてはいけない。
俺はこの先、決して人を信用しない!!!
2.上京パチンコ編(3)
※今日は2記事一気に更新です
一発台を存分に楽しんだが、そればかりではお金が持たない。
ハネモノでもよく遊んだ。記憶にあるのはモンキータクシー(平和)
参考youtube
https://www.youtube.com/watch?v=UUy7-H7aWVw
職場の同僚、神戸から上京してきた同年代の三浦くんも大好きだった。
三浦くんは大当り中の継続時のメロディーに合わせて毎回毎回席を立って腰をふって踊っていた。
正直なところ恥ずかしいからやめて欲しかった。よく出禁にならなかったものだ。
三浦君くんはとにかく賑やかでゆかいな関西人だった。
初対面の時、三浦くんがボケたのに私がツッコミを入れなかった為
「ツッコメや!!!!!!」と激怒した。それが礼儀作法らしい。
おかげで手を振りながら何度も「なんでやねん!」を唱和させられた。
また行動的な三浦くんは、先に登場した四国出身のイダテンターボ好きな年上の先輩が寝坊した時に
ロケット花火をたずさえて先輩の部屋へ行き、おもむろに扉を開け(我々にはカギを閉める習慣がなかった)
奥の部屋で寝ているであろう先輩に向けてロケット花火を点火して打ち込んだ。
バンッという音が鳴り、もうもうとした煙の中から先輩が何しとんやーと寝ぼけ声でふらふらしながら登場。
笑いすぎて腹がよじれた。
が、さすがにあれは酷すぎた。決して人をロケット花火で起こさないで欲しい。(先輩本当にすみません)
三浦くんとの思い出は他にたくさんある。
職場の近くに当時一世を風靡した男性アイドルグループの○○の住居があった。
その為、職場の前にはほぼ24時間追っかけの女の子が待機していた。
少ない日は2、3人、多い日は50人程。
そこに三浦くんは目をつけた。
「ナンパしようや」
ねえちゃん茶しばきいけへんけ!とイケイケな三浦くんに追従する私。
男性アイドル○○と友達だとかなんだと適当なことを言いナンパは成功。
三浦くんと私はそれぞれ一人ずつ女性をワンルームマンションの社員寮に連れ込んだ。
彼とは隣同士の部屋だった。
私は女の子とどうでもよい雑談をしばらくして、そろそろというタイミングでいきなりドアが激しくノックされた。
何事かと開けると三浦くんが連れ込んだ女の子が泣きながら、もう帰る!と叫んでいた。
それで全ておじゃんになった。
強引に襲いかかったのか?何やってんだよ三浦くん。
他は、ある日その男性アイドル○○が家に帰って来た場面に遭遇した。
○○が帰ってきたぞ!追え!と興味本位で三浦くんと追いかけた所、○○がいた。
そんなことに○○は腹を立ててしまったのだろう。
ギャングみたいなキャップを深々とかぶり直し、沢田研二のように体をグニャグニャさせながら壁に持たれかかり言った。
「おめえらよぅ・・・○○○○って知ってっか?(暴走族名称) おめえらの店・・・つぶすぞ?」
何を言っているのだ。テレビで明るく笑顔で歌っている姿はそこにはなく、とにかくダサイ。ダサすぎる。
あくまでも芸能人のプライベートに踏み込んだ我々が悪いのだが、何か知らんけどトップアイドルって大変なんだなと思った。
二人で数々の体験を共有した三浦くんはやがて神戸に帰ることになった。
車に乗った賑やかな4人程の三浦くんの友人が迎えにきた。
三浦くんが一気に5人になった。騒がしすぎる。
嵐のようなワンボックスは神戸へと走り去った。
ハチャメチャだったけど、とにかく楽しかったよ三浦くん。
そういえば彼にパチンコの軍資金で5千円借りたままだった。
もし三浦くんがこれを見ていたら連絡して欲しい。5千円返したい。