ライターじゃない、アイドルだ -16ページ目

パチ歴30年の実戦動画

月一ペースで更新している実戦動画のご案内です。

 

パチ&スロを30年も打ってたらこんな感じになりますよってやつですね。

 

【ニコ動】

http://www.nicovideo.jp/watch/1534407855

 

【youtube】

https://www.youtube.com/watch?v=34upKUPbv8A

 

 

正直終わっているwww

 

ま、楽しくやりましょうよ。

 

娯楽ですから!

3.パチンコ攻略編(3)

【最初から読む】

https://ameblo.jp/tencyou7777/entry-12396112976.html

 

 

前記事でじいさんに雪だんごを投げつけた直後

 

投げた犯人がバレてはならないので私はさっと身を隠して悔しさに震えた。

 

そうした様々な経験をしながら、初めてのパチンコ店勤務にも慣れてきた。

 

勤務は9時~17時までの早番、16時~0時までの遅番に分かれていて、

 

早番なら勤務終了後、遅番であれば勤務前にパチンコを打ちにいくことができた。

 

もっぱら近所のA店に通った。

 

記憶がおぼろげだが設置機種は、ハネモノがぽんぽこりん(平和)、そしてもう一機種。

 

セブン機が麻雀物語(平和)、パチスロがリノ(ニイガタ電子)とコンチネンタルⅠ(瑞穂)でパチスロは共に裏返っていたと思う。

 

総台数350台程の中型店であるが、設置機種数が異常に少ない。

 

バラエティコーナーなど存在しない。これが当り前だったのだ。

 

ゆえに全部の台で遊んだが、タイトルの通りそろそろ攻略編といこう。

 

 

朝一の狙い目はパチスロのモーニング。

 

モーニングとは店側が事前にボーナス成立状態に仕込んでいる客寄せ施策の一つだ。

 

爆裂連荘するリノのモーニングにありつければ、たった1Gで大勝ちすることが可能。

 

しかしそんなに甘くはなく、この店のリノのモーニングは10台中1台くらいしか入らない。コンチネンタルⅠなら10台に3台の割合で入る。

 

開店10時の5分前に店に行き、コンチネンタルⅠの島入口に立って待機する。

 

この頃は開店時間前に遊技客を入店させても、遊技を開始しなければOKだったのだ。

 

開店1分前。周囲のライバルの配置にも気を配る。

 

セコ吉がいた。いつもモーニングだけを狙いにくるのでセコ吉とアダ名を付けた。

 

数名がコンチネンタルⅠを狙っている。スピード勝負になる。

 

軍艦マーチが鳴り響いてあおりマイクが入る。開店だ!

 

メダル貸機に千円を入れてメダルを出すような余裕はない。メダルは既に手に握り締めてある。昨日持ち帰ったメダルを。

 

椅子には座らず立ったままコンチを端から1枚掛け。

 

左からボーナス図柄をダイレクトに狙う。

 

もしくは左リールにベルを止め、中リールのベルを枠外上に狙う。滑ってテンパイしてベルが揃わなければ当りだ。

 

ベルが滑ってこなければ、次々にスライドして台移動。もたもたしていると向こうからライバルが同じ動作でやってくる。

 

来た。滑ってベルテンパイでベル非成立。お目当てのBIGボーナスを獲得する。

 

これで帰れば投資0円でお小遣いになるのだが、これまた店が対策済。

 

10時半までメダル交換出来ないのだ。

 

頼む、10時半までどうにかメダル持ってくれと願いながら打つことになる。

 

話の途中にメダル持ち込みの説明があったがこれも不正だ。

 

それを見つけられないホール従業員もどうかと思うが、本来やってはいけない。

 

 

ふと後ろに目をやると、セコ吉もモーニングにありつけたようだ。

 

しかし奴はジャンプを読んでいる。打たないでジャンプを読んで時間を潰しているのだ。

 

とんでもない奴だ。セコすぎないか?さすがはセコ吉。

 

攻略編と言いながら私も含めてセコいだけの話だった。

 

勝つ為の打ち方に開花するネタは、もう少しお待ちを。

3.パチンコ攻略編(2)

【最初から読む】

https://ameblo.jp/tencyou7777/entry-12396112976.html

 

ポルシェに乗った伊達男の店長が消えてしまった理由は不正であった。

 

真相は不明であるが、在庫のメダルを不正に計数して特殊景品を奪ったと噂で聞いた。

 

あの立派にみえる雲の上のお方のようなお人がまさか。

 

18歳の時に誓った、もう絶対に人は信じないという誓いなどとうに忘れていた。

 

 

パチンコ店の経営には重要な管理項目がある。

 

不正管理である。

 

不正に出玉を取得するいわゆるゴト師はもちろんだが、半分は内部不正の防止と早期検知である。

 

先日、パチンコ経営法人の店長職が数年間で数十億円の不正というニュースがあった。

 

スロットと体で稼ごうやの名言で世間が爆笑したアレだ。

 

内部不正は小遣い稼ぎ程度の小さいものから会社の経営自体を揺るがす巨額に至ることもある。

 

パチンコ経営においては、にっこり笑ってお客様と接しながら、来店客にゴト師がいないか、

 

内部の従業員が不正を働いていないか、徹底的に管理できなければ、それは全て通常のお客様への負担に直結し、

 

客数は減り、売上減少、そして倒産するといっても過言ではない。

 

つまり不正はパチンコユーザー、パチンコ店全てを不幸に巻き込んでしまう。

 

まったく笑えない話である。

 

 

ゴトとはいえないが、パチンコ台盤面にぶどう(複数の玉が引っかかる)ができてしまい、おまけ入賞口に玉が連続入賞して玉が出っぱなしというラッキーな事柄もある。

 

ぶどうができることは釘師の恥だ。

 

普通はお客様側が従業員を呼んで対処するものであるが、近所に住む常連のじいさんは違った。

 

従業員の目を盗み、何度もドル箱を玉計数機に流し(当時は玉流しはセルフ)およそ2万発程の出玉レシートを取得したのだ。

 

カウンター係からの報告により我々は気づいたが、既にじいさんは景品交換をした後だった。

 

もうあとの祭りだ。店側が原因の設備トラブルである為、どうすることもできない。

 

じいさんは常連なのに。明日も明後日もこれからも来る人だ。

 

それなのにひどい、ひどすぎる。それが人のすることなのか。

 

怒り心頭の私は猛ダッシュで外に飛び出した。珍しくうっすらと雪が積もった夜だった。

 

遠くに目を向けると、そこにじいさんがいた。

 

人を嘲笑うかのような背中を向けて帰ろうとしている。

 

私はおもむろに雪を手で掴んでだんごを作った。

 

じじいこのやろう!!!

 

全力でじいさんの背中に向けて雪だんごを投げつけた。

 

パスっと情けない音がして、雪だんごはじいさんの背中で弾けてはかなく消えた。