大学生による本気イチゴ栽培

大学生による本気イチゴ栽培

3年ほど前から趣味で家庭菜園をやっています。
今年は初めて水耕栽培に挑戦してみようと思っています。

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ひとふさだけですがイチゴが赤く色づき始めました。
どうやらクリスマスまでにはあかくなりそうです。
他の株はまだ花盛りです。
うどん粉病が少し心配になってきました。アルミを巻いたおかげか、今の所去年苦しめられたアブラムシの発生はありません。
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1株にしか花芽がなかったのが、今ではようやくほぼ全ての株に花芽が出揃いました。溶液の消費が激しく、切らしてしまうこともありました。ランナーもだいぶ野放しになってしまっているのでそろそろ切らないといけないと思ってます。
いちご水耕栽培、2017、本日ついに第一花が開花しました。
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しかし残念な事に花芽が出て入るのはまだ1株のみで、他のはまだ花芽すら出てくる気配がありません。
いちごは気温がだいぶ下がると花芽になる細胞が形成されて、それが成長して花芽になるのですが、まだ気温が高いために多くの株でそれに至っていない状況です。なので花がたくさん咲いてくるのはもう少し後になりそうです。

そして気になる謎の不調、
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新芽があまり伸びないなと思っていたらなぜかシワシワになっていていつものツヤツヤがありません。あの裏を覗いてみると茶色く変色。ハダニか何かでしょうか、原因はよく分かりません。ちょっと心配ではありますが少し様子を見ようと思おます。

全体↓
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花芽を発見しました。
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現時点で2株。まだ小さくて普通の新芽と区別がつきにくいですが確かに花芽です。いちごの葉は大体3枚セットで出てくるのですが、花芽が出るときだけは上の写真の左上のように一枚葉とセットで出てくることが多いみたいです。
ちなみに去年始めて花芽を発見したのが11月14日なので今年は去年より約1ヶ月進行が早いことになります。
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ここまでアブラムシの発生はありませんが気温がさらに下がってくると一気に出てくるので油断できません。
ここ1週間で急に秋らしい気温になってきたような気がします。最低気温も15度前後まで冷える日も増え、山の上では雪が降る季節になりました。
さて、いちごの方ですが植え付けから1ヶ月以上がたち、葉っぱがだいぶ茂ってきており、ランナーも出てきてごちゃごちゃしています。
Before 
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そこで今日は今シーズン初めての溶液の補充(今回は10リットル)と、古い葉の整理、ランナーの摘み取りをしました。少しもったいないと思いながらも今の時期は使い道がないし、ほっておくと株に栄養がいかないのでランナーは全て摘み取ります。
そんなことをしていると葉っぱの茂みに隠れるカマキリを発見!
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様々な害虫を駆除してくれる肉食のカマキリは畑には嬉しい益虫です。
After
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各株健康な葉を3〜6枚残して病気や古くなった葉を摘み取りました。
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↑こんなのとかも広がると厄介なので見つけたら摘み取りましょう。
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今回摘み取った葉とランナー
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植え付けから数週間が経ちましたが今のところ特に目立った異常は見られず、順調です。
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朝方には去年は見られなかった葉の先端に露がつく現象(根の代謝が活発な証)が見られることも多く、出てきた新葉は何故かやたらとツヤツヤしてます。
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根の方を見ようと引っこ抜いてみると白いものが多く、去年に比べても状態が良さそうです。
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まだ30度前後まで気温が上がる暑い日もしばしばあるのですが、パイプに断熱シートを巻いた効果がでているのか、水温もほぼ一定に保たれています。
残暑が残る中、いよいよ今年もイチゴのパイプ水耕栽培装置をスタートさせました。
去年は序盤はから中盤の2月あたりまではまあまあ良い滑り出しをしたものの、3月あたりからアブラムシの大襲撃にあってしまったため、全体的にはまずまずの結果となりました。そこで今年はアブラムシ対策として、アブラムシが嫌うキラキラアルミシートをパイプの周りに巻きつけることにしました。

Before
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After
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またこのシート、アブラムシ対策だけでなく、断熱効果により、日射による水温の上昇とら冬場の温度降下を多少なりとも防ぐ効果があるのではないかと期待しています。

