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考える道具を考える

The instrument which I think

全ての本を熟読する時間がない場合、
私は、「目次速読法」を活用します。

これは、関心のある本を積み上げておいて、
一冊ずつ「目次」をじっくりと読んで本の内容を推測し、
自分が関心のあるキーワードにフォーカスした章や節を速読するという方法です。

目次はその本の内容を如実に表す入口ですね。
だから、どんな内容が書かれているかは、
目次を読めば大体は推測がつきます。

特に、ネットで本を購入するという習慣が浸透しはじめて以来、
本の編集者は、特に目次の創り方に時間を割いているように思えます。
ネットで本を検索した場合、その本の内容の良し悪しを判断するのにコメントを読むという手もありますが、目次がしっかり書かれてある本は大体が内容も濃いといえるような気がします。書店でパラパラと本の内容を見ることができないわけですからね。

そして、こうした本の目次の創り方は、
実際に本を手にとって読む場合の読み方にも影響を与えているように思えてなりません。
だから、そこを逆手にとって、私は「目次速読法」を身につけたというわけですね。

皆様は、どんな風に本を読んでいますか?

今年のお盆。
多くの人が夏季休暇をとっている最中。
都内は静か‥‥な筈なのに、
昼間から「ガード下」飲み屋さんは大繁盛のようです。

東京・有楽町はマリオンの向かい側。
日比谷のシャンテ方向のガード下にある「一杯飲み屋」さんの集積地。
夕方からお客さんで満杯。かつては考えられなかった女性客の姿も多く見られます。
このゾーンは、定番の焼き鳥のほか、ハムフライやオムレツなどの、
昔ながらのおつまみに出会えます。

東京、新橋。機関車広場を取り巻く周辺には、
少しお洒落な居酒屋さんの隙間をぬうように、立ち飲み屋さんが軒を連ねます。
おつまみは何でも300円均一という店も多く、お客でごった返しているシーンが多いですね。

東京、浅草。伝通院通りの途中から続く飲み屋通り。
巨大な鍋に名物の牛煮込みや、キムチ入り肉鍋などをつつきながら
ホッピを飲み込んでいく一杯飲み屋通りがあります。
お昼からグイグイと威勢良く焼酎を喉に落としていくと、
多様な浅草の街が立体的に見えてくるから不思議です。

猛暑続く2008年の夏。
景気後退の足音が忍び寄ってくる今日。
ガード下の文化は、日本人の庶民の心をいまでも受け入れて
大繁盛が続いています。

    ‥でも、私は、いつも昼酒やっているわけではありませんよ。
     この暑さじゃ、仕方ありませんじゃないですか?
     暑いの暑いの飛んで行け!
 
     乾杯!

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本文はここから


19世紀の詩人シャルル・ボードレールの散文詩集「パリの憂鬱」に出逢ったのが10代の頃。
その中でも、このフレーズが今でも記憶の中に居座っていて、頭から離れない。

    「いつも酔っていなければならない。      
     一切はそこにあり、それこそが唯一の問題だ。」

若い時は誰でも、漠然とした憂鬱に悩まされる。
将来への不安であったり、失恋への恐れであったり、身近な家族との距離感であったり‥。

そんな時は、人は皆、小さな詩人となって、酔うことができる。
喉に刺激的な安酒を‥無理やり臓腑に流し込んで「酔うために酔う」。

意識が遠のくことだけを期待して「酔う」感触に溶け込もうとする。

     
     いつも酔っていなければならないと自分に言い聞かせようとする甘え?
     気がつけば、見知らぬ停車場のベンチの上で泥のような目覚め
     大切なカバンを盗まれて、財布もなくなっている

     一切はそこにない。全部盗まれた。
     突然襲ってくる喉の渇き
     水が欲しい! それこそが唯一の問題だ! ってか?


これが私の酔った挙句の、青春時代の姿だった。

     ‥そして、残念なことに、立派な大人になった今も、
      大きな変化はない‥ようだ!



フジテレビの番組取材に応じたスピード社の開発担当者は、そのインタビューで興味深い開発の秘密を明かしていた。

まずはスピード社は、NASAなどの世界的な技術者と共同で開発に当たっているという、その世界規模のスケール感に驚かされるのだが、同時に、NASAの開発プロセスの中で、現在の素材に辿り着いたのが、ランチの席での出来事だったことが明かされて、あっと思ってしまいましたね。

スピード社の開発担当者は、このランチの席であることにはっとして「気づき」ます。

 ‥‥茹でたスパゲティは水中をゆっくり落ちていくが、茹でる前の固いストレートなスパゲティの麺は、水の抵抗をうけることなくストレートに凄いスピードで落ちていく。


この瞬間が、スピード社のレーザーレーサー誕生の一瞬だったということでしたね。
このように固く、ストレートな形状で水中を泳ぐことができれば、筋肉がうける水の抵抗も最小限に留まる‥‥これがその時生まれた「仮説」だったようです。


水着が世界記録を生む。
正直言って、こういう科学的素材の有無が、五輪の勝負を決定づけるというのは面白くない話ですが、人間がどこまで早く泳げるかという興味には限界がありませんね。

勿論、全員が同じレーザーレーサーを着用して勝負すれば、結果は同じでしょう。しかし、このスパゲティからアイデアのヒントが浮かぶというのは、まさにアハ体験そのものであり、このお話しは、とても興味深いものでしたね。

    ‥常に問題意識を持っていると
     日常生活のふとした瞬間に、
     問題解決の糸口が見つかる!

この体験は、誰もが持っているものでもありますね。

さて、今日のランチは、スパゲティをいただくことにしよう!



別冊宝島
別冊宝島Study 「思考のプロに学ぶ!考える極意」(2008年7月刊)を読んだ。

考える極意!‥‥こういうタイトルが掛かっていると、どうしても購入しておきたくなってしまうのですね。神田昌典氏とトニー・ブサン氏の対談が巻頭を飾っているし、地頭の細谷功氏、コンサルタントの質問力の野口吉昭氏、ロジカルシンキングの斉藤顕一氏、おまけに大前研一さんまで‥‥と、今をときめく「思考界」の人気の作家、研究者が集まっている。

さながら、思考の博物館?

私がざっとひと読みして面白かったのは、実は、落語家の三遊亭楽太郎さんの「ロジカルシンキングで笑わせる」と題する文章でした。

   ‥その人の実力は、情報の仕入れ量と
    それを引き出す訓練で培われる

という内容。

   ‥落語家は、お客さんに
    「言葉」から「絵」を想像させます。
    でもその絵になる全てを説明はしません。
    お客さんが自分で絵を描くことができるから面白いんです!

考える事を研究している人より、
実務家や噺家などの言葉のほうが「思考界」を分かりやすく説明するというのも皮肉なことではありますが、考える極意とは、考えるプロセスは公開しないということにあるのではないかと思いましたね。

   ‥本当に考えることと、
    考える気分になることとは違う。
    考え抜くという姿勢には、
    考える道具を越えるイマジネーションがある!

これが私の感想でした。

ありがとうございました。