THE EVERLASTING MAZE -8ページ目

THE EVERLASTING MAZE

音楽と酒と拉麺を無限再生する勤労女子の記録

友達メロ・ノリネコ君 のボディカラーが 変化した のとは対照的に、


生まれたときから 純白 を保っているきぬごし。


(いや、「きぬごし」と命名した以上、白じゃなくなったら困る)


最近大人の世界に興味津々で、


今日はナイトショー(死語?)を見に行きたいらしい。


きぬごし(feat.ノリネコ)


き)サンバが美味しいお店知ってる?


 ほう、サンバを踊るビキニのおネエさんが見たいのか。
 ならブラジル料理店でも行ったらどうだ?


き)肉体や 男子のような サンバかな


 ええっ!おネエさんじゃなくてマッチョな男子のサンバ!?
 …新宿2丁目あたり行けば見れるんじゃないか?



私のアドバイスが正しかったのかどうかは分からないが、


新宿2丁目 のとあるゲイバーに来店したきぬごし。


お待ちかねの サンバショー が始まったようだ。


き)うひょ!


 なんだなんだ、そんなにスゴいものが見れたのか?
 やっぱりまだお前には刺激が強すぎたかもな…



翌日。


き)ぱくぱく…再来


 おいお前、一人でまた2丁目に来たのか。
 昨日よっぽどかっこいいサンバが見れたんだな。



一週間後。


き)ぱくぱく…常連


 おいっ、常連になったのかよっ!!!



その日を境に、今まで身に着けたことのない派手な服を着て


夜な夜などこかへ出掛けるようになったきぬごし。


彼が本当に ソッチに目覚めてしまった のか


未だに聞き出せないでいる…(悩)

昼間のスノボで数え切れないほどコケたので、


軽い頚椎捻挫(ムチウチ)になったのだろうと冷静に考える自分と、


「もしかしたらこの部屋に雪女が住み憑いてて、
寝てる間に私の首を締めてたんじゃないか…」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


というオカルト思考に陥りそうな自分が交錯する。


幽霊を信じない くせに、


霊的なものに対する恐怖心 は人一倍なのだ(あぁ情けない)。



とにかく、ここで豚トロ王子の気の抜けた寝顔を


眺めていても仕方ないので、


気分を変えるべく 風呂に入る ことに。


スリッパを履いて部屋のドアを開けたときも、


「ここを出たとたん痛みがなくなったら、
やっぱり中に雪女がいるってことかも…」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


と先ほどのオカルト思考が再発(ほどほどにしろよ)。



背後から誰かついて来てやしないかとビクビクしながら大浴場へ行き、


冷えた体を温めるべく湯船を目指す。


しかし、湯船に入ったとたん 首の痛みはパワーアップ し、


脳天までズキンズキンと響きだした。


「ややっ、これはヤバい!」


私は驚いてすぐに湯船を飛び出し、


首を前に曲げられないため、髪を洗うこともできないまま


大浴場を後にした(何しに行ったんだよ)。



すごすごと部屋へ戻り、冷たいウーロン茶を流し込む。


あいにく鎮痛剤は持ってきていないし、宿の従業員もみな寝静まっているので


このまま 朝まで耐える しかない。



いつの間にか意識を失い、屋根を打つ雨の音で目覚めた翌朝、


首の痛みは ウソのようにおさまっていた


ムチウチはたった数時間で完治することもあるのだろうか。


いや、そんなはずはない。やっぱりあれは……


考え出すといつまでたっても (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


が止まらないので、気を取りなおして身支度を整える。



スノボ二日目はあいにくの雨のため滑走をあきらめ(泣)、


リハビリの意味も込めて


スキー場近くの 日帰り温泉 に立ち寄り無事帰宅。



夜、風呂に入るため脱衣所で服を脱いで


鏡に映った自分の後姿を振り返って見たら、


「ななっ、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!!」


尻と太モモに ものすごい青アザ ができていた。


雪女に恐れおののき、


夜中一人で (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル していた女は、


新潟の日帰り温泉で自ら裸体をさらし、


アザ女 として名を馳せていたのだった…



雪山ピース(18禁)


↑尻と太モモに でっかい青アザ をもつ アザ女


…雪女よりはるかに恐ろしい__| ̄|○



<背脂大使のスノボデビュー秘話 完>

「ご飯食べて休むと感覚が鈍っちゃうからね~」


とは、豚トロ王子の言葉。


しかし彼は難なく板をはき、前に進んでいく。


私の体はそんなにも記憶力に乏しかったのか…



しかも悪いことに、店の前は急斜面。


「ゆっくりでいいから降りてきてみ」


と言われても、一歩間違えれば 自動販売機に激突 だ。


「ムリムリムリ、ぜぇ~ったいムリ!!」


私は 14年前のスキー教室 と同じく


安全なところまで尻ですべって降りるはめに。



「今回もまたこれで終わるのだろうか…」


というイヤな予感と焦りを感じていたら、


ふと下りのリフトに乗ってしょんぼり下山する


自分の姿が脳裏に浮かんだ。


あれこそまさに


「はい、私は挫折しました(´A`) 」


とゲレンデの皆さまに公表しているようなものではないか。


いやだ、カッコ悪すぎる。


何が何でもすべって下山するしかない。



その決意が私の 闘争本能 に一気に火をつけた。


とにかく板をはいたまますべる!


どんなにコケてもすべる!


すべってすべってすべりまくる!!