ということで、今年の改善点を紹介したところで、今年も使う液肥の紹介です。
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付属のスポイトで1ℓの水に対してA、Bそれぞれ2㏄加えるだけでとても楽に溶液を作ることができます。入手先はホームセンターなどでは売っていないので通販で購入します。だいたい2本セットで価格が1000円前後で、まるまる1シーズン使えるので割と経済的だと感じます。

そして苗の植え付けです。今年も品種はとちおとめにしました。水耕栽培では、果実が柔らかくなりがちなので、それを補うわけではないですが、身が割としっかりしているということでとちおとめにしました。味に関しても甘味と酸味のバランスが良く、一般的にもとても人気が高い品種です。
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まずはホームセンターなどではポット売りの苗を買い、土を全部洗い流します。本当はここで根の殺菌消毒みたいなことをしたほうがいいのですが、やらなくてもまあなんとかなるし、めんどくさいのでサボります。

ここで少し脱線してイチゴの苗の話を少し。
ホームセンターなどでイチゴのの苗が出回る季節は、だいたい春と秋の2回で、丁度いまの季節(9月〜11月上旬)は新鮮な苗が置いてあることが多いです。
土耕栽培の場合、多くの収穫量を期待するのであれば春ではなくら秋に苗を植え付け、株をしっかり成長させて、冬を越させる必要があります。春苗に関しては、植え付けから収穫までが短いというメリットはありますが、実も小さいですし、数も少ないです。一株200〜300円しますし、肥料や土の値段とか考えると1株から1パック以上の収穫を得ないと、元をとることができません。スーパーでイチゴを買ったほうが確実に安いです。春苗の正しい使い方は、そこからランナーで子株をたくさんふやし、来年の収穫に期待することでしょう。実際、農家の方も大半が秋に定植しています。
さて、水耕栽培の場合ですが、水耕の場合は溶液の温度を調節することで、冬の間も連続して収穫することができます。うまくいけば5月頃まで収穫が続くので、早く植えれば植えるほど長い期間収穫ができるというわけです。
昨年は11月5日に定植をし、初収穫が翌年1月7日だったので、今年は昨年よりも2カ月近く早く定植した分、計算上、11月中頃に初収穫できるはずです。うまくいけばですけど。

ということで、話を戻すと、綺麗に土を洗い流したらクラウン(株元)をスポンジで挟み、半分くらい溶液で満たしたパイプに定植します。
使うスポンジは何でもいいのですが、今回は100均で売ってるごく一般的な台所用スポンジをハサミでカットしたものを使います。
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定植完了
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あとは育つ様子を見ながら、定期的に溶液の補充をするだけですね。
今年もどうなるか楽しみです。


水耕栽培のイチゴの初収穫があったのが1月7日でしたが、現在も途切れることなく、まる2ヶ月収穫が続いていることになります。露地栽培だと1ヶ月程度しか収穫がないので、それに比べるとかなり長く楽しめています。14株から始まった栽培は、なぜか2株ほど枯れてしまい、現在は12株となっていますが、今も次々に新しい花芽が上がってきており、まだまだこの先も収穫が続きそうです。株も当時に比べてだいぶ大きくなり、株のスタミナもついてきているため時々なかなか食べ応えのある大きさのがとれることもあります。
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しかし、最近しばらく家を留守にして帰ってきたら、ところによってアブラムシがちょっと手に負えないことになって、少し焦っています。
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いままで暖冬だった頃から一転、月曜日に雪が降ってから数日経ちましたが、毎日気温は一桁止まりで、なかなか降った雪が溶けていません。路地栽培の方のイチゴは囲いが雪の重みで潰れてしまいました…
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一方、水耕栽培の方はというと、雪や寒さなど一切関係なく、今まで通りすくすく育っています。(枯れてしまった株もありますが)相変わらず、奥の列が元気です。
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ここのところ、取れるイチゴもやや小ぶりではありますが、形はや色は良く、味も美味しいです。
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栽培装置中の気温はおそらくそれほど高くないですが、溶液の中に熱帯魚用のヒーターが入っていることで水温は20℃以上に保たれており、ちょうど良くなっています。
そして、何より、管理がとても楽です。3日に一度くらい、咲いた花を筆でつついて受粉させる以外は、特に何もしていないのです。溶液の補充は二週間に一度くらいなので、苦ではないです。たまにアブラムシが発生して困ることはありましたが、最近は少し治まってきました。

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形はなかなかいいものが多いです。大きさは中玉くらいのものが多いです。ただ、味がやや淡白で、どうしたら美味しいイチゴができるのか、考え物ですね…