残暑が残る中、いよいよ今年もイチゴのパイプ水耕栽培装置をスタートさせました。
去年は序盤はから中盤の2月あたりまではまあまあ良い滑り出しをしたものの、3月あたりからアブラムシの大襲撃にあってしまったため、全体的にはまずまずの結果となりました。そこで今年はアブラムシ対策として、アブラムシが嫌うキラキラアルミシートをパイプの周りに巻きつけることにしました。
またこのシート、アブラムシ対策だけでなく、断熱効果により、日射による水温の上昇とら冬場の温度降下を多少なりとも防ぐ効果があるのではないかと期待しています。
ということで、今年の改善点を紹介したところで、今年も使う液肥の紹介です。
付属のスポイトで1ℓの水に対してA、Bそれぞれ2㏄加えるだけでとても楽に溶液を作ることができます。入手先はホームセンターなどでは売っていないので通販で購入します。だいたい2本セットで価格が1000円前後で、まるまる1シーズン使えるので割と経済的だと感じます。
そして苗の植え付けです。今年も品種はとちおとめにしました。水耕栽培では、果実が柔らかくなりがちなので、それを補うわけではないですが、身が割としっかりしているということでとちおとめにしました。味に関しても甘味と酸味のバランスが良く、一般的にもとても人気が高い品種です。
まずはホームセンターなどではポット売りの苗を買い、土を全部洗い流します。本当はここで根の殺菌消毒みたいなことをしたほうがいいのですが、やらなくてもまあなんとかなるし、めんどくさいのでサボります。
ここで少し脱線してイチゴの苗の話を少し。
ホームセンターなどでイチゴのの苗が出回る季節は、だいたい春と秋の2回で、丁度いまの季節(9月〜11月上旬)は新鮮な苗が置いてあることが多いです。
土耕栽培の場合、多くの収穫量を期待するのであれば春ではなくら秋に苗を植え付け、株をしっかり成長させて、冬を越させる必要があります。春苗に関しては、植え付けから収穫までが短いというメリットはありますが、実も小さいですし、数も少ないです。一株200〜300円しますし、肥料や土の値段とか考えると1株から1パック以上の収穫を得ないと、元をとることができません。スーパーでイチゴを買ったほうが確実に安いです。春苗の正しい使い方は、そこからランナーで子株をたくさんふやし、来年の収穫に期待することでしょう。実際、農家の方も大半が秋に定植しています。
さて、水耕栽培の場合ですが、水耕の場合は溶液の温度を調節することで、冬の間も連続して収穫することができます。うまくいけば5月頃まで収穫が続くので、早く植えれば植えるほど長い期間収穫ができるというわけです。
昨年は11月5日に定植をし、初収穫が翌年1月7日だったので、今年は昨年よりも2カ月近く早く定植した分、計算上、11月中頃に初収穫できるはずです。うまくいけばですけど。
ということで、話を戻すと、綺麗に土を洗い流したらクラウン(株元)をスポンジで挟み、半分くらい溶液で満たしたパイプに定植します。
使うスポンジは何でもいいのですが、今回は100均で売ってるごく一般的な台所用スポンジをハサミでカットしたものを使います。
定植完了
あとは育つ様子を見ながら、定期的に溶液の補充をするだけですね。
今年もどうなるか楽しみです。