ライターじゃない、アイドルだ -13ページ目

3.パチンコ攻略編(12)

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収支帳を書き出してから3ヶ月目。

 

 

勝ち額が大きめな時はテンションが高い模様。

 

 

そして問題となるあるものを発見。

 

 

お分かり頂けたであろうか

 

 

 

この頃、設定示唆演出などは皆無、ましてや店の関係者でもないのに

 

設定を「5」と書いてあるのだ!

 

ただ出てたから5と書いてあるのだ。

 

なんということだ・・・。

 

 

その後も思い込みによる勝手な設定推測が続く。

 

 

3、4、5と細かく妄想している。

 

大した根拠もないのに。

 

 

しかし6月トータル結果は

 

 

まーこんなモンだそうだ。

 

これでは天狗になっても仕方がないというものであろう。

 

設定も透けて見えるに違いない。

 

 

そして7月。

 

 

適当ながらに月間ではプラスである。

 

来月はまじめに行くらしい。

 

 

この頃を思えば、パチンコの抽選は完全確率方式で、勝つ為に必要なのは回る台、つまりボーダーライン越えの台を打つこと。

 

それは理解しているのだが、いかせんパチスロで勝手な設定推測をしているのが困ったものだ。

 

次回もそんな収支帳の続きをさらに追っていきたいと思う。

3.パチンコ攻略編(11)

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前記事で紹介した収支帳の通り、この頃の打ち方のスタイルは

 

1.朝から動ける時はパチスロモーニングを狙う

 

2.良いと思った台を打つ

 

このような形だった。

 

特にモーニングを確実に奪取するのが肝心となる。

 

それも確実にだ。

 

その為に私は裏技を使うことになる。

 

深夜にモーニング打ち込み機を取り付けている台を見つけるのだ。

 

AM4時~5時、店の閉店作業が終わり、翌朝の開店までの無人と思われる時間を狙う。

 

店の外観はガラス張りだが、閉店後は内側からブラインドを下げてしまうので外からは様子が伺えない。

 

しかし!顔を固定してスクワットの要領で体を上下に動かすと中が見えるではないか!

 

コンチⅢの島に一部だけ電源が入ってる台が目視できる。

 

中央から3番目、7番目、9番目・・・といった具合に。

 

傍から見られたら異常者にしか見えない行動だが背に腹は代えられない。

 

金が欲しいんだこっちは。

 

そうやって深夜に確認した台を開店から狙ってモーニングを確保していた。

 

 

数日後、いつものようにモーニング狙っていた時にある事に気づいた。

 

私と同じようにピンポイントでモーニング台にありついている男がいる!

 

まるで事前に知っているかのように・・・。

 

後にその男性と会話し、同じように深夜にモーニング台を確認していたことが判明するのだが、

 

当面は彼とモーニング台の争奪戦になった。

 

さらになんと店側も対策してきた。

 

深夜に電源が入っているチェックしていたことがバレたのだろう。

 

電源は入れるがモーニングを入れないダミーを用意するようになったのだ。

 

なんて店だ!やることがセコイぞ!

 

これには参った。

 

しばらくはライバルとの争い、店側の対策との戦いながらの日々が続いた。

 

 

その時、私は数年後にこの店の店長に就任し、繁盛店にしていくことになろうとは

 

全く知る余地もないのであった。

 

 

話を収支帳に戻そう。

 

+18万円と好調なスタートを切ってからの6月。

 

 

相変わらず字が汚いのは御容赦願いたい。

 

プラスで終わった日に「トーぜん」というカタカナとひらがなのごちゃ混ぜの謎の記述が目立つ。

 

勝たなきゃダメだ。おまえは勝って当然なんだという強気の姿勢が伺える。

 

 

そして別日。

 

 

マイナスした日はこのように「バカ!」などの自身への罵声がよく見られる。

 

自分に厳しいのだ。一応。

 

 

そんな5月の最終結果。

 

 

4月勝ち額から大幅に下がっている。

 

象形文字のような妙な記述もあるが、26年後の私自身でさえ解読不可能なので見なかったことにして頂きたい。

 

 

そしてこの先、収支帳の記載にとある変化が起こる。

3.パチンコ攻略編(10)

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時は1992年。ポケベルが普及しつつある頃で携帯電話は誰も持っていない。

 

当然ながらインターネットも使っていない。

 

パチンコ・パチスロの情報入手方法は知り合いからの口コミか雑誌媒体ということになる。

 

攻略雑誌をきちんと読んだ結果、パチンコ・パチスロの抽選方法を理解した。

 

ご覧いただきたい。

 

完全確率方式を初めて知った私の行動がこれである。(本物)

 

 

メダルを10枚用意し、その内1枚をBIG、もうまた1枚をREGとして、見ないで引いた結果をグラフ化したものだ。

 

世紀の発見をした研究者よろしく、興奮しながらドヤ顔でノートに書きなぐった。

 

幼稚すぎてかなり恥ずかしい。

 

 

実はこれ、書きこまれていたのは当時の収支帳である。

 

 

26年の歳月を経て、薄汚れてしまったノートだ。

 

夜逃げをし生き延びたりしてきたので過去のものを殆ど持たない私だが、たまたまこれはずっと保管していた。

 

カッパギ帳というタイトルは、当時読んだ攻略雑誌にパチンコで稼ぐことをカッパぐと記載されており、

 

カッパぐという言葉を使った方が格好良いかなと思って命名したものである。

 

今考えると非常にダサい。

 

 

ここからはカッパギ帳を元に話を進めていこう。

 

諸事情により、お見せしたくない店名もある為、公開可能な範囲で。

 

まず1ページ目を開く。

 

 

パチンコで生活してきたとあるが、実際はパチンコ店勤務をしている。

 

俺はパチンコで勝っているんだというプライドが私をそうさせたのだろう。

 

最初の収支結果から好調である。

 

明日も同じ台は変わってないハズとあるが、何を根拠に言っているかは不明。

 

しかも出玉である回収をホール目線のOUTで表示して、投資額をINとしている。

 

ホールなのかユーザーなのかごちゃまぜだよ!

 

 

さらにページをめくる。

 

 

字が汚いわ、文章がまるでクソガキである。(円なのに17,400枚という間違った記述もあるし)

 

理論的な根拠のかけらもないが、勢いだけはとにかく凄そうだ。

 

 

そして収支帳をつけ始めた4月のトータル結果。

 

 

稼働11日間、マイナスが数日ありながら、勢いだけで4月はなんと+18万円である。

 

それでいて4/30の稼働は金がなかったとある。

 

パチンコ店勤務の給与があり、パチンコでこれだけプラスしながらどうして金がないのだ。

 

何に使っているのだ。

 

一体何をしているのだ、自分!

 

次回は収支帳の続きを恐る恐る観察していこう。