その結果、私は


「ううう、太モモ痛ってぇ~~~!!」


と叫びつつも、


木の葉落としすべり無事下山 することができた。


あぁ、魚沼の山並みも輝いて見えるではないか(悦)。


魚沼パノラマ



宿に帰って着替えを済まし、缶ビール で乾杯(またかい!)。


夕飯もとりあえず 瓶ビール で乾杯(いいかげんにせい!)。


テーブルには食べきれないほどの料理が並んだ。


他の宿泊客が


「料理出しすぎだよ!こんなに食えないよ!」


と配膳をしていたおじさん(昼間私に板とウェアを貸してくれた人)


に言うと、おじさんは


「ははは、ここに何泊かすると
みんな5キロ太って帰るんだよ~」


とニヤニヤしながら応える。


豚トロと化している腰まわりの脂肪をスノボで燃焼させても、


またここで新たな豚トロがつくというわけか(汗)。



その晩は 花火大会 があるとおじさんから聞き


部屋に戻ってワクワクしながら待っていたのだが、


一日じゅう飲んだビールのおかげでいつの間にか爆睡。


「ドド~~ン」というラスト一発の音で目が覚めたが、時すでに遅し。


風呂にも入らず爆睡アゲイン(おい、運動したんだから汗流せよ!)。



しかし午前0時。


私は ものすごい首の痛み で目が覚めた。


今までの人生で一度も経験したことのない、


首の根元をぎゅうっと締め付けられるような痛みである。


かなりの苦痛で、横になっても起き上がっても


何をしても落ち着かない。


長時間の運転とスノボで疲れきった豚トロ王子は


安らかな寝息を立てていて、起こすのがはばかられる。


「どうしよう…どうしよう」



<次回、生死を分ける最終回>

スノボ習得の第一段階は、左足のみを固定して


右足で板をこぐスケーティングの練習。


まずこれができないとリフトへも乗れないらしい。



恐る恐るのせた左足を慣れない手つきで板に固定し、


そこから右足で板をこぐ…はずだったのだが、


「ちょちょちょちょっと待って うわぁぁぁ~~~」


ドサァッッッ!!!


腰痛グキッ


勝手にすべった板は容赦なく私を雪面に叩きつけた。


ヒザをついた雪面は想像以上に固い。


「アタタタタ…」



これができるようになったら、次は第二段階。


こいだ右足を途中から板に乗せてすべる練習。


豚トロ王子はいとも簡単にやってのけるが、


スケーティングよりもコントロールがさらに難しく、私はすぐに転倒。


ドサァッッッ!!!


手袋ピンチ


「もうっ、手袋に雪入ったよ(怒)!」



そして第三段階は、豚トロ王子の手を借りながら


両足を板に固定して前にすべる練習。


「ひぃぃぃぃ こっ怖いよ~~~」


ドサァッッッ!!!


何とか前に進んで止まれるようになるまで、


ひたすらすべってはコケ、すべってはコケの繰り返し。



「よし、よくがんばった!ごほうびをやろう」


太モモの筋肉がビリビリしてきたところで


豚トロ王子から差し出されたのは、雪で冷やされた缶ビール


渇いたノドを冷たいビールが一気に潤す。


「あぁ、この一杯のために生きてるなぁ」


(おいおい、初心者のくせにしょっぱなから飲んだくれやがって…スノボをナメるんじゃねえぞ)



ビールを飲みつつ練習していると、あっという間に正午。


スケーティングも何とかできるようになったので、


リフトで山の中腹まで登り昼食をとることに。



言うまでもなく、昼食のお供も もちろん生中(おい!)。


焼肉定食(ただし豚肉)と生中をたらふく摂取してしばしグータラした後、


眠くなった目をこすりながら練習再開。



もう山の中腹まで来てしまったので、ここからは両足で滑らなくてはならない。


意気揚々と店を後にし、板をはけるところまで


スケーティングで向かおうとしたその時、


「あれ?なんかできないんだけど…」


さっきまでできていたスケーティングがなぜかできなくなってしまっている。



生中一杯で足元がおぼつかなくなるほどヤワではないのだが、


これは一体どうしたことか…



<次回、怒涛のスランプ編へ続く>

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」


川端康成の言うとおり、群馬県と新潟県の県境に位置する


関越トンネル (全長11キロ)を走り抜けると、


目の前に開けたのは 純白の大地・新潟 であった。



寒がりな私はスノボはもちろん、新潟へも初上陸。


3月も中旬に差しかかって道路には雪こそないものの、


路肩に目をやると 降り積もった雪 が地層のように重なっている。



夜中に横浜を出発して明け方現地に到着したので


宿が開くまでの間車中で仮眠をとった後、板とウェアを借りにレンタルルームへ。



「はい、こんなんでどう?」とおじさんから渡されたウェアは


メンズサイズ と見紛うほどの大きさ。


「ええっ、こっこれデカくないですか?」


するとおじさんは笑いながら


「ははは、みんなずり落ちそうなくらい

デカいの着てるよ~」


普段細身のラインの服しか着ない私にとって


ダボダボルックが当たり前なスノボカルチャーは 最初の衝撃 であった。



今回私のスノボデビューの舞台となったのは、


魚沼産コシヒカリで有名な南魚沼郡にある 石打丸山スキー場


仰いだ斜面は 初心者にとってはかなり急 だ(汗)。


石打ゲレンデ



普段まったく体を動かしていないのに、いきなりスノボなんて


ハードな運動を試みて大丈夫だろうか…


骨の髄まで豚骨スープで満たされている背脂大使の不安をよそに、


横から豚トロ王子が声をかける。


「じゃあ早速練習しよう。まず片足だけ板はいて」



言われるがまま板に左足をのせた瞬間から


もう後戻りはできなくなっていた…



(次回、涙の特訓編へつづく)