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考える道具を考える

The instrument which I think

2009年を迎えるので、
少しデザインスキンを変えてみました。
背景が黒だと、文字が段々読みにくくなっている自分を発見しました。

少し明るくして、可読性に耐えられるように、
気分転換です。

私が尊敬する評論家 吉本隆明さんは、
テレビ画面に大きな文字を映し出して文章を読んでいるとか‥。

文字は人の発明の中で、人が人を理解するための最大の貢献をしていますが、人が人を理解できないことも同時に発見してしまったという意味で、最も罪深い発明の一つだったのかもしれません。

でも、まずは、文字が見えなければ、話になりません。
このデザイン、比較的気に入っています。
渡辺明竜王vs羽生善治名人の竜王戦の戦いの模様が、
昨夜の情熱大陸(TBS)で一時間番組として放映されましたね。

羽生名人三連勝からの渡辺竜王四連勝での大逆転劇の様子が見て取れました。

勝負を分けた第四局の最後の数手のシーンは特に印象的でしたね。
ほとんど羽生名人の勝ち筋で展開された終盤、
打ち歩詰め‥という禁じ手でしか勝ちがないと発見した渡辺竜王の逆転勝利が、結果として大逆転を生んだ奇跡の一手となったようです。

その瞬間‥まさに、羽生名人が勝ちを確信して、一杯の水をほうばるわずか1分半の時間に、一分将棋となっていた渡辺竜王に閃きが生じてしまった。

  渡辺竜王のコメント
  ‥‥もし、あの時、羽生名人がすぐさま次の手を指していたら投了するつもりだった!

勝負のアヤ‥‥。

まさかの逆転劇は、水を飲むという仕草の中に潜んでいたとは‥。

勝負は下駄を履くまで分からない‥。真剣勝負の怖さが現れていた番組でした。
戦った二人に共通していた感想は、

  未だに、どうなったのか、分からない‥

でした。

平成の名勝負の代表になる戦いでしたね。
楽しみました。


今年の年末は、
テレビで一年を振りかえる報道特集の数がとても少ないような気がします。

それは、ある意味、体験したことのない金融危機が年末に向かって発生したことと、その解説そのものに映像的にインパクトが期待されないということも手伝ってのことかと推測しています。

客観的に今の状況を解説できないのであれば、
特集を組むこともできない。

だからでしょうか?
製造業での派遣労働者の解雇(正確には契約継続しない、あるいは途中での契約解除)という社会現象を取り上げて、年末を乗り越えられない現象ばかりを取り上げています。

確かに、派遣労働者は自動車業界の円高と売上不振によるリストラのターゲットになっているのは分かります。株というバーチャルな金融ゲームも不振を極め、一攫千金の夢が崩れてしまったことも要因となっているでしょう。

しかし、環境問題も含めて、日本のマスコミが発信する情報を鵜呑みにするのは、もっと危険だということも事実です。ニュース報道は、一つの断面にしかなく、それは、その反対もあるのだということ。そういう批判的なニュースの見方ができないと、自分の生き方を見失ってしまうということもあるのだということを肝に銘じておく必要があるわけですね。

鷹の眼と蟻の眼‥‥という言葉があります。

全体を空の上から客観的に見る視点(鷹の眼)と、
地上を這いつくばって実体験して見る視点(蟻の眼)との両方を持つこと。

そうして見える姿こそ、少しは客観的といえる視点なのだと思います。

自分にっとて楽しい生き方だと感じることこそ、大切にしたいものですね。


対人関係に問題を持っていると自覚する人から、
「どうしたら、必要以上に緊張せずに、人と接することができますか?」
という質問をいただきました。

「自分の事を伝えたいのですが、どうしたら伝えることができますか?」
とも問われました。


私は医療関係者でも宗教関係者でもないので、
正しくは答えられない筈‥‥と前置きして、こんな風に言いました。

「自分の事を分かってもらえないことを悲しむのではなく、
 分かってもらえるまで情熱をもって伝え続けることが大切かな‥」

そうすれば、相手は、少なくとも、伝える内容が伝わるかどうかより、
「伝えない」という気持ちがあることを
理解してくれると信じることですね。


  他人から好かれたいと思うなら、
  自分が相手を好きになることです。

  他人に自分の言い分を聞いて欲しいと思うなら、
  自分が相手の言い分を徹底して聞くことです。

そうすれば、必ず「伝わる」時がくる。

こんな風に私は信じているのですね。

   ‥‥今年も、私達の会社にたくさんの人が入社してきました。
     そして、長く勤めていただいた人が去りました。

様々な出会いがあり、別れがありました。
奇麗に去っていく人もいれば、
何も言わずに、ある日突然去っていった人もいました。

どんな出会いにも、どんな別れにも、
私は感謝する気持ちを忘れないように心掛けています。

新しい出会いには新鮮な気持ちで、
長いお付き合いには、深い感謝の気持ちで、
私の信条です。

来年も、どうか宜しくお願いいたします。


東北地方のある古都にいます。
零度以下になっている筈で、風も強く、全身で震え上がっています。

やっとのことで冬が来て、
いきなり生息困難な過酷な気候になってしまうなんて‥
やっぱり、どこか変な日本‥いや、地球ですね。

風邪をひく暇もないかもしれません。
皆様、健康にお気をつけください